『初めて買ったラジコンをサーキットで走らせる』ということを考えた場合、マシンはどうあれ『速度』に関してはあまり速すぎないようにしましょう
具体的には1/10ツーリングカーの場合、ブラシモーターならば540モーター、ブラシレスモーターならば17.5ターンモーターで、ギヤ比はどちらも6~7くらいで十分です
スピードを求めてとにかく速いモーターを買いたい気持ちも分かるのですが、サーキットでの走行を考えるならばまずは速度を抑えてラジコンの操作に慣れましょう
速いモーターを使用して速度が上がるということは、速いマシンを扱えるだけの操作技術と速い速度に対応するセッティングの知識が必要となります
残念ながらこれらの技術や知識はラジコンを続けていくことで得ていくもので、最初からこれらを備えている人は皆無と言っても過言ではありません
また、速度が上がることでクラッシュのダメージも大きくなり、540モーターであれば壊れずに済んだかも知れないクラッシュでマシンを壊してしまうこともあります
実際に私たちが日頃の練習やレースで遊んでいる屋上サーキットで一番速いクラスの速度はタミヤ製15.5ターンのギヤ比5ですが、それでも速すぎるので来季からは速度を落とす方向で検討しているくらいなのです
もし、これからラジコンを始めようと思っている場合は、自分が走らせてみたいサーキットのレギュレーションを確認してからメカ類を揃えると無駄が無くて良いと思います
ラジコンを楽しんでいるかたの多くは、物理的な『速さ』よりも遅くてもイコールコンディションでの『バトル』を楽しんでいます
もちろん速いモーターを使用すること自体はダメではありませんが、趣味として長続きさせたいのであればマシンの速度は抑えた方が良いと感じています