この質問で行政側が仕組みを作るとは考えておりませんが、まずは政治屋に対して牽制球。

議員からの照会・対応に関する応対記録表(公文書公開請求の対象)の適切な運営もチェックしていく。

 

 

質問内容:
 自治体運営は二元代表制だけではなく、議院内閣や議員が副知事になる特別職兼業モデルでもいいと考えてる。
 投票の洗礼・住民から直接付託を受けた公選職として、全体最適の意思決定、介入ならいい。職員では判断できない、価値観、未知の分野、公選職だから許される意思決定もある。従って、議員の存在は重要だ。


 しかし、国会議員事務所による融資仲介、知事によるスポーツイベント演出への口出し、職員への市会議員による不当要求など、最近は議員の行政への不適切な介入事例が散見される。
 議員が特定団体・個人と行政を仲介することや、施策に口出しすることを否定するものではない。

複雑な行政ルール・施策・事業の改善に共に解決していくことも必要だ。しかし、それは大前提として、私利私欲のためではない。善良さ・高潔さが必須である。一方で、残念ながら、邪悪な政治屋の存在も否定できない。従って、政治と行政の接点をお天道様のもとに晒して牽制する必要がある。


また、公開することで善意の取り組みがやりやすくなるのです。
私自身、議事録に記録される会議体以外では、できるだけ個別の団体・個人の名前は出すことを控え、疑義を持たれないようにしている。本当はいいサービス・技術はもっと紹介したいし、改善すべき点を議論したいのだが、非公開の場ではやりにくい思いが在職来ずーっとあった。
しかし、不適切な介入を公表する制度があれば、善意の取り組みも堂々と積極的にできるようになる。更には、志を持った職員によこしまな政治屋の仕事をさせることはモチベーション低下や倫理観の欠如につながる由々しき問題であり、職員を守るためにも必要な牽制だ。
 例えば、神戸市は市政の透明化の推進及び公正な職務執行の確保に関する条例があり、年間3万件の事例が登録されている。一方で兵庫県ではそのような制度は設けられていない。

質問:
知事公約はフルオープン。
天網恢恢疎にして漏らさず。
県会議員からの要望等を適切に記録し、 一定の基準を定めた上で、対象応対記録については 定期公開していく制度を創設すべきと考えるが、いかがか。
 

 

「県議会の議事録をどの程度まで読み込みましたか?」

 

です。

 

重要政策提言の場。

 

10テーマ106項目の提言内容を軸に議論しますが、なぜこの質問か。

 

重要政策提言は1項目100文字程度が上限。

 

知事・行政からは、「議会に指摘されんでも、やっとるがな」

 

がほとんどだし、そのレベルでないと逆に困る。

 

議員の発言は数分程度の制約で1テーマの議論すら十分できるものではない。

 

この場で個別政策の議論は表面撫でただけで終了してしまいます。

 

 

 

また、兵庫行政は未経験な新知事は様々な県政課題に早期に追いつく必要があります。

 

議会(=県民)の声や課題を網羅的・長期的・効率的に収集する方法は議事録の速読一択です。

 

本会議・予算&決算委員会では議員が練り上げた提言が盛り込まれています。

 

現職・前職問わず、先達の残してきた議論の積み重ねに敬意を表しつつ、新知事にインストールさせる必要があるのです。

 

 

・予算編成には議会の声を反映した多角的な視点を!

→斎藤知事は事業をゼロベースで見直すことを宣言。

 ぜひとも進めてほしいのですが、

 事業評価を従来の行政の視点のみでレクされると、結論は代り映えせず、刷新もままならない。

 事業は議会の議決を経ていますが、100%賛成もあれば1%賛成の事業もある。

 反対要素は得てして、議事録に発露します。

 行政の視点に+議会の声を反映させることで参画と共同の実現、的確な政策判断が実現されるのです。

 

 

・県政課題に早期に追いつけ!

幅広い県土と警察~医療~教育、突発的なコロナ対策など多様な課題。

兵庫県で行政経験がない新知事は早期に理解を深め、意思決定する必要があります。

初期は口頭のレク・議論より、議事録・計画・指針などを徹底的に読み込むほうが効率的。

 

1分間あたりの文字数:

口頭:300字

読書:600字(平均)

速読:1500字以上

 

 

他にもいろんな思いが

 

「議事録よめ」

 

の裏側には込められています。

 

会合後、政策通の先輩議員から

 

「裏側には〇〇という趣旨もあるやろ?」

 

とズバリ指摘されてしまいました。

 

こちらの意図をきっちりと把握してくれる存在はありがたいですが、

 

あの空間には3割いればいいとこか。

 

 

それにしても議員の発言や委員会答弁を聞いてると、

 

「議事録読んで、過去の議論の経緯を把握したうえで発言されてますか?」

 

と聞きたくなることが多くあります。

 

僕が初当選時は、本会議・特別委員会の議事録は8年分程度は読み込んだうえで、議会に臨んだものですが。

 

「最近の若い奴は。。。」

 

と言いたくなるのは僕も年をとったのだろうか。

   

 

 

 

 

 

 

toB(法人) toC(個人)

ときて

toG(公共・行政・NPO)

 

 

兵庫県は次期ベンチャーファンドを企画中です。

 

基本は反対。

 

なぜなら、民間のVC投資は10年で5倍増。

2009年  893憶

2018年 4481憶

独立系VCや事業会社CVC、大学VCなど投資主体は百花繚乱。


また、関西にはVCが少ないので、在阪VBは資金調達で劣後するというのは、

日本VCがイスラエルやアフリカに投資する時代には、単なる甘え。

 

行政が先導的にVCファンドを設置する時代は終わりました。

 

事業承継ファンドならありなのですが、それも興味がなさそう。

 

 

 

 

ということでPlanBでtoGベンチャーファンドを提案。

 

ピッチ・投資委員会には県の部局長・副市長級が参加し、直接プロダクトをプレゼン可能!

 

 

・VBには意思決定者への営業機会

 

・行政には先進技術・サービスの検討機会

・県民には県民サービスの向上

 

を提供します。

 

インテルはいってる。

 

ならぬ

 

toGファンドはいってる。

 

で投資を受けたVBには横並び主義の自治体営業に追い風を吹かせる。

 

 

メリットは、

・VCとしてエッジ

今やcash is trash

いいVBには金があるから投資できるわけではありません。

経営支援や事業連携など金以外のメリットを出さなければVB投資できません。

頭が固い&ハードル高い→営業ムズイ

そんな自治体ターゲットのVBにとって、部局長・市長に直接・一同に提案できる絶好の機会。

 

・自治体にイノベーション

現場トップである課長と話しても、当該分野への知見不足・俯瞰的思考・長期的視点の欠如を感じることが多い。

先進的、県民サービス向上につながる技術を提案されても、課長で判断できるのか?

疑問を持っています。

ピッチや新サービスの導入を通じて、行政に新しい思考・技術をインストールしたい。

 

・医療産業都市の強化

神戸は日本有数の医療企業が集積しています。

補助金以外で医療系VB誘致を進めるためには、県立・市立病院(高度・急性期)の協力で

治験を支援することが重要。

県民には最先端の医療サービスを提供することにもつながります。

 

 

行政向けサービスを提供する企業は多い。

 

上場企業だと、

ドーン:動画110番システムを兵庫県警に提供

 

ホープ:自治体広報とジェネリック電力供給

 

 

未上場のVBでは、

グラファー:自治体DX

T-ICU  :遠隔ICU

Spectee:防災・危機管理Saas

などなど面白い技術が盛りだくさん。

 

国連UNOPS×自治体ピッチ×医療産業都市

 

面白いエコシステムできそうな予感。

 

行政は民間向けピッチコンテストを支援してる場合じゃない。

 

行政が一番遅れてるんだから。

 

関西広域連合でピッチできれば、関西圏の知事・政令市長おさえれるのでよきかな