ワタクシ、コーンも大好きで、袋麺のサッポロ一番に普通サイズのコーン缶をまるっと全部入れて作った事がある位です(笑)。コーンの量は尋常ではなく、麺をつかもうと思っても必ずコーンの粒が二本の箸の間に入り込み麺をリフトできない(笑)。非常に食べづらい思いをした事があります。何事もほどほどが大事って事ですね(笑)。
さてみそきんではなくみそぎんです(笑)。札幌味噌ラーメンの人気店です。面白いのは札幌の本店の他は青森県、愛知県、大阪府なんですよね。先ほど食べた味噌カレー牛乳ラーメンを作ったお店は札幌味噌ラーメンを外地に広めようという意図で青森県に出店したそうなので、同じような志を持つ店でしょうか。
そんなみそぎんのカップ麺がローソン限定で登場です。ローソンといえば角田祐毅選手のチームメイトでありレッドブル昇格を賭けたライバルです。角田祐毅選手を応援する立場ですから、再度ローソンを食ってやりましょう(笑)。
フタ上の調味油をはがし熱湯4分で完成です。最近評価が低いサッポロ一番縦型、それもツルツルプラカップなので、やはりお湯を注ぐと麺が浮き上がり、麺の上部1cm位はお湯に浸かりません。4分後に確認すると、案の定麺上部は戻っていません。こういうとこなんだよなぁ。
その麺は札幌味噌ラーメンっぽく、色が黄色い中太麺です。札幌ラーメンの麺って黄色くて太くて、そしてモチモチしているイメージなのですが、こちらは黄色くて太くてもモチモチじゃないんですよね。どちらかといえばゴワゴワで、これは本来の食感なのか単に戻っていないのか判別がつきません。それが開発者が決めた味なのかどうかわからないって、商品として結構まずい事だと思うんだけどなぁ。いずれにせと食べ終わりまでゴワゴワ感は消えなかったので、戻りムラが原因というわけではなさそうです。
スープは最初、拍子が抜けるほど味が薄く、味噌ラーメンか?ってツッコミを入れるところでしたが、やはりスープが沈殿していたようです。食前、かなりしつこく混ぜたのですが、底に溶け残りがへばりついていたんでしょうね。麺をつかんで底をこするように連続15秒位混ぜたら若干スープの色が変わり、味も濃くなりショウガなどの風味も解るようになりました。ただ、それでも結構あっさり目の味なので、スープがなくなるまでこれが本来の味なのかどうか、確信を持てないまま食べ進めていました。食べ終わって見れば溶け残りは無かったので、これが本来の味なのでしょう。
みそきんやすみれ系など、こってり系のダシに香辛料なども加わりパンチがあるスープが現在の主流だと思いますが、こちらのは全体的にさっぱりしていて、香辛料もハッキリわかるのはショウガ位、シンプルというか、昔ながらの味噌ラーメンって感じでした。これはこれで悪くないと思いました。
が、それも食べ終わってからの感想です。食べている間は、麺が戻っていないんじゃないか、スープが溶け残っているんじゃないか、などとずっと心配していたわけで、そんな心境で美味しいって思えないっす。麺の戻りムラがない、とか、スープの溶け残りがないってカップ麺の基本性能としてとっても大事だと思うんですけどね。少し前までマルちゃんやエースコックなどが縦型カップの問題を抱えていましたが最近は改良され、逆にサッポロ一番にこういう不備が目立つようになっちゃいましたねぇ。開発者の意図が客に伝わらない、これって客も不幸だし、開発者も残念な気持ちになるんじゃないでしょうか。

