おはようございます。
ゲストハウス愚狂庵の庵主 たけちゃんは英語が堪能。
そもそも幼少期時代にはアメリカで育ったので。。
下記はたけちゃんが翻訳して記事にした貴重なもの。
今後も色々なもの(主にクリヤヨガ関連)を翻訳して
いく予定です。
”Saint Arunagirinathar(アルナーチャラの聖者)”
15世紀にティルヴァンナマライ(南インド)で生まれ、人生のほとんどをそこで過ごしました。彼の母親はMuthammaという名の売春婦でした。父親は、生まれてからすぐに亡くなったため、母親と姉のAdhiによって育てられました。
二人は、Arunagiriに宗教的な伝統や文化について教えました。彼も優秀だったため経典の勉強を行うほどになりましたが次第に興味が違うことに移っていきます。
彼は大人になっていくにつれてほとんどの時間を売春宿で過ごす様になります。売春婦と一緒にいることが彼にとっては一番よかった様です。母親が亡くなり、色々なものを受け継ぎましたが、それもほとんどは売春宿に行くためのお金にかえられるほどでした。
Arunagiriの姉Adhiは弟をとても愛していました。その愛情を逆手にとってArunagiriは彼女の宝石や持ち物を手放すよう説得します。これも、自分の売春宿に行きたいという欲を満たすためでした。
この様な生活を何年も続けます。しかし、年をとるにつれて彼は病気(ハンセン病という説)になってしまい、ほとんどの売春婦が彼を避ける様になりました。
彼にとって大きな転機が訪れます。何と姉の財産を全て使い果たしてしまったのです。
そうとは知らずArunagiriはいつもの様に姉にお金を要求します。姉の持ち物はその時きている衣服だけでした。姉は何も残っていないと伝えました。
しかし、彼女は弟を愛していました。そして、彼をサポートしたいと思っていました。そこで、彼女は自分の体を差し出します。
『あなたの性的な欲求が満たされないなら、どうか私の体を使って満たしてください。私だって女ですから』と。
この言葉を聞いた時Arunagiriは大変なショックを受け自分を恥じます。
そして、今までのことを振り返り、自分は神様に大して大変な罪を犯していたと結論づけます。
あまりにも自分が恥ずかしいため、生きているのが辛くなりArunachaleswarar寺院の楼門から飛び降り自殺することにしました。
塔を登り、そしていまにも飛び降りるというときに何とムルガン神が彼の前に現れます(Arunagiriが飛び降り地面に当たる直前にムルガン神によって救われたという話もあります)。
ムルガン神。シヴァ神の次男。スカンダが別名。軍神。日本名、韋駄天、鳩摩羅天。
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