レッスンでの声かけ | 愛知県阿久比町kayaピアノ教室のブログ

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愛知県知多半島 阿久比町陽なたの丘にある ピアノ教室のブログです。

小学校一年生の担任をしたことがある。隣の学級はベテランの先生だった。その先生は、子どもへの指示の出し方がとても上手だった。下校指導をしている時、ガヤガヤしている一年生全体に「トントンパ」(←パの所で前ならえをさせる)と号令をかけて、あっという間に整列させて静かにさせていた。「静かにしなさい。」とこちらが大きな声を出さずとも子どもが聞いて動く。当時私は初めての小学校だったし、まだ独身だったので、小さい子たちへの指示の出し方ってこんな技があるんだと目から鱗だった。まさに技(テクニック)だと思った。

 

今ピアノレッスンで、「ふかまんじゅう」(ふか~と脱力する時に使う)という私が作った造語があるのだが、それもそんなところから思いついた言葉の1つだ。小さい子に「脱力して」なんて言ってもピンとこないから、ふかまんじゅう~のほうが、幾分伝わっているかなと思いながら。

 

子どもへの声かけで「言い換え言葉図鑑」なる本もある。「~しちゃダメ」と言うなら「~しよう。」という肯定的な言葉に言い換えるなど。ガミガミするから子どもが聞くなんてことはなく、子どもの心に素直に入る言葉こそが、子どもを動かす声かけなんだということを私は教育現場で学んだ。これからも、レッスンの中で子どものやる気を引き出せる声かけを意識していきたい。