楽しめない | 夫が前頭側頭型認知症になりました

夫が前頭側頭型認知症になりました

2023年12月に夫が67歳で「前頭側頭型認知症」と診断されました。
現在進行形の介護をブログにしていきます。

土曜日は趣味で続けているバレーボールの日です。

ここしばらくは主人のことがあって休みがちだったのですが、今日やっと行けました。

 

長い間続けていて、私のライフワークにもなっているバレーボール。

仕事がどんなに忙しくても、嫌なことがあっても、大変なときでも、バレーに行けばスッキリしました。

体育館に入る直前までモヤモヤしていても、ボールを触った瞬間に気持ちが晴れました。

プレー中はそれ以外のことは全く考えずに集中するので、終わった後は頭もスッキリするのが常でした。

 

なのに今日は楽しめなかったのです。

 

私がバレーに行くときは、主人はいつも玄関まで送ってくれて「怪我しないようにね。楽しんできてね」と声を掛けてくれました。

その後はベランダに出て、私がちょうどエントランスに差し掛かったときに「いってらっしゃい!」と手を振ってくれてました。

 

帰る時間には玄関のカギを開けてくれていました。

 

それら全てがない。

見送りも出迎えもないのが寂しくて・・・。

 

プレー中にもふっとした瞬間に主人のことを思い出してしまい、全然集中できませんでした。

長いこと続けていますが、こんなことは初めてです。

 

チームの新年会も行く気になれず不参加です。

もともと出欠を取ったのは昨年末で、主人を夜一人にはしておけないと思って不参加にしていたのですが、練習後に「やっぱり行けないの?来れるならおいでよ」と言われたのですが行きませんでした。

 

家に帰っても独りなので参加することはできたのですが、人と会話したりするのが億劫というか、無理に笑ったりするのはできそうにないな、と思いお断りしました。

 

そういえば主人の入院日だった今週の月曜日以降、全く外に出ていません。

ゴミ捨てに行ったくらいで、ずっと引きこもってました。

仕事がフルリモートなのでそれでも成り立ってしまうので、敢えて無理して外には出ませんでした。

 

本当は気分転換に出かけた方がいいのでしょうが、まだその力が出ないのです。

 

でも明日は八幡宮に行こうとは思います。

初詣に行けなかったので、お守りを返して新しいものを買わないと、と思っています。

 

いつも主人と行っていたので、たぶんまた悲しくなってしまうかもしれないですが・・・。

 

気持ちを切り替えて日常生活を楽しめるようになるのは、まだまだ先のようです。