鳥取ゴールドとは鳥取にある香味徳というお店の看板メニュー、香味徳ラーメンの事を言います、というか、その黄金色のスープの事ですね。黄金色だから"ゴールド"なんだけど、赤くしたらゴールドじゃないじゃん(笑)。例えば富山ブラックが白かったらどうです?(笑)。もはや富山"ブラック"とは呼べなくないですか?(笑)。と一応問題提起しておきますが、後でワタクシは納得する事になります(笑)。
寿がきやからは以前からこの鳥取ゴールドのカップ麺が出ていて、ワタクシも何度かいただいています。牛骨のダシといえばフランス料理のコンソメスープのように澄み切った味というイメージですが、ラーメンの世界ではそんな事はないという感覚です。近所にある牛骨ラーメンのお店は白濁したこってりしたもので、だいぶ自分のイメージとは違っていました。この鳥取ゴールドも割と油多めで味はとても濃いラーメンでした。それでもスッキリ仕上がってるのはさすが寿がきやですけどね。
そんな鳥取ゴールドが赤くなりました。チリパウダーとハバネロでスパイシーになっているって事ですね。とにかく食べてみましょう。
麺、かやくはレギュラーの鳥取ゴールドと変わらないようです。かやく先入れでお湯を入れて4分、ほぐして液体スープを入れ混ぜ、最後にスパイスを振りかけて完成です。
スープは赤いオイルが多めに浮いた刺激的な見た目です。が、赤い油の合間から見えるスープはしっかり透き通っています。原材料の並びを見ても、基本的なスープはレギュラー鳥取ゴールドとあまり変わらないようです。だから"鳥取ゴールド"の"赤"と称して何も問題ないと納得しました。
最後に入れたスパイスはクミン、コリアンダーなどの香りがビンビンに効いたチリパウダーです。唐辛子の辛さだけじゃないんですね。西葛西の卍力、スパイスラーメンの名店ですが、そちらをほうふつとさせる香りでした。
辛さは結構あります。ココイチだと5辛近くあるんじゃないでしょうか。ですが、スープ自体がスッキリしている上に単純な唐辛子の辛さではなく複雑めな香りの組み立てなので、飽きもせず苦労もせず食べきる事ができました。というか、かなりウマい。スッキリ辛いというワタクシの好みど真ん中でした。