カメテク♯14『雫をF5.6で』復習のお時間です!
改めまして、皆さま♯14カメテクにご参加いただきましてありがとうございました!
今回も楽しく復習していきましょう(^o^)/
まずはおさらい。
『雫』
辞書で調べると「水などの液体がしたたり落ちること」と出てきますが
今回、皆さまの思うままの雫を表現していただきました!
同じテーマでも、それぞれの感性で表現される雫!
大きく分けて
・屋外で一期一会な自然の雫
・室内で作り出した雫
いろんな作品が生まれましたね!
『F5.6』
Fは絞りの値。
絞りとはカメラに入る光の量を調節するレンズの機構で、絞りを変えることにより明るさ(光量)が変化します。
F値はレンズの明るさを示す値として用いられます。
F値が小さいほど明るく、大きいほど暗くなり
また、F値が小さいほど被写界深度(ピントの合う範囲)が浅くなりボケる範囲が大きくなり、
F値が大きいほど被写界深度が深くなり全体的にシャープな写真に仕上がります。
F5.6は一般的にボケとシャープさのバランスが取れた写真が撮れる設定といわれています。
今回の狙いはF5.6で撮影して絞りを意識すること。
絞り開放とF5.6で絞ったものの比較、さらにF16など絞り込んでの撮影との比較など
絞りによって変化するボケ量やシャッタースピード、設定によるISO感度の違いなどを感じ取っていただけたことと思います。
またボケ量に関して、雫を接近して撮った場合は、近接撮影によるボケ量の増加(被写界深度が浅くなること)が体感できたと思います。
さてさて、難しい話はこれくらいにして
『雫』!
やっぱり美しいですね〜(*´∀`)
今回は皆さまが撮った雫をカテゴリ別で一部ご紹介させていただきます!
※すべての作品は掲載できないため、私がピックアップさせていただいた写真を私なりの解説でご紹介させていただきます。
※勝手にご紹介させていただいてますので問題あればご一報くださいm(_ _)m
カテゴリ:たくさんの雫
霧吹きとスポイトの合わせ技で大小さまざまな雫を作り出し、さらにバランスよく配置されてます!
右からのライトの光が雫をより輝かせ存在感を高めていますね!
まさに自然の芸術品!
クモは嫌われがちですが、こんな美しいものを作ってくれるなら感謝ですね(^^)
背景の色遣いと周辺のボケ具合が秀逸です!
カテゴリ:大きな雫
紫陽花の上に一粒の大きな雫。
雫の位置が水面にかなり近く、ひとたび揺れたらすぐに水面に持っていかれそうなところを捉えてるのが絶妙です!
水面のリフレクションもキレイ!
紫陽花の雄しべ雌しべに雫を入れると、ガラス玉みたいに見えますね!
雫を使って他のものに例えているところがとても面白いです(^^)
カテゴリ:雫の形
雫の中にキレイに映り込んだガーベラ。
これだけでも美しいのに、雫の形が凄い!
したたり落ちそうなティアドロップ型の雫を見事に捉えてます!
カテゴリ:雫の落ちる瞬間
自分も落ちる雫は挑戦しましたが、ピントが合った真ん丸の雫を捉えることは出来ませんでした(^^ゞ
ブルーコーラルさんはストロボを使うことにより、シャッタースピードやISO感度を無理しなくても、雫を上手く捉えるというテクニックを使われています!
あと、優秀な助手さんがいることも大きいですね(*´∀`)
カテゴリ:キラキラした雫
キラッと輝く雫!
光条は絞り込まないとなかなか出ないですが、F5.6の設定で光条が出てるのは凄い!
背景の玉ボケもキレイですね〜^^
カテゴリ:色の付いた雫
色を付けた雫をタンポポの綿毛に霧吹きで付けたそうです!
たくさんの色がありとってもカラフルですね!
虹色の雫!
CDの上に乗った雫が虹色に輝いて見えますね!
CDの上と気付かせない演出がポイントですね!
カテゴリ:色の無い雫
モノクロにすることで、静寂のなか蛇口から雫が少しずつ出ていそうな様子がよく演出されてます。
「ぽちょん」という音まで聞こえてきそうですね!
シンプルだけど味わい深い。
モノクロ写真の良さがとても伝わる作品ですね!
カテゴリ:雫と髪
いつもカメテクで完成度の高い作品を発表しているりーさん。
おふざけもやってみてー!と所望したら
神対応してくれました。
(髪だけにねww)
こういった斬新な発想から新たな素晴らしい作品が生み出されるのかもしれませんね!
紹介は以上になります!
いろんな雫写真が飛び出しましたね(^^)
7月になりましたが、地域によっては梅雨真っ只中!
今回ご紹介させていただいた作品や、他の皆さまの作品(☆)を参考に、復習しながら雫写真ぜひまた撮ってみてくださいね!
そして、次回テーマは
はじめてのモノクロ写真テーマ!
色という情報をなくし、白と黒だけで表現する世界。
写真は光と影の作品と言われますが、モノクロ写真は光と影をより上手く使うことが必要となってきます。
今回は特に「光と影」を意識して撮ってみるといいかもしれませんね〜(^^)
それでは
令和カメテク向上倶楽部
♯15『彩色の世界・無彩色ノ世界』
よろしくお願いします(^o^)/