例えばあなたの上司がメチャメチャ仕事ができる人だとして、そんな上司が「私は神だ」なんて言い出したとしたらどうですか?付いていけますか?あるいは友達が突然「私は神・・・」などとつぶやいていたらどうですか?それってただのヤベーヤツですよね(笑)。
そんなわけで、自らを麺の神と名乗るその神経、いかがなものかとこのシリーズが登場して以来ずっと思っております(笑)。
そもそもワタクシ、明星麺神とマルちゃんQTTAはよほどストックが減らない限り買いません。なぜなら、お湯を入れれば麺が浮き戻りムラが酷かったり、スープが底に溶け残ってこびりつくなんて事がよくあってイライラするからです(笑)。ただそれは縦型カップ故の難しさで、両メーカーともどんぶり型であれば素晴らしいカップ麺をいくつも出しています。
さてそんな麺神がどんぶり型で登場です。「別格」と自ら名乗るあたり相変わらずだな、と思いますが(笑)。友達が「俺は別格だから」なんて言ったら退きますよね(笑)。「俺は別格だ」なんて言えるのは今朝51-51を達成した大谷選手位じゃないですか?(笑)。まあしかし、麺神のネガティブな感想は縦型カップだからなので、どんぶり型ならそんな弱点を克服できてるんじゃないか、そんな期待はありました。
麺は平打ちの太麺、結構縮れています。横浜家系というよりは喜多方ラーメンに近いと思います。ていうか家系じゃなくて喜多方ラーメンにしたら結構なリアリティだと思いますね。
スープは粉と液体の二種類、そしてかやくはチャーシュー、ネギ、家系なら外せないほうれん草、そしていつもワタクシを支配する海苔です(笑)。
お湯を入れて5分、麺をほぐして粉、液体のスープを投入、食べる直前に海苔3枚をどんぶりの端っこに立てかけます。
スープは以前食べた家系MAXや環2家のものより色が薄いです。味が薄いっていうのではなく、スープが白濁した感じを表現しているんじゃないでしょうかね。でも家系だったらこういう色のスープの方がワタクシは好きです。そして結構大量の脂が浮いています。
このスープ、出汁感が強く、さらにニンニクも効いたパンチがある仕上がりでした、かなりレベルは高いと思います。色から想像した通り醤油が前面に出るという事もなく、出汁と醤油のバランスが取れた感じです。大量の脂も最初は気になりますが、スープをすすっているうちに先に無くなってしまうので、あまり気になりません。
問題は麺ですね。麺をよく見ると透明感のある部分と白っぽくなってる部分が混在しています。やはり戻りムラなんだと思います。ちゃんと沸騰直後のお湯を使って時間通り戻してるんですけどねぇ。透明感のある部分はもちもちしていて、生麺っぽさは出せていると思います。ですが白っぽいところはまだ固く、コキコキした部分も残っています。麺の神を名乗っている割にはアレですねぇ、こういう基本性能はいま一つのように思います。ちなみに、ちゃんと麺が戻っていると仮定しても、家系のワシワシした食感ではありません。
そんなわけで麺の神の麺がイマイチという残念な結果でございました。スープの出来はかなりいいんですけどね。太麺って難しいですねぇ。