■独車(どくしゃ)とは?
変換されない造語なのですが、入社してから教習期間を経て指導運転士の添乗期間が終わり、一人で乗務するようになる事をいいます。
■回想するに至った動機
独車になって一年経過した事を期にバス屋人生の一部分を振り返ってみようという事で…
■回想
そもそも富蔵の場合はバス会社に就職するまでがとても苦労しました。何社も受けましたが、ことごとく不採用の連続。自分にはバス運転士になる適性が無いと諦めかけさえしました。コレで最後にしよう!コレで駄目だったら諦めて何かしらの仕事で正社員として働こう…と言わば最後の挑戦で内定を頂きました。
たくさん書きたい事もあるのですが、今回は入社して教習時代から独車までを振り返ってみようと思います。
大型二種免許こそ取得済みではありますが、慣れない大型バスの運転は大変でした。乗用車とは異なる事があまりにも多くて…。教習期間中に指導運転士からは叱咤激励の嵐…。
「視野が狭い!」
「ケツの振り出しを確認してない!」
「(後退時は)窓から顔出せ!」
「停止時の車間が狭い!」
「速度に目が追い付いていない!」
「停留所を見落とすな!」
「バイクや自転車を抜かしたら必ずミラーで追え!」
「ミラーは二度見しろ!」
「物を載せるんじゃない!人を乗せる運転をしろ!」
「今日から運転『手』じゃない!運転『士』なんだ!」
「君の運転は“大型一種”なんだよ!」
等など、書ききれないくらい…凹みましたよ…えぇ、そりゃもう…。
「やれば出来るじゃないか!」
「視野が広がったね!」
「その調子で頑張れ!」
「時間で(定刻通り)走れるようになったな!」
怒られた回数より褒められた回数は少ないけど、嬉しかったでした。
教習中の詳しい内容は旧ブログを参照していただけると分かりやすいかと思いますが、本当に大変でした。
そんなこんなで晴れて独車!
お客様を安全・快適・迅速に輸送します!