日清 丸源ラーメン 肉そば | 趣味カップ麺、朝食オートミール、時々ミュージシャン

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カップ麺は小宇宙、カップ麺は山崎(謎)
大腸ガンに2度罹患したので、腸活のため朝はオートミール食べてます

日清 丸源ラーメン 肉そば

昨日は事情があって仕事はお休み、カップ麺もお休みしました。が、今日からまたバリバリ働いてバリバリ食います(笑)。

 

実は先週、妻の母が亡くなりまして、昨日は葬儀でした。葬儀といっても身内だけの簡単なもので、しかも火葬から納骨まで1日で済ませてしまいました。しかし簡単とはいえ情報共有もしておいた方がいいんじゃないかと思う事もあるので、別エントリで後で顛末を書きますね。そんな事より(って言い方、よくあるけど失礼だよな(笑))、カップ麺です、カップ麺のブログですからね(笑)。

 

丸源ラーメンは食べ放題の焼肉きんぐと同じグループのチェーン店です。この数年で急激に店数を増やしているイメージですね。スルーメイカーがいつも使っているスタジオの近くにもあって、ワタクシも1度だけ行っています。行ったのですが、それからリピートはしていません(^^;。何が悪いってわけじゃないんですよ、でもなんかワクワクしないというか、味以外の点で行きたい店ではなかった、って事になるかと思います。ファミレスのような大箱なのにウェイティング用の記名帳が常時出されているほど人気で、家族連れ客も非常に多いお店です。ですが多分、ラーメンを食う気分とファミレス的な接客(接客の質は高いですよ)が自分の中でマッチしない違和感があるんだと思います。

 

そもそもリハ前は、スタジオから車で5分位の場所にある、必ず行くラーメン店があるんです。西橋本の吉凛(きちりん)です。こちらの醤油ラーメン唐辛子トッピングにずっとハマっているのです。

 

昔、相模原市星が丘にキリン食堂というレトロ演出のラーメン店がありました。スタッフに知り合いでもいたのか、よくフジテレビの夕方のニュースの取材を受けていて、ワタクシ、斜に構えてみていたお店です(笑)。ある日、たまたまその店の近くで用事があり、寄ってみたんです。壁のタイルや昔の映画のポスターなど、意図的にレトロ感を演出した内外装に、「演出過多の店にウマい店はナシ」という格言通り、まったく期待していなかったのですが、そこで注文した「唐辛子そば」にハマってしまったんです(笑)。豚骨ベースの"こっくり"した醤油ラーメンで・・・"こっくり"というのはワタクシオリジナルの表現で(笑)、色が濃く決してさっぱりしたスープではないのだけど、こってりはしていない、コクがあってダシ感も濃いって味を表現する言葉を探してたら"こっくり"を見つけた、って感じです(笑)。そしてそのこっくりした醤油ラーメンに、世界で当時2番目に辛いと言われていたプリッキーヌというタイの唐辛子を刻んだやつがただ乗っているだけのラーメンです。このこっくりと激辛唐辛子の相性がバツグンだとワタクシは思いました。

 

バクテー(肉骨茶)って煮込み料理がありまして、本場東南アジアではこれにたいていニンニクと唐辛子スライスが付いてきます。ワタクシはクアラルンプールで知人にごちそうになりました。豚骨と各種スパイスで味付けられたこの煮込み料理に唐辛子をたっぷり入れた時の雰囲気に味が近かったんです。そして、似たラーメンを出す店が他にないんです。病みつきになりずっと通うようになりました。

 

しかしそのキリン食堂、借地権の関係で突然閉店してしまったんです。閉店のお知らせのポスターには、町田で「キリン食堂NEO」が開店するとの情報もあったので、ワタクシ、行きました。が、まるでアメリカンダイニングのような店舗で、ホットドッグやフライドポテト、そしてメインのラーメンはなぜか熊本ラーメンで、しかもレタスやチーズが乗ってるプログレッシブなものになっていたのです(笑)。NEOにも程がある!(笑)。その時、人って失うと二度と手に入らないものってあるんだな、と心から悲しみました(笑)。

 

NEOはあまりウケなかったようですぐ閉店し、その後何年かして、今度は自宅から割と近くに星が丘にあったのと同じ味のキリン食堂が復活しました。ワタクシは歓喜し、近くなった事もあり週一で通っていました、が、よんどころない事情で再びそのキリン食堂は閉店してしまいました。人って失うと二度と手に入らないものってあるんだな、と思ったのは人生で二度目です(笑)。会社としては復活を望んでいたようで、閉店後もずっとお店はそのままだったのですが、何年も放置されていたのでワタクシも諦め、様子を見に行くのも止めていました。

 

そしてさらに何年か経ち、ネットで情報を見つけたんです。かつてキリン食堂で修行をしていた人が新たにお店を開き、キリン食堂の味を復活させた、と。これが現在の吉凛です。ワタクシは再び歓喜し、そこで唐辛子そばと再会した時、マジで涙が出そうになりましたよ(辛かったからじゃない(笑))。そのお店、スルーメイカーで使っているスタジオの近くなので、それからはリハの前は吉凛、と心に決めている、というワケです。

 

しかしその吉凛、一時期トッピングから唐辛子が消えてしまっていました。コロナ禍があり客足も途絶え、なんとか営業を続けようとメニューを絞っているのかと思っていたんです。あの唐辛子そばがまた食べられなくなってしまった、人って失うと二度と手に入らないものってあるんだな、と思ったのは人生で三度目です(笑)。ああ、もう吉凛に行く事はないんだな、と思い、それじゃあ近くにできたあそこに行ってみるか、と丸源に行ったのはこういういきさつでした(話が長い(笑))。ちなみに唐辛子トッピングですが、タイで使われていた農薬の関係で一時輸入がストップしていた、という事情だったそうで、今はまた復活しております(笑)。

 

ちなみに以前はキッチンがクローズで話ができず、接客の店員さんも若いアルバイトばかりで、キリン食堂の"キ"の字も知らないんで、このワタクシの思いを語れないのが残念でした(笑)。今はオープンキッチンになり店主っぽい方と話もできるようになり、その思いの強さに呆れられています(笑)。

 

と、壮大に話が逸れるのがこのブログの特徴だと思っているので(笑)、悪びれもせず試食に行きましょう(笑)。

 

フタを開けると小袋が2つ、かやくと液体スープです。かやくを先入れし、お湯を入れて5分待ち、液体スープを入れて完成です。かやくは肉とネギ、そして背脂風の白い塊でした。

 

スープは油分が多く、豚骨のコクがあり、そしてショウガやニンニクのパンチもあります。その一方で、奥にまろやかさを感じる、実に完成度の高いスープでした。麺はノンフライの細麺です。ですが、ワタクシにはこの麺が好みではありませんでした。非常にツルツルしているからかスープとの馴染みが今一つで、麺の味しかしないんです。また、弾力はあるものの、噛み始めから切れるまで同じ圧力というか、プツっていう気持ちよさがなく、どちらかというと「ネチョ」って歯ごたえなんです。この食感に最後まで違和感がありました。スープの完成度は高く、パンチはあるがまろやかな感じは再現度もなかなかだと思います。麺も単独で考えれば決して質は悪くないと思うんですが、食感とスープの絡みにくさが残念でした。

 

さてその吉凛ですが、昨年夏からスルーメイカーの活動がレコーディングに集中している事もあってリハがなく、ずいぶん行けてません。まだ未発表ですが夏前にはまたライブがあるので、来現以降はまたスタジオリハも再開する事でしょう。そしたら久しぶりに吉凛の唐辛子そばを食べて、辛さに震えたいと思います(笑)。

 

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