それでは再見また会う日までぇ~と船を離れて南通へ。
張家港から南通は対岸にあるので橋を渡ったよ。
渡賃38元ってことは約800円。東京湾アクアラインと一緒?(昔高かったよねぇ)
そうか、長江は東京湾と一緒か・・・。渡るのにかかった時間も一緒くらいだったけども。
1時間くらいで南通に着いた。
いきなりホテルに連れてこられたので、ん?まず荷物おくためにチェックインするのかな?って思ったら、
今日は仕事ありません、と。
いやいや、うちのスタッフと打ち合わせしなきゃいけないんだからさ、ドック行って!って頼んだよ。
そしたら、どこかと何やら話して、え~、もう船の仕事が終わるので、スタッフがこっちに来ます、と。
んじゃ待ってるかね、ってフロントでパソコン開いて仕事してたわけ。
そしたら別の人が来て、さ~ドック行くよ!と。ん??なんだなんだ?
まあ、行くっていうのなら、行くかね。と。
これがねぇ、ホテルの近所からドックのガントリー(クレーン)見えてたんだけど、
このドック、この一帯あっちこっちにあるんだね?
華庭園みたいなところを走り抜けて20分くらいかけて、畑のど真ん中みたいなところにあるドックに到着。
船がポツンと。そりゃそうだよな、周り何もないもん。
ともあれスタッフ(船舶管理部長)と話したら、試運転終了してから、何もかもがめちゃくちゃだと。
予定は出てこないし、残燃料の協定書も、ドックの人間がコピー持ってくるっていったきり、無の礫だと。
おまけに仕事終わった、って全員帰っちゃって(午後3時だけども)、しょうがないので車呼んだけど、1時間たっても来ないと。
ん~、THEチウゴク!
ともあれ状況わかったので、試運転から来てる船長たちだけ、こぐの乗ってきた車に乗せてホテルに舞い戻り。
ん~、さすが乗組員用のドック宿舎(のホテル)だねぇ。これたぶん星2つとかだねぇ。
こぐ、監督用のホテルに泊まれるんだけど、乗組員のアテンドや、彼ら自身を周知するために乗組員と一緒の宿舎に泊まることにしてんの。
船員担当部署としては、同じもの食べて、同じ生活をするってことが大事なのね。
1階にコンビにあるのが嬉しいな。(笑)
部屋はまあまあだったよ。
テレビの代わりにプロジェクターだったけど、基本見ないしね。
wi-fiは相変わらずメールしか見れないから、SIM使ったテザリングが頼り。
ん?冷蔵庫がないぞ?ってフロント降りて行って、フロアで教養の冷蔵庫とかあるの?って聞いたら、
あ~ないよ。こっちの人は冷たいものあまり飲まないよって。
確かにどんなに暑くても熱いお茶出されるもんなぁ。ビールは基本冷えてないし。
んが、日本人としては冷たいビールがいいのだ!(こっちのワインは口に合わないし)
あ~、そこ使っていいよ、っていわれたのがこれ。
売店のショーケースですね。これ、ありなん?フロントの人毎日変わるじゃん?
こぐ、そのたびに断らなきゃいけないじゃん?
ともあれ、最下段に入れさせてもらったけども。。。。
スーパーに行って、乗組員用にコーヒーとかおやつ買ってきた。
歩いて10分くらい。
ホテルのスタッフもだけど、張家港以上に、壊滅的に英語が通じない上に、なんと上海語も通じないのよ。。。どうすりゃいいの。。。
↑冷蔵庫使わせてもらうんだって、筆談でさんざん苦労した結果、だからね。
この時ばかりは、こぐ父が漢文専攻(と国学だったか?)の人で良かったと思ったわ。
なんとかかんとか漢字で文章掛けるもんね。けどね、この国は台湾と違って簡体字(ピンイン)なんだよね…。
こぐ、さすがに簡体字は書けないんだよね。。。
(携帯電話が手机、電話が申活っていうあれですね)
まあ、何とかするしかないわけなんだけども。こうやっていろんな国で言葉を覚えてきたんだよなぁ。
ともあれ今日からこっちの業務開始。
管理部長はこぐと交代して朝の飛行機で帰国するわけで、このめちゃくちゃな状態、まず把握するのが先だなぁ。是正できればいいけどなぁ。
若手航海士一人(若潮寮出身者)置いていかれるんで(勉強のため)、彼も教えなきゃいけないしなぁ。
まあ、頑張ってみるしかないな。
残りの乗組員も全員昨夕到着したから、みんなでなんとかやるわ。




