飯伏幸太が商店街やキャンプ場でケブラーダをキメてた頃が懐かしいです(笑)。飯伏幸太はプロレスラーで、D.D.Tという弱小インディー団体でデビューしながらそのたぐいまれなる身体能力で評判を得て、新日本プロレスというドメジャー団体の第一線で活躍するようになったレスラーです。怪我もあり去年から休んだりしていますが、今年は海外を主戦場に復帰すると言っております。飯伏幸太VSヨシヒコは平成の名勝負数え唄と言ってもいいのではないでしょうか(笑)。
と、イブシの話じゃないんですよ、ブシですよ、魚介ブシ。そんな魚介ブシのフィーチャーしたカップヌードル新作!といいたいところですが、昨年の今頃にいただいていました、確認して良かった(笑)。
魚介仕立てのカップヌードルカレーといえば、昔こんなものが出ていました。
確かに煮干など魚介だしのカレーでしたが、カレーの組み立てとしてはいたって王道でした。そもそも魚介だしとカレーは合うんですよ。スリランカあたりじゃカレーに日本でいうところのかつおぶしみたいなのを使いますしね。そういえば以前のカレーフェアでいただいた、アジの干物が一匹まるごと入っている和風のカレーもメチャメチャ美味しかったなぁ。そんな経緯もあり、ちょっと期待しちゃってます。
フタを開けると麺の上に粉スープ、そしてかやくの白謎肉、油揚げ、大きめのねぎ、ニンジンが割と多めに入っています。作り方はお湯を入れて3分待つだけのシンプルさ。この時点でまごうかたなきカップヌードルです(笑)。ちなみにカップヌードルカレーは一時期「混ざりにくい」事をウリにしてたほど濃厚なスープが身上ですが、こちらも同様です。ただ、他社のカップ麺はスープがカップの底に溶け残っていますが、こちらは麺の上にどろっとしたスープの固まりが乗っています。よく混ぜていただいてください。
もうお湯を入れた時点でかつおぶしの香りがぷうんとしてきます。そして食べ始めると、右も左も上も下もかつおぶしです。和風だしの風味が非常に強くて、むしろカレーが脇役ですよ。お吸い物でいえばカレーはもはや塩でしかありません(笑)。その位魚介だしの風味がど真ん中に居座っています。
具材から考えても恐らくカレー南蛮やカレーうどんがモチーフなのでしょう。そしてそれらいわゆる「蕎麦屋のカレー」の特徴はダシ、それを存分に活かそうとした組み立てなのだと思います。正直なところそれが強過ぎて、カレーなのかなんなのかさえわからなくなっちゃった感がありますが(笑)、味としては悪くありません。魚介だしカレーじゃなくて、カレー味魚介だし、の方がしっくりきます(笑)。
まあでも、この平打ち細麺を食べてると、それだけでカップヌードルの世界になっちゃうんだから、長年続けているカップヌードルブランド、さすがです(笑)。