面会、そして身体拘束 | 夫が前頭側頭型認知症になりました

夫が前頭側頭型認知症になりました

2023年12月に夫が67歳で「前頭側頭型認知症」と診断されました。
現在進行形の介護をブログにしていきます。

5/14(火)、主人に面会をしてきました。

やはり雑談は全然普通にできますし、私のこともちゃんと名前(主人だけが使うあだ名)で呼んでくれていました。

 

「面会の人が来ましたよって言われて、tmmo09(仮名)かな?兄貴かな?と思って、tmmo09だといいなって思ってたよ。tmmo09に会いたくてさー」と言ってくれました。

ちゃんと先月お義兄さんが面会に来たことを覚えていたんです。

そして私に会いたいと思っていた、と言ってくれて、本当に嬉しかった!

 

写真を観ながらUSJに行ったことを話すと「おお、これ〇〇(私の推しアニメ)だね」「すごいねー、楽しかったでしょ、良かったねー」と言ってくれました。

そして「今度は俺も一緒に行きたいな」と。

もちろん「うん、一緒に行こうね」と言いました。

 

相変わらず髪の毛がちょっとベタベタしていて、髭が伸びていたので「お風呂入らないの?」と聞くと、「入らない。家で入るから」と言ってましたが・・・。

どうしても入院している、という意識はないようで、すぐ帰れると思っているんだな、と胸が痛くなりました。

 

でも帰るときにはいつも通りにアッサリと「車だよね?気を付けて帰るんだよ」と部屋に戻っていきました。

今回は「もう帰る」とは言わなかったんです。

入院のことは理解できなくても、ここにいるべきというのは分かったのでしょうか。

いや、たまたまかもしれないですね。

 

そして、その日の夜に・・・なんと私が発熱してしまいました。

特に日中は体調も悪くなかったのに、夜になって何だか変だな、と思ったらどんどん熱が上がり・・・。

夜中には40度を超えてしまいました。

 

翌朝、一番で発熱外来に行こうと思ったのですが動くことができず、何とか予約を取り午前11時過ぎに行きました。

 

検査結果は・・・まさかのコロナでした。

 

前日に主人と面会、主人の前には母にも面会してしまっているので、電話でお伝えしなければ、と思いつつも動けず、解熱剤が効いてきて電話ができたのが夕方になってしまいました。

 

母の方は母自身が「2月にコロナ感染していて免疫があるだろうから大丈夫だと思いますが様子見ておきますね」ということだったのですが、問題は主人の方です。

 

主人は施設ではなく病院に入院、認知症の重度の高齢者が多いところです。

しかも主人は病棟内を歩き回ります。

万が一コロナに感染していたら、ウィルスをまき散らすことになってしまいます。

 

面会時、主人も私もしっかりと不織布マスクをしていたので大丈夫かな、とは思いつつも、

濃厚接触者にはなるでしょうし、絶対に隔離になるなーと思いました。

 

案の定、今日、担当医から電話がありました。

検査では陰性だったもののまだ潜伏期間の可能性もあり、歩き回ると感染拡大の恐れがあるのでやむを得ず身体拘束をさせてもらいました、と。

 

隔離ではなく身体拘束だったことに驚きましたが、こればっかりは致し方ありません。

主人がいる病院は余程でない限り身体拘束はしない方針ですので、今回はその「余程」に該当するということです。

 

当然ですよね・・・。

 

拘束されて本人はどんな感じかを聞くと「拘束着のボタンとかをクルクルといじってはいますが、今のところ特に暴れるとか文句を言うとはないです」とおっしゃっていました。

 

とはいえ、3~4日は拘束になるでしょうし、そのうちに怒ったりするんじゃないか、と心配でなりません。

もしくは歩けなくなったり認識機能が低下してしまったりするのではないかと思うと、本当にいたたまれないです。

 

私がうっかりコロナに感染してしまったせいで、主人にも辛い思いをさせてしまっています。

主人には感染していないことをひたすら祈ることしかできないのですが・・・。

 

私はというと解熱剤が効いている間が熱が下がるので仕事もできていますが、切れるとみるみるうちに上がってきます。

今日はコロナ判定から二日目なので朝は出勤したのですが、すぐ熱が上がってきてしまうので午後には早退しました。

リモートなので仕事はできますが、さすがに頭が回りません。

昨日は10年ぶりに病気で欠勤しました💦

 

今、ちょうど解熱剤が効いているタイミングなのでブログを書いていますが、これを書き終えたら休もうと思います。

 

しかし「健康バカ(命名:主人)」の私を寝込ませるとは、軽症化したとは言え、おそるべし新型コロナ・・・です。