何年か前に卵かけご飯の変なブームが起きました。料理本とかも色々出たりしてね。でもそんな料理本に載ってるのって、ご飯に卵だけじゃなく肉や魚、野菜などが豪華に乗っていて、これって卵かけご飯?って言いたくなるレシピのオンパレードでした。「いいかい学生さん、卵かけご飯っていうのはあくまで卵がメインなんだぞ」と大声で言いたくなりました(笑)。
何より許せないのは「TKG」だと?DAIGOかっ。卵かけご飯を本当に愛する者は決してTKGみたく略さないっ(個人の見解です(笑))。
一方卵かけうどんには何の思い入れもないし、というかそんなうどんがあるなんて認識してなかったので、TKUって略がどうだとか正直どーでもいいです(笑)。そんなどーでもいいものをなぜ買ってきたのか、それは、売っていたからです(笑)。
そしてまた「卵2個買うべし」「たまご2個とまぜて旨い!」と、カップ一つで完結するはずのカップ麺に、外様食材を足せと強要してくる(笑)。これはワタクシに対する挑戦ですね。いつ何時、誰の挑戦も受けるっ!と猪木ばりに構えてみました(笑)。
んでも実際、釜玉うどんと何が違うんじゃ?とか、卵2個って・・・デロデロになるんじゃないか?とか、頭の中は"???"でいっぱいでございました。が、歳取ると頭が固くなりがち、こういう知らない世界は受け入れるに限ります。
お湯入れて5分後に湯切り、いきなり卵2個を割り入れます。よーくかき混ぜて、添付の液体ソースを混ぜ、ふりかけを掛けて頂きます。
この液体ソース、トリュフの香りがぷうんとしてきます。以前ラ王で出たとりゅふううううほどの刺激はなく、ちょうどいい香りの強さです。これに海苔とゴマの香りが加わって、カップ麺とは思えないなんとも複雑な香りでした。まずはこの香りを楽しむのが第一なんでしょうね、きっと。
そしてトリュフと卵は合います。同時に卵と海苔も合います。香りの三段活用やー、です。
卵2個は多いのではと思ったんですが、これに液体ソースが加わる事で、実によくできたトロトロな汁になりました。いきなり全卵を加えたので白身がほぐれ切っていませんが、苦手な人は予め溶いてから加えた方が良いかも。ワタクシはカップ麺を作るのに別な器を使うのは邪道だと忌み嫌っているのでやりませんが(笑)。
そんなわけで結論、非常に新しいカップ麺、いや、うどんの形です。釜玉とも全然違いますね。卵を楽しむのではなく、卵と色んな香りが混然一体となってうどんを包む、そんなうどんです。
と思ったら「たまごかけうどん」ってネーミング、合ってないなぁ、違うなぁと思います(笑)。