すっかりカレーメシのファンになってしまいました(笑)。お湯を注ぐだけでカレーになる、しかも即席感のないちゃんとしたカレーになるって、すごいじゃないですか。
まだ子供の頃だったと思いますが、最初のカップライスを食べた記憶があります。確かエビピラフでした。お湯を入れて待って、お湯を捨てて蒸らす、そんな調理法だったと思います。ワタクシはピラフなんて滅多に食べられない時代だったので美味しいと思ったんですが、カップ麺に比べて高いとか、家で炊くご飯と比べて美味しくないとか、湯切りが面倒くさいとか、結局売り上げも伸びず撤退となりました。その後は電子レンジでチンする日清GoFanでカップライスに再挑戦するも、今度はまだ感覚的にレンジ調理が受け入れられないとかで再度撤退。そしてお湯を入れるだけで湯切りも要らない現在のカレーメシでやっと定着したってストーリーです。
ちなみに日清が即席ライスの開発を始めたきっかけってのが、洋食化して米余りを懸念した政治家からの相談だったってのも、今の時代から考えると面白い話ではあると思います。
カレーメシが出た時、「この手があったか!」と思いましたよ。最初のカップライスで湯切りの評判が悪かった事は知っていたので、最初からドロドロのご飯ものなら湯切りが要らないじゃないか、と感心したものでした(笑)。で、発売してすぐ1回食べてみて、意外とカレーライスじゃん、と感心しました。でも当時もワタクシ、カップ麺に夢中でしたので、それ以上カレーメシに手を出す事が無かったんです。
カレーメシに興味が沸いたのは割と最近、オーベルジーヌ監修欧風カレーでした。なかなか本格的なカレーになっていて、カレーメシ、カップメシに可能性を感じたんですね。気が付くと目新しいカレーメシ、カップメシもカップ麺同様手を出すようになっちまいました(笑)。
さあそれでこのカップヌードルカレー味です。カップヌードルやチキンラーメンのぶっこみ飯は既にあるのですが、なぜカップヌードルカレーメシがなかったのか不思議です、一番最初に思い付きそうじゃないですか。当たり前過ぎるからか、あるいはレギュラーカレーメシとの差別化が難しいからか。もしかしたら後者かも知れません。
というのは、例によってお湯を入れて5分後に混ぜ混ぜしている時、匂いはカップヌードルカレーそのものだ、と思ったんですよ。でも実際に食べてみると、あまりカップヌードルカレー感がないんです。実際にやった事はないのですが、仮にカップヌードルカレーをそのままご飯にかけても、カレーって感じにはならないような気がします。あれはあくまで、あの麺と合わせてちょうどいい仕立てになっているんだと思います。だからこのカレーメシ、匂いは寄せても味をカップヌードルカレーに寄せる事に、あえて消極的だったような気がします。
むしろ家で食べるカレーに近い味だと思いました。すごく食べ慣れたカレーって感じです。具にじゃがいもが入ってるところもそう思った理由の一つかも知れません。ただの美味しいカレーライス、これはこれですごい事のような気がしてきました(笑)。カップメシって枠の中で自由自在じゃないですか。
欧風カレーの時も思いましたが、行列がすごいとか、間借りで営業時間が短いとか、そういう敷居の高い個人店とコラボして再現カレーメシをやって欲しいなぁ。なんかそこそこちゃんと再現できそうな気がします。日清食品さん、ぜひご検討を^^。


