マルちゃん縦型カップはどうしても買うのも食べるのも慎重になりがちです。麺の戻りムラがあったりスープが溶け残ったり。以前は、フタ上の小袋を留めている接着剤がお湯の熱でどろどろになり、フタ上で小袋を温められないといった事もありました。今は接着剤が変わってフタ上に残らなくなって、改善はされていますけど。だからマジ盛シリーズは久しぶりです。ま、マジ盛って年齢でもないし(笑)。
パッケージから勝手に二郎インスパイア系だと想像してました。ですが2分戻しの細麺ですし具にキャベツやモヤシはなく代わりにキクラゲ、てことは博多豚骨をイメージしているのかな?などと色々想像しながらお湯を入れる瞬間が好きです(笑)。
ワタクシが行くラーメン屋の中でも豚骨臭いお店がいくつかあります。ですが臭いの店の外だけで(隣に住んでたらたまったものではないが(笑))、スープ自体は臭くないってのが多いです。
さて、麺は2分戻しの細麺です。クキクキ感は若干あります。そして2分という短時間戻しの割にはクキクキ感が最後まで残ってます。一方縮れは強く、最初に混ぜて持ち上げた時にかたまりで上がって来まして、BASE PASTAを思い出して一瞬ヤバいと思いました(笑)。ですので舌触りは博多って感じではないです。
そしてスープです。「荒ぶるクサさ」と思われるフレーバーは後入れの調味オイルに仕込まれていました。確かに博多豚骨や家系で鼻にする香りっぽいです。ただ、お店の骨臭さって骨を煮て出る香りなんですよ。いわば必然性があるんですね。一方カップ麺の香りって食材由来よりも香料の調合なので、自由に骨臭くできるわけです。そう考えると、荒ぶるクサさにどんな価値があるんだろうって思いますけどね(^^;。
食前は博多ラーメンをイメージしていましたが、思っていたのと違ってました。博多豚骨と横浜家系の中間って感じかな。麺と具のキクラゲは博多豚骨って感じですが、骨臭さ、脂っこさ、しょっぱさは家系って感じです。パッケージでも博多とか家系とか一切謳ってないので、これはこれでいいと思います。
クサさは脇に置いておいたとしても、うまくまとまった味だと思います。脂っこいのが苦手な人は厳しいかも知れないけど、マジ盛は量も少し多いし、若い人にはいいのではないでしょうか。