タイトル通り、今日は落ち込んでいます。
精神的な落ち込みなのか肉体的に疲労しているのかちょっと分からないのですが。
日中、用事があって出かけたので、ついでに主人がいるショートステイ先を見に行ってきました。
我が家から車で10分足らず、とても近いところにあります。
もちろん中には入れないので、建物の外から眺めただけです。
そうしたらまた罪悪感がフツフツと湧いてきてしまいました。
退屈しているだろうな、帰りたいだろうな、と思うといたたまれないです。
私の浅はかな判断で退院させて中途半端に自宅を満喫させてしまったせいで、余計に辛い思いをしているんじゃないかと思ってしまって・・・。
認知症なので「帰りたい」という思いも一瞬で忘れてしまう、と前の入院のときに言われてはいますが、たった数日間でも家に帰ることができて入院前の行動のほとんどを思い出してしまうくらいに自由にしていたのに、また不自由な生活をさせることになってしまった。
「もっと慎重になるべきだったね、ごめんね」と心の中で何度も謝っています。
と愚痴ったところで、昨日、長くなるから明日書くと言った入院の話です。
入院は前にいた病院に再入院になります。
「タバコを買いに行く」と言い出して外に出た(一緒に行きました)4月10日の夜、今まで入院していたK病院の相談室に電話をしました。
担当の相談員Gさんは退勤していて、たまたま電話に出てくれたTさんがご対応くださって、翌日Gさんに引継ぎをして朝一で電話をするように言ってくれる、とのことでした。
当日のブログにも書いたのですが、その時に緊急で医療保護入院をさせてくれる病院を紹介してくれるセンターの電話番号も教えてくださって、とても安心しました。
ところが翌日、なかなかGさんから電話が来ない。
しびれを切らしてこちらからかけると「ベッドが空いてない」という返事。
しかもまだ主治医に相談していないので・・・と。
とりあえず再診日のみ早めて、あとは自力で他の病院を探すかケアマネに相談して・・という流れでした。
そのときにGさんには「(Tさんが教えた)医療保護入院の病院を探してくれるところは、自傷行為とか暴力とかがないと対応してくれないですよ」と言われたんです。
この時点で私は「もうK病院には入れたくない」と思いました。
K病院がどうこうというより、Gさんに失望したのです。
以前から頼りないな、とは思っていましたが、あまりにも酷すぎる。
最初のダメなケアマネと一緒で「無理」という考えから入る人に相談なんてできません。
現ケアマネさんの必死の頑張りで緊急ショートステイが決まったので急場をしのぐことはできたのですが、入院先は決めないとなりません。
Gさんが4月の後半までベッドが空くかどうか分からない、そもそも主治医が入院適用と判断するか分からないと言っていますし、別の病院を探そうと思いました。
問い合わせた病院の電話相談員さんのご厚意であちこちの病院を教えてもらったので、何か所か電話をしました。
そしてH病院が「明日、K病院に医療情報提供をもらって入院できるかどうかを判断します」と言ってくれました。
ただH病院もベッドの空きがなく、すぐの入院は難しいかもしれないということでしたが、ケアマネさんがショートステイ先に「入院先が決まるまではお願いします!」と言ってくれていたので、H病院を待とう、と思っていました。
ところが翌日、朝一で、K病院の相談員のTさんが電話をくださったんです。
「一昨日の夜、お話を聞いてすごく心配で・・・Gから電話はありました?え、主治医に聞いていない??マジですか!!!」となり、「すぐ聞いてきます!」と言ってくれて、小一時間後に「4月23日から入院できます」と言ってくださいました。
ベッドが空いていない、と言われたことを伝えると「主治医が『すぐ再入院させるように』と病棟に指示を出しまして。そういうときは何とかできるものなんです」と。
めちゃくちゃビックリしました。
ただH病院にも依頼をしており、医療情報の提供依頼があるはずだと伝えると、Tさん、すぐ調べてくれて「確かにFAXが来てますね。分かりました。これは僕がすぐ出します。どちらにするかゆっくり考えてくださっていいですよ」と言ってくださいました。
そして本当にすぐ医療情報提供をしてくださったようで、2時間も経たないうちにH病院から電話があり「院長が入院適用と判断しました」と言われました。
ただし、待機者が5人いるので早くても4月末の見込み、とおっしゃいます。
でも入院日が決まったときは、診察なしで即入院可能とのことでした。
H病院はK病院と違って面会も週1回、パジャマなどの持ち込み可で家族が洗濯OK、日用品はレンタル必須ですが一日700円くらい。
K病院よりもはるかに融通が利きます。
この時点で心はH病院に傾いていたのですが、「感染症対策で一週間は個室から出れないので・・・ドアを開けようと何度もガチャガチャして壊してしまう危険がある場合は拘束もありえるのですが・・・」と聞いて躊躇してしまいました。
「帰宅願望が強いのと徘徊(散歩)が多いので安全のために拘束の可能性が高いので、それはご家族として辛くないですか?K病院はできる限り拘束をしないですもんね」と言われました。
H病院の相談員さんもすごく良い方で、拘束の可能性とリスクについて丁寧にご説明くださって、その上で「やはり緊急度が高いですので主治医は替えない方がご主人のためにも良いかもしれないですよ」とアドバイスをしてくださいました。
その言葉と「もしK病院に入院してもやはり行動の改善が見られない、セカンドオピニオンをしたい、もしくは転院をしたい、というときはいつでも相談に乗ります」と言ってくださったこともあり、結局は以前入院していたK病院に戻ることに決めました。
Tさんに電話をしてその旨を伝え、23日は私が仕事で動けないので24日に変更してもらい、更に相談員をTさんに替えていただくこともお願いしました。
主治医の先生は信頼していますが、Gさんが担当である限りK病院への不信感はぬぐえないからです。
そして担当替えもご了承いただき、4月24日に再入院で決まったのです。
最初のケアマネさんといい、今回の相談員Gさんといい、「替えてくれ」と言う私も相当な我儘だな、と思いますが、基本的に「無理」から入る人は嫌いなんです。
頑張ってみて無理なら仕方ないですが、何もせず無理といって動かないなら、いないも同然です。
これは私の中の譲れない思いなのです。
今回の緊急ショートステイも今のケアマネさんじゃなければ実現しませんでしたし、再入院もたまたま話ができたTさんが気にかけてくださって動いてくださったから話が早く進みました。
H病院を紹介してくれた電話相談員さんも、H病院の相談員さんもすごく親身になってくださいました。
こういった方がいるから余計に、何もしない人が許せないのです。
大事な主人を託すのですから、信頼できる人じゃないとダメなんです。
そしてこういう良い方々と巡り合えたこと、多くの人に支えてもらえることに、心から感謝しています。
今日は落ち込んでますが、皆さんの暖かい思いに支えられながら、これからも頑張っていきます。