ワタクシ、激辛好きです。学生時代のランチに通った台湾料理店の壁に貼ってあった店長直筆の色紙に記された言葉、「辛い物が好きな男は心も燃えている」に感銘を受け座右の銘にしている位です(笑)。
そのお店、今は現存していないんですが、店員が全員中国の方で、店員同士の会話は全て中国語という、今でいうガチ中華のお店でした。それが学校近くの商店街にあり、しかもランチタイムは定食が全部480円(40年位前、ファミレスの日替わりランチと同じ位の値段)、加えてご飯おかわり自由という、学生には大変ありがたいお店でした。普通、客が大勢押しかけるランチタイムだったら無難な味付けにすると思いませんか?ところがこの店、ランチタイムの看板メニュー、麻婆豆腐定食が標準でメチャ辛だったんですよ(笑)。店長がきっと辛さにこだわった信念の店だったんですね、きっと(笑)。
ところで誤解している方もいますが、激辛好きっていっても、辛けりゃ何でもいいわけじゃないんですよ(笑)。正確に言えば激辛が好きなのではなく、美味しい物が好きなだけで、それとは別に、辛い物を食べるとテンションが上がるってだけなんです(笑)。
一時期非常に流行った激辛スナック、ワタクシ、どれも好んでは食べません。だって美味しくないんだもん(笑)。カラムーチョもそんな激辛スナックのうちの一つです。そら何度かは食べてますよ。でもポテトチップスを選ぶならワタクシ、うす塩やコンソメ系の淡い味付けを好みます。なぜならジャガイモ自体が好きだからです。湖池屋だったら断然プライドポテト食塩不使用が一番ですね。だから実はカラムーチョ、あまり食べません。
そんなカラムーチョは40周年だそうです。それで去年から、カラムーチョをサラダに入れたりといった変わり種レシピを水面下で広めて、人々の深層意識に取り込もうとしていたんですね(笑)。
そして満を持して登場したのが、カップ焼きそばの雄、日清焼そばU.F.Oとのコラボです。ちなみに湖池屋、完全メシカラムーチョを出しているので、既に日清とはお付き合いがあるんでしょうね。普段あまり食べないカラムーチョですが、せっかく日清さんも食えと言っているのでいただきましょう(笑)。
ポテトチップス味のカップ麺といえば、このブログではエースコックの2種類を扱っています。どちらもカップ焼きそばとしては美味しいんですが、ポテトチップス感が全然ないという評価でした。
例によって前置きが長くなりましたので、早速調理に入りましょう。と、ここでミステイク、パッケージの写真を撮り、原材料欄を撮るのを忘れてフィルムをはがしてしまいました(笑)。しょうがないのでくしゃくしゃになったフィルムを伸ばして無理やり写真を撮りました(笑)。下の原材料欄の写真がくしゃくしゃなのはそのせいです(笑)。
このU.F.O、フタ上にカラムーチョオイルが貼付されています。かやくと粉ソースがフタの中に入っているので、これも一緒に入れればよかったと思うんですが、わざわざフタ上貼付にしたのはなぜなんでしょうかね。一回り小さい小袋だから麺の下に入りがちになるのかな?それともカラムーチョ味である事のアピールですかね。フタ上貼付って意外とコストがかかるって聞いた事がありますが、わざわざこうしているんだから理由があるはずです、教えて日清の偉い人(笑)。
さてお湯を入れて3分待ち、湯切りして前混ぜして、カラムーチョオイルと粉ソースを入れて混ぜます。いつもの事ですが、ワタクシは人生であと何回カップ焼そばを混ぜなきゃならないのかと憂鬱になります(笑)。そして最後にかやく(ポテト、ガーリック)を散らして完成です。
まず麺のコメント。U.F.Oの麺はもっちりつるつるで、ワタクシの中では非常に信頼を寄せている麺です。ソース味もいいですが、淡い塩味こそ麺の味がよく分かって美味しい、と思っています。今回も麺については何の文句もありませんよ、ってまるで文句がありそうな書き方ですが(笑)。
で、カラムーチョの風味をうまい事再現しているように思います。カラムーチョの風味って唐辛子とチキンと野菜の旨味だと思うんですよ。「ああ、確かにカラムーチョだ」と脳内に存在を思い浮かべる事ができるレベルになっていました。
辛さはココイチでいえば2辛位はあると思うんですが、ビリビリ来る感じはほとんどなく、食べ進めていくと口の中が多少ヒリヒリしてくる、そういうレベルです。辛いのが苦手な人でも問題はないかと思います。でも個人差があるので責任は取りません、と逃げておいて(笑)。
この手のコラボっていざ食べてみると原型を思い浮かべる事ができないほど乖離するもんなんですが、これがなかなかうまい事やってるんじゃないでしょうか。でもできれば粉々になったカラムーチョをトッピングして食べてみたい、なんて事も思いました。ポテトチップス工場って割れ、崩れのロスが出てると思うんですよ、ほんとそういうのをトッピングとして付けたら、コレジャナイ感はだいぶ和らぐと思うんですけどね。ライン、衛生管理とロジのコストはかかると思いますが、食品ロス解消っていうアピールもできると思うので、どこかやってみて欲しいなと思います。もっとも今の時代、それらも飼料用とかでどこかに流し、廃棄はしてないとは思いますけどね。