ただいまローソンで「テスト品フェア」ってのをやっております。その中にカップ麺もありまして、普段あまり行かないローソンに行ってまいりました。
ローソンのテスト販売といえば、2022年に出たマヌルパンが思い出されます。
その後、正式販売になったという話は聞かないので、テストの結果はNGだった、という事でしょうか?まあ、不味かったというか、何味なのかわからないようなボケた味だったので当然といえば当然でしょうが。
マヌルパンというのは韓国で流行った、クリームチーズとガーリックの効いたパンです。日本ではマリトッツオのちょっと後に非常に短期間、ピンポイントで流行ったという記事がありました(ワタクシは知らなかったが(笑))。言うなれば、スペースインベーダーの大流行を経て柳の下のドジョウを狙って出したギャラクシーウォーズみたいなものでしょうか(笑)。インベーダーにすっかり乗り遅れたワタクシ、次の時代のゲーセンのスターを目指してギャラクシーウォーズを一生懸命プレイしてそこそこ上手になったのですが全然流行らなかったという(笑)。そんな立ち位置がマヌルパンだったと思います(笑)。
この「テスト品フェア」は「ありそうであまりなかった商品」ってのがコンセプトのようですが、焼うどん味焼そばって無かったですか?(笑)。要するに醤油味の焼そばですよね、普通にあるじゃん(笑)。だから正直なところ、まったく食指が動きませんでした。ではなぜこんなものを買ってきたのか、それは、売っていたからです(笑)。
率直に言いますね。これ、「テスト販売」って名の単なるキャンペーンなんだと思うんですよ。正式販売なんて気はサラサラなくて(本当に大ヒットしたらあるかもですが)、ちょっと変で目を引く商品を期間限定で売り切る、みたいな。看板に偽りありってこういう事ですよね、って思います。
今は「プライベートブランド」なんて言葉がありますが、一番最初はダイエーあたりが始めた「ノーブランド商品」だと思うんですよ。スーパーマーケットがメーカーに依頼してオリジナルの商品を作る事です。メーカーのブランドが無いので「ノーブランド商品」。中間マージンやムダを廃して安くて良い物をってところがコンセプトだったと思います。この流れで西友系が手掛けたのが「無印良品」でした。要はノーブランドなので「無印」なわけです。
この無印良品が大ヒットしたもんで、何を思ったか無印良品は「無印良品」という名のブランドになりました(笑)。ノーブランド商品なのにブランドにしちゃったんですよ。ついでに、なんだかオシャレでプチ高級なイメージをまとって。ワタクシ、無印良品にはずっと看板に偽りあり的なイメージを抱いております(笑)。
ちなみに無印良品、色々なレトルトカレーを出していてそこそこの評価を得ているようで、ワタクシもいくつか試しましたがどれも塩気が強くて、正直美味しいと思えるものがありませんでした。その多くの製造を担っているニシキヤキッチンは親の実家に近く、親戚からお歳暮等で送っていただくのでいくつか食べていますが、そちらは塩気が強いなんて事は全くないので、これは無印良品の開発担当者の好みかなぁ、ちょっと自分には合わないなぁなんて思っております。
そんなわけでこの焼うどん味焼そば、商品名の言葉の響きだけの楽屋オチって気がしますが、買ってきて食べないわけにはいかないですし、カップ麺に罪はないので、前向きにいただきます(笑)。
フタを開けるとかやく、液体ソースとマヨネーズの3つの小袋です。かやくを入れ麺の下にもぐり込ませ、お湯を注いで3分間待ちます。湯切りして混ぜ、液体ソースを入れてさらに混ぜ、最後にマヨネーズをかけます。マヨネーズはビームではなく普通の四角い小袋なので横飛びの心配はありません。そして実食です。
ここまでさんざん悪態をついてきましたが(笑)、味自体は非常に美味しかったです(笑)。ダシ醤油のバランスが良く、マヨネーズともマッチし、そして麺がU.F.Oのようにシコシコツルツルで、焼そばとしてのクオリティはしっかり担保されていました。麺は先日いただいたカルビーポテトチップスWコンソメと原材料の並びが同じです。汎用麺かも知れません。
ただ、やはり少なくとも「ありそうであまりなかった」味ではありません、よくあるダシ醤油味の焼そばです(笑)。もしかしたら近い将来、違う名前でシレっと新発売されるかも(笑)。