朗読したので音声で聴くこともできます。。。
遠ざけようとすると近づいてきます。
嫌悪すると余計にまとわりついてきます。
排除しようとすると頑として動かなくなります。
拒絶するとついには思考を乗っ取られてしまいます。
否定せずそのまま漂わせておくと摩擦は生じません。
嫌悪せず静かに観察すると対象も静かになります。
批判せずありのままを認めると心が鎮まります。
嫌なことは受け入れると消滅しはじめます。
逃走も闘争もしないという選択。
嫌なことに対する 『無意識の反応』 を 『意識的な選択』 に変えると
今まで見えていなかった部分が見えてきます。
これは人に対しても出来事に対しても同じですねきっと。
「来るな来るな！💦頼む、来ないでくれ～
」
と逃げ腰になってる時は
たいがい「それ」は来ちゃうことが多いです。
逆に
「来ても来なくてもどっちでもいい。できることをやるだけだから」
みたいな、受け身ならぬ 『受け心』 の体勢が整ってる時は
たいがい「それ」は来ないか
来たとしても、思ったほど大事に至らないことが多いです。
逃げれば追いかけてきます。
追いかれば逃げていきます。
ニュアンスの違いはありますが、男女の攻防にも似てますね(笑)
「目に見えない流れ」や
「エネルギー押し引き合戦」
みたいなものがあるのかもしれませんね
もちろんすべてがこうとは言いませんし
どっちが良い悪いの話でもないのですが
こうした流れを日常生活に活かすことは可能です。
では受け入れるって具体的にどういうことでしょうか。
私が思うに、受け入れるとは
不快なことも我慢して耐えるという状態ではなく
否定も肯定もせず(※肯定すらしない)
ただ「そうである」とニュートラルに捉える状態のことかなぁと思ってます。
あらゆる物事に対して
すべての判断を放棄する、ということですね。
正しいとか間違ってるとか
良いとか悪いとか
優しいとか冷たいとか
常識的とか非常識とか
いいヤツとか嫌なヤツとか
とにかくレッテル貼りを全部やめてみるチャレンジです。
否定する気持ちが摩擦だとして
肯定する気持ちが潤滑油だとすると
摩擦も潤滑油も全部なくしちゃう、みたいな感じですね
摩擦も潤滑油もゼロにすると、ありのまま状態の「それ」だけが残ります。
無添加・無着色・無加工のまま
天然素材状態の「それ」を食べるようなイメージ。
それが受け入れるって感覚かなと。
また
「嫌なことは受け入れると消滅しはじめる」というのは
嫌なことが目の前からポンと消えるというよりも
物事に対する見方や捉え方を変えることで
自分の振動数が変わり、見える範囲も変わるので
その結果、状況そのものは何も変わっていなくても
「それ」を以前ほど嫌だと感じなくなり
アイデアや解決策なんかがふと浮かんでくる。そんな感じ。
自分の見方や捉え方を変える行為は
今まで見えなかった・気付けなかった可能性を表に引っぱり出すことです。
それは「意識の変容」という状態を指していて
意識の変容は現実そのものをダイレクトに変えてしまう時もあります。
無意識に採用していたスペシャルワンパターンな思考回路をぶち壊した時
自分にかけていた鎖が消え始めるかもしれません
