独りぼっちの初詣 | 夫が前頭側頭型認知症になりました

夫が前頭側頭型認知症になりました

2023年12月に夫が67歳で「前頭側頭型認知症」と診断されました。
現在進行形の介護をブログにしていきます。

某八幡宮に行ってきました。

毎年、主人と初詣行くところです。

お守りを返して新しいものを買い、お参りして、たくさん出ている屋台で軽く食べ、その後は喫茶店でコーヒーを飲んで帰るのがいつもパターン。

主人も私も毎年楽しみにしている恒例行事です。

 

今年も本当なら行くはずでした。

でも予定していた1月2日が雨模様だったこと、既に主人の昼夜逆転が酷くて日中に出かけることが難しかったこと、また前日の能登半島地震の安否確認で私が数時間出勤になったこと(社員全員がフルリモートで全国にいるため安否確認が必要だった)などの理由で行けませんでした。

 

結果的にこの日の夜に便失禁があったので、行かなくて正解だったと思います。

 

しばらくは主人も「初詣いつ行く?」と聞いてきましたが、そのうち忘れてしまったようで聞かなくなりましたし、便失禁の回数も増えてしまったので、電車で長時間出かけるのは難しいためそのまま初詣には行かずじまいでした。

 

しかしお守りを返さないと落ち着きません。

主人が入院して家にいないので、思い切って今日行ってきました。

 

お正月はとっくに過ぎているのにすごい人で、お守りを買うのに1時間、お参りするのに1時間半も並びました。

正月よりも並んだ気がします。

 

並んでいる人たちのほとんどは家族連れやカップル、友達同士。

その中に独りでいるのはなかなか辛いものがあります。

ずっとスマホで皆さんのブログを読んだりしながら並んでました。

 

境内に大きなご神木があり、主人はいつもそのご神木を眺めて、手で触れて、「すごいなぁ」と感動していました。

そのご神木を見るのも独り、お参りも独り。

言いようのない寂しさです。

 

それでもしっかりとお参りをしてきました。

一年間ご祈祷してくれるお札も買いました。

 

特別信心深いわけではないのですが、都内屈指のパワースポットと言われる八幡宮です。

祈らずにはいられませんでした。

 

帰りは自宅駅付近のスーパーに寄り、カットフルーツの盛り合わせを買ってきました。

自分のために食事を作る気にはなれず、冷凍庫にある食材で簡単に食べているのでビタミン不足なのかな、急にフルーツが食べたくなったんです。

カットフルーツは高いのでいつもは買わないのですが、今日は自分への励ましとして買いました。

 

後は電子レンジで簡単に肉料理ができるソース。

まだ冷凍庫に鶏肉がたくさんあるので、それを使って食べようかと思っています。

独りだとフライパンで焼く気にすらならないので、今はこういう電子レンジで調理できるものがたくさんあって助かりますね。