仰々しいタイトルですいません、次は揚げパンにしようと思います。パンゲアとは、陸地が一つだった時代の超大陸です。なお、真偽は知りません。

 では、タイトルとほとんど関連のない記事がはじまります。
 実習生に対する劣悪な扱いは日本人労働者のブラックな労働環境と地続きであり、他人事ではないと云うツイートを読んで、そのとおりだと思いました。
 が、ネトウヨな人がどうせ、日本人もたいへんなんだから云々と言って愚かに相対化、外国人の人権を矮小化しやがるんだろうなあと悪用を危惧し、躊躇してしまったのですが、ネトウヨのせいで喋りづらくなってはいけませんので。

 どうせ相変わらずだろうと思って調べたら、やはりワタミが相変わらずでした。
 ”「洗脳」から戻ってこられた理由” の項から引用します。新しく入った人が意見できる所長だから、脱カルト出来たのだろうという気がします。
《 月の残業時間が150時間を超えたころ、Aさんは長時間労働について「私が悪い」と思い詰めていた。多すぎる業務量はワタミの責任なのに、そこは「思想教育」のために受け入れてしまい、むしろ仕事が遅いせいだと自分を責めるようになっていたのだ。
  そんなとき、新しく入った配達員の一人が、深夜まで働くAさんを見て心配し、単刀直入に指摘してくれた。
「Aさん、『洗脳』されてるんじゃないの?」
  当初、「失礼な人だ」と憤ったが、何度もこの配達員が親身になって指摘してくれるうちに、「私、おかしいのかも」と思い始めるようになっていた。》

 よくある労基対策です。
《 会社には労働時間短縮の「目標」があり、上司のエリアマネージャーから、残業時間を月30時間以内に抑えるように指示されていました。
  もちろん、長時間の残業をしないと、この業務量は片づきません。ですから、私自身も実際の労働時間よりも少なく修正していました。
  ただ、それでも時間がみなし残業時間を超えてしまうこともある。そんなときは、エリアマネージャーから「私がいじります」と、まるで親切な行為であるかのように勤怠の「修正」を宣告されることまでありました。》

 他にもぞろぞろ。このようにニュースになったのは氷山の一粒だと思います。
《 (※スバルによると、)過少申告の理由について、社員の約6割が「(部署で決めた残業時間の)上限を超えないようにした」と回答。「上司から残業の指示を受けていなかった」との回答も約2割あったという。上司による過少申告の指示は確認できなかったとしている。
 ※略
  未払い残業代をめぐっては、宅配便大手ヤマトホールディングスがセールスドライバーを中心に約5万9千人に対し約230億円の残業代を支払っていなかったことが発覚。》
 出典:スバル、残業代未払い7.7億円 過労自殺から判明 2019/01/24|朝日新聞デジタル 


 こちらの特筆すべき問題と言えば、これだと思います。来日のために借金を背負わされてなんです。
《 ソンさんは16年に壁紙を張る技術などを働きながら身につける技能実習生として来日したが、仙台市の建設会社でやらされたのは、建物の解体や重い荷物運び、田植えなど全く違う仕事だった。
 ※略
  実習状況をみるために外部から人が来る直前だけ、壁紙の張り方を教えられた。それ以外には田植えや稲刈り、社長の家の掃除までさせられた。
 ※略
  ソンさんは帰国後、送り出し機関の日本語学校を訪れ、訪日を夢見る若者たちに日本での体験を話した。だが、学校側から「うそだ」と言われ、「家族が死んでもいいのか」などと脅されたという。》
 出典:「死ね」「ベトナムに帰れ」 絶望、建設会社を解雇され 11/10/10:00|朝日新聞デジタル 


 冒頭の記事より再び引用します。神と聖書があるうちは、ワタミはカルトです。改善しないでしょう。
《「365日24時間、死ぬまで働け」
  この言葉をご存知の方も多いだろう。渡邉美樹氏の過去の30年以上に渡る文章を抜粋して編集した400ページにも及ぶ「理念集」という書物に記載されていた言葉である。Aさんは入社直後に会社から「理念集」を渡され、肌身離さず持っているよう言われた。
 ※略
  ワタミに入社したAさんは、何かトラブルがあると、支社長から「理念集の第×章をちゃんと読んだ?」と問われ、渡邉美樹氏の「思想」を十分に理解していないせいだと注意されていた。さらに、エリアマネージャーによる毎月のカウンセリングがあり、そこでは当月の「社内報」(毎月発行され、理念集の文章の多くがここからの抜粋である)の感想と、理念集の任意の箇所の感想を書かされるようになっていた。
 ※略
  毎月、営業所には渡邉美樹氏が出演する「ビデオレター」が提供された。人気テレビ番組「情熱大陸」のナレーターが起用され、渡邉美樹氏が毎回出演し、ワタミの事業の素晴らしさを説く30分間の映像である。この映像についても、毎月の感想が義務付けられていた。》

 っというわけで今日のエンディングテーマは、神さま気取りへの異議申し立てみたいなのを使い回します。タイトルでカルトな人を寄せ付けちゃったかも知れないので、ちょうどよいです。
 年始の拙記事の末尾までどぞ。➡ 餅つきしたことある?