フードバンクISE こども&オジーオバー食堂 情報公開請求の報告 | 元極道の僧侶+整体師 玄龍

元極道の僧侶+整体師 玄龍

三重県伊勢市 整体道場 愚狂庵
薬に頼るのは嫌い。病院の検査で異常なしだったが
辛い症状がある。
一度、整体をしてみませんか?
気の力で導く痛みの少ない整体。

~健康で美しく元気な体を~
諦めかけていた症状の最後の砦
当院の整体はこんな方にオススメです。

こんにちわ。玄龍です。

 

いやはや台風がまた発生して沖縄が現在暴風域らしいですね~

 

私の一番の末っ子であるチビちゃんが朝からLINEで報告してくれています。

(しかもシツコイくらい)

 

読者の皆様も台風対策はどうぞ万全にお願いします。

 

さて先日もお知らせしましたが私は伊勢市内(特に庵から近い宇治山田地域)の

 

進修小学校と五十鈴川中学校を対象に情報公開を実施しました。

(伊勢市内全域にしないのは手が届く範囲の場所を優先に徹底して支援活動したいという方針から)


情報公開請求の結果は伊勢市教育委員会が対応してくれました。

(とても真摯で誠実な対応でした)

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情報公開というのは行政文書を市民や国民であれば誰でも開示請求できるシステムです。

 

行政文書というのは国民の「知る権利」の権利として行使することが可能なのです。

 

だから統計的なデーターを取得するためには必要不可欠なものでもあります。

 

というのも、やはり行政側も含めて「臭いものには蓋をしたい」という人間心理が誰でも存在するし

特に行政組織というのは、その傾向が強いことがあると思います。

 

それで今回の独自調査では下記のことが判明しました。

その調査結果をここで報告します。

この情報公開した行政文書も1枚コピー10円という経費で取得しています。

支援者の支援金から負担させて頂いております。


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進修小学校 平成28年度 長期欠席児童生徒報告書

連続して30日以上の欠席数

該当なし

断続して30日以上の欠席数

1名 理由 事故欠

 

進修小学校 平成29年度 長期欠席児童生徒報告書

連続・断続共に

該当なし

 

五十鈴川中学校 平成29年度 長期欠席児童生徒報告書

 

連続して30日以上の欠席数

8名 (体調不良1名、フリースクール1名、不登校6名)

 

断続して30日以上の欠席数

4名(体調不良2名、不登校2名)

 

五十鈴川中学校 平成28年度 長期欠席児童生徒報告書

連続して30日以上の欠席数
7名(不登校7名)

断続して30日以上の欠席数

1名(不登校1名)

 

進修小は不登校が一人もいないのですが五十鈴川中は不登校が8名存在します。

 

私は特に不登校であろうと問題児というレッテルでは見ません。

学校だけが別に大切だということではないですからね!

でも不登校という問題は家族内でも色々な複雑な問題はあると思います。

ですからこういう独自調査をすることで潜在的な問題を発見して何らかのお役に立てたら嬉しく思う次第です。

 

給食費の滞納について

 

進修小学校・五十鈴川中学校ともに全校生徒

該当なし

 

これは素晴らしいですね^^

昨今のマスコミ報道では学校の給食費滞納問題がとりあげられますよね。でもそれに比べると本当に驚く結果でした。

 

 

進修小学校の「食・生活に関するアンケート」


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・朝食を食べないという生徒が13%(40名)

・平日の夜、寝る時間が12時以降決まっていないという生徒が32%(97名)

・寝る30分前によくしていることは、携帯電話・スマホが一番多い結果。ゲーム、パソコン合わせると

 223人。全校生徒の約7割に該当。

 

五十鈴川中学 2015年(上)2016年(下) 新体力テストでは(文部科学省)全学年合計


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朝食の有無 1 毎日食べる 294人(89%) 2 時々かかす 31名(9%) 3 食べない 5名(2%)

                   278人(86%)            43名(13%)       1名(1%)

夜食の有無 1 毎日食べる 148名(45%) 2 時々食べる 72名(22%)

                    77名(24%)            87名(27%)

 3 ほとんどない 110名 

                (33%)

           158名(49%)

 

イライラすることがありますか?

 

1 よくある 81名(25%) 2 時々ある 171名(52%) 3 ほとんどない 78名(24%)

 

        66名(20%)          177名(55%)            79名(25%)

 

 

伊勢市内の児童扶養手当の資格者数

 

約1,300人

伊勢市人口127,800人

約1%がシングルマザーか父子家庭であろうと推察される。

 

 

 

総括

 

私が今回の独自調査で一番驚いたのは五十鈴川中学校の「夜食」のアンケート結果である。

夜食の有無 1 毎日食べる 148名(45%) 2 時々食べる 72名(22%)

                    77名(24%)            87名(27%)

 3 ほとんどない 110名 

                (33%)

           158名(49%)


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毎日食べるこどもよりも、「ほとんどない」という数が上回っているということは本当に驚きでしかない。

これはどういう意味なのか?

「ほとんどない」というのは親が夜食を「準備」していないのだろうか?

そういうふうに考えるのが自然で妥当ではないか。

ダイエット目的で食べない中学生が約半数もいるとは考えにくい。

 

ちなみに朝食は私の予想に反して「食べる」子供の割合が多かった。

しかし、統計だけの数字で個人を特定できないから予測でしか判断できないが

朝食「食べない」「時々かかす」こども達の中にも夜食「ほとんどない」数が含まれていることは容易に予想されるのではないか。

 

 

これでは本当に国の統計が示すように7名の内1名は「食事がまともにあたえられていない」ことになる。

 

現代の飽食といわれる日本でこのような状況があって良いのか!?

この統計は行政文書であり「こども達が自ら記載したアンケートである」

私の推測の話ではない。

 

またシングルマザー(父子家庭)が伊勢市内に1300人存在することも大変な苦労をしながら生活している家庭があるということを示している。

 

このような現状を分析して省みるとフードバンクISE/こども&オジーオバー食堂のニーズは本当に高いと思います。

 

 

 

微力ながら「このような状況」を少しでも変革していけるように地域のために自らの足元の場所から

活動していく決意を改めて読者に報告致します。

 

 

今後も皆様のご理解とご支援宜しくお願いいたします。

 



フードバンクISE・こども&オジーオバー食堂へ支援してくれる方は

 


追伸


進修小学校の今回アンケートでは

朝食の有無だけが質問されて夜食の有無は記載されていない。

これは五十鈴中学校の今回の問題を考えたら、いささか軽視できる問題ではない。

今後は「夜食の有無」もアンケートに記載するように近日中に意見書を書いて教育委員会含め進修小学校へ提出したいと思います。


また伊勢市教育委員会、五十鈴川中学校には「夜食を食べていない」生徒の現状を「どう考えているのか?」「今後どのな方針で変えていくのか?」を公開文書か直接お伺いして見解を聞いて学びたいと考えています。