⑱変化の振り返り_日記から | 夫が前頭側頭型認知症になりました

夫が前頭側頭型認知症になりました

2023年12月に夫が67歳で「前頭側頭型認知症」と診断されました。
現在進行形の介護をブログにしていきます。

明日はいよいよデイサービスの見学。

旧ケアマネさんセレクトの二か所、新ケアマネさんセレクトの一か所の三軒見てきます。

 

日記転記は病院の再診の日です。

 

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2024年1月16日(火)

3時寝てない。

5時半、寝てない。

8時寝てない。
相変わらず給湯器やコタツ、テレビがつけっぱなし。

洗面所の電気もつけっぱなし。
お風呂は入らず。歯も磨かず。
コタツでうたた寝とかりんとうを食べるのを繰り返していた。

今日は病院の再診日。
どんなことがあっても連れていきたいので、敢えてベッドに入るようには促さないでおく。

ちゃんと寝てないのに連れていくのは可哀そうだけどベッドに入ったら起きないから仕方ない。

昨日の昼間に地域包括センターの相談員さん、病院の臨床心理士さんのそれぞれに「今は医療の力を借りるべきです」「入院してもらわないとあなたが倒れます」と言われて、すごく迷ってすごく悲しくて、思い出すと泣けてしまうけど、やはりこの状態を見ると普通ではない。
前頭側頭型認知症なんだな、と改めて思った。
確かにもう私の力を超えている。

結局コタツで寝ているのでそのまま寝かせておいて、10時頃から何度も何度も何度も言って、歯磨き、洗顔、髭剃りをして13時15分にやっと出発。
何とか間に合って良かった。

系列病院で撮影したMRIと血流検査の結果をもとに再診。

やはり前頭側頭型認知症だと言われた。
右の側頭部が特に萎縮していて、前頭葉の萎縮もある。

旦那に脳の状態を説明してくれたが、全くピンときていなかった。

「脳の血管が細くなっている」という話は分かったようで、そこだけ驚いていたが「前頭側頭型認知症です」と言われても理解できないようだった。

本人を「検査のため」と診察室から出してくれ、先生と話す。

「これだけ昼夜逆転が酷いと辛いでしょう」と先生にも入院を勧められて決断せざるを得なかった。
 

診察が終わってから旦那には「脳の血管が詰まりそうだから入院して治療になった」ということにした。
「脳梗塞とかになって倒れる前に見つかってよかった」と話しながら涙が止まらなかった。

脳梗塞になるかもしれない、という嘘までついて入院させなければならないことが辛くて辛くて仕方なかった。

「泣かせちゃったね、ごめんね」

「でも分かって良かった」
「検査できるようにしてくれてありがとう」と言われてまた涙。
やっぱり旦那は優しい。

 

私も夜の散歩が原因で眠れなくて、そういうときは「もう絶対に入院させる!」と苛立ってしまうけど、こうやって話すと「全然普通じゃん。認知症というのは間違いなんじゃないの?」と思ってしまう。

行動がおかしいのは認知症のせいじゃなくて、環境の変化とか、私が苛立っているから反発しているんじゃないか、と思ってしまう。

 

認知症だなんて信じたくない。

帰りは駅の喫煙所に行くというので、車で送って行った。
いつも通り二か所の喫煙所に行き、17時過ぎに帰宅。
帰ってからはかりんとうを食べまくる。 

19時散歩2回目。
21時30分散歩3回目。
0時15分散歩4回目。

2時散歩5回目。

4時散歩6回目。

6時散歩7回目。

ほとんど寝てないのに動き回れるのも病気のせいだろう。
これじゃ疲れてお風呂は無理だよな。