taroo の茶道日誌

taroo の茶道日誌

覚えが悪いので、お茶のお稽古で出会ったことなど、書いて覚えてゆきたいと思います。

明治3年、神田川沿いで操業したのが、

こちら神田川。

冷蔵庫のない時代、川沿いなことが必須条件だったそうです。

 

 

 

 

一族唯一の芸術家の叔母さまがお書きになられたそうです。

お客様と丸く手を取り合って、と。

 

 

「そうぼく」というのでしょうか。

蒼墨というのか青墨なのか詳しくは分かりませんが、

見事ににじみ、後から書くと下になるのだとか。

 

面白いものが、まだまだ世の中に沢山あるものです。

 

 

 

カエルが守ってます。

 

 

 

太田秋亭を初代とし、二代秋亭、三代秋湘、そして四代彗香と代々日本画家がおられるようです。

そちらのあじさいでしょうか。

 

 

 

 

 

月刊「江戸楽」を頂きました。

 



 

本能寺の変 @ 本能寺会館~河原町御池交差点

 

 

こちらは「信長青不動、光秀愛染明王図」

両仏神は、日蓮上人の説かれた法華経の守護神。

本能寺の変の二人は、ともに天下布武と平和を目指したのだそうです。
 

 

描いた塩澤文雄氏は、ブッタガヤの世界遺産マハ―ボディ寺院に

「釈迦悟りの図」を奉納する計画があり、

その推進資金の支援者として、購入者を募集しているのだとか。

 

 

 

右の青い信長が龍神に跨り遺恨を払い人々を平和へと導くと。

 

左の赤い光秀は麒麟に乗り人々を救うという六本の腕で平和を目指しているのだそうです。
 

 

 

 

 

 

 

こちら本能寺会館は烏丸通と河原町通りの交差点にあり、烏丸通り向いは市役所。

その向こうは島津製作所で、いずれも歴史建造物の風貌。

 

交差点の斜め向こうにはオークラ京都が。

元長州藩邸で、桂小五郎像が建立されてます。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして朝の一服は、亀屋清永の唐菓子・「餢飳・ぶと」で。

この字は難しいです。

 

 

なんでも奈良時代の渡来した千年の歴史ある「唐菓子・からくだもの」だそうです。

当時、八種の唐菓子と十四種の果餅が伝わり、そのひとつだそうで、

主に神社の祭礼に供されていきた神饌だとか。

 

 

 

 

アールヌーボーの旗手、エミールガレの展覧会が渋谷区立松濤美術館で開催されてます。

ガレは1846~1904ですから、58歳と今の感覚なら若くして亡くなられました。

それから120年となる今年は色々な催しが。

 

ロレーヌの焼物と家具工場の家に生まれ、事業を受け継ぎ、

幾度ものパリ万博で大成果を上げたのだそうです。

数万坪ともいう庭では数々の草花を育て、デザインに取り入れていたとか。

草花の意匠の花瓶は、花がなくともそれだけで素晴らしく。

 

 

 

ところで、アールヌーボー(art new ?)の原点の一翼は葛飾北斎なのだとか。

 

事業としては、かなり成功したのでしょうか。没後も会社の事業は継続され、中にはより大衆向けのガラス器も製作されたとか。

 

 

 




 

 

 

能見台のお寿司屋さんにて。

 

福以徳招

正二位 〇〇書

 

福は徳を以て招く、くらいでしょうか。

 

 

 

正二位とありますが、初代の神奈川府知事となったのが 東久世通禧 ひがしくぜ みちとみ。

 

7卿落ちで長州に逃れた尊王攘夷派のひとりだそうです。

 

先日、鶴見の曹洞宗大本山總持寺の東司を訪ねた時の写真です。
 

 



左右便利:すべての人々に平等な便宜を与える。
当願衆生:すべての衆生が幸福でありますように。
無捨不捨:すべてのものを捨てないでください。執着もしないでください。
絶萌未萌:すでに開悟している者も、まだ開悟していない者も、すべてを超越してください。


結局、すべての人々を平等な心で扱い、一人も見捨てず、また一つに執着しないといったくらいで。そして、すでに覚醒した者であっても、それを放棄せず、また未だ覚醒していない者も執着しないことをよしとしているのでしょうか。
 

有名なお経の一節らしいです。

 

 

 

日ノ出町の大黒屋さんで頂いてきました。

雪間の春

下萌え

 

この時期に気になる「萌」の字は、

① めばえ

② きざし

③ 民

といった意味だそうです。

 

 

後楽園のランチのお店の額です。

 

 

上段の左から

子?

〇 (うし?) ~ 横棒は水平線かと思いましたが、牛にも見えます。

〇 (うさぎ? 卯)

 

漢字の「卯」は、草木が伸び出て地面を覆うようになった状態の字だとか。ウサギは草を食べるからでもありましょうか。

 

 

 

下段は分かりやすいです。左から

巳 ~ これは蛇に見えます。

 

 

 

 

 

 

 

上段は

 

下段左から

〇 (サル?) ~ 「申」の字に見えなくもないです。

 

でしょうか。

 

4→2→1→5の配置です。

3→3は避けられたかな。

 

チコちゃんによると、もともと、月の満ち欠けが12回で一回りとなるなど、12進法が発見され、種から始まり「卯」で草ぼうぼうとなるなど発展してゆく過程が干支なのだとか。そして各段階を身近な生き物に当てはめたそうです。なお、中国から伝搬する過程で、国により、特色ある動物が当てはめられることもあるとか。そして、動物園にいないのが唯一、龍なのだとか。天に昇る動物がほかに居なかったからと。当時の人たちにとって、龍以外にも見たことのない干支動物は沢山だったので、気にされなかったようです。

 

 

2024年は甲辰・きのえたつ。

来年は龍になれるのでしょうか。

よいお年を。

 

 

 

 

上野の国立科学博物館の和食展です。

2023年10月28日~12月25日

 

なんでも、日本の気候風土が和食を生んだのだそうです。

急峻な地形で川の流れが急となり、溶けにくい花崗岩の山々とあいまって、

岩石物質の溶け込みが少なく、ダシに良く合う軟水が生まれたとか。

煮込みが合う硬水の世界との違いだそうです。

県ごとの水道水を見ると、関東ローム層を経ると硬水になりやすいそうで、

埼玉県がやや硬水なのだとか。
 

 

そして素材にも豊富さと美味しさの特徴が。

「水」から始まり

きのこ

山菜

野菜

発酵

海藻

漁介
だし

 

へと。

 

和食のルーツでしょうか。

 

 

全国各地の醤油についても解説されてました。

広島とか山口とか、西の方へ行くと美味しいのイメージでしたが、地方によりだいぶ違うようです。

 

白醤油 ~ 愛知

淡口醤油 ~ 関西

濃口醤油 ~ 全国

再仕込み醤油 ~ 山口、山陰・九州

たまり醤油 ~ 東海(愛知県、岐阜県、三重県)

 

 

早速、買ってみました。

 

 

 

白壁の街、周防の国柳井津

佐川醤油店製の「山十の甘露醤油」です。

天明年間に岩国藩主吉川公に献上すると、

「甘露」「甘露」と漏らされたとのこと。

本醸造、再仕込み醤油、「甘くて美味しいさしみ醤油です」と書いてあります。

 

 

 

右から、

ヤマブキ

スミレ

つつじ

アヤメ

タチアオイ

と季節が進んできました。

 

 

 

 

 

 

同じく右から

ヤブコウジ

と季節は暮れ行きます。

 

 

湯葉のお店、横浜・梅の花のお宝です。

 

 

サインは柴山でしょうか。

 

 

お料理もかなり満足でした。

 

 

 

湯葉のわさびも良いものです。

 

 

 

 

こちらの湯葉シュウマイは名物だそうです。

 

 

 

 

湯葉団子というのでしょうか。大変おいしく、満足な一椀でした。

 

 

 

 

田楽と湯葉揚げも、大変おいしく頂きました。

 

 

 

總持寺さんのこちらは読めませんでした。

似た句を探してみました。

 

(1)長空不礙白雲飛。
(2)天高無礙白雲飛。
(3)青山不礙白雲飛。

「礙」の字は習ってませんが、

(がい、げ)は、妨げる、遮る、邪魔をする、という意味らしいです。

 

 

 

天皇道悟伺石希遷禅師 :如何是佛法大意?
禅師答       :不得,不知。
道悟再伺       :向上是否還有轉処
禅師説       :長空不碍白雲飛。

天皇道悟は石希遷禅師に問う 「いかなるか是、仏法の大意?」。
禅師は「得られない、知らない」と答えた。
道悟は再び尋ねた 「向上にはまだ転換点がありますか?」
禅師は「長空は白雲飛ぶを妨げない」と言った。


「得られない、知らない」というのは、お互いに授受する方式では得られないという意味でしょうか。

そして「向上」を悟りへの道と考えると、汚れた身が悟りへと転換するにはどうしたら良いか、くらいでしょうか。

 

一方、「雲」を煩悩とすると、小さな煩悩は大空をあちこち自由に飛ぶことが出来る、となりましょうか。が、それでは今の自分になってしまいそう??

大空は、一片の雲が自由に行き来しても変わらず、でしょうか。

ともかく、爽快な気分でリラックスできます。