介護認定と今日の主人の様子 | 夫が前頭側頭型認知症になりました

夫が前頭側頭型認知症になりました

2023年12月に夫が67歳で「前頭側頭型認知症」と診断されました。
現在進行形の介護をブログにしていきます。

申請していた介護認定が届きました。

要介護2です。

 

以前母が脳梗塞で倒れて入院中のときですら要介護3だったので(今は歩けないので要介護5)そのときと比べると、

主人は歩けるし自分で食べられるし、お風呂や着替えなどの日常動作の介助は全く必要ないので「もしかして要介護は出ないかも」と思っていましたが、要介護2です。

 

昼夜逆転や夜中の散歩(徘徊)、便失禁があることなどが加味されたのかな・・・。

 

退院後どうするかは全く考えられていないので、これからケアマネさんと相談しながら決めていこうと思います。

 

私の扶養で社会保険に入れているので、高額医療費限度額申請書は昨日郵送で出してきました。

次は難病指定と障害者申請。

障害者基礎年金は65歳過ぎているので受給できないのですが、他にも市独自のものがないか調べて申請していきます。

あ、医療保険も入っているので連絡しなくては。

 

そして先ほど病院が電話がありました。

何事?!とドキドキしたのですが、病棟を移るという連絡でした。

 

昨日お電話で話した看護師長さんだったので、様子も教えてくださいました。

 

やはり夜20時頃になると、落ち着きが少しなくなりドアの前に行くそうです。

家にいたときも入院直前は19時前後から散歩に行くことが多かったので、その名残で「出かけている⇒家に帰ろう」と思うのでしょう。

 

今日の精神科医の診察では「調子はいいです」と答えていたそうです。

「今日は何月何日だか分かりますか?」と言われると、ポケットから食事のときのお盆に乗っていた日付と名前が書いてあるものを出してきて、「1月25日です」と答えたとのことでした。

なんでその紙を持っているのかな、と思ったのですが、私が毎日カレンダーを見せて「今日は何日?」と聞いていたので、日付を覚えていないとと思っているのかもしれないです。

 

「この紙で日付が分かる、とご自分で判断されているので良いことですよ」と看護師長さんがおっしゃっていました。

 

まだ私とのやり取りをちゃんと覚えていてくれるので、私も嬉しいような悲しいような・・・でまた涙です。

 

ただ医師に「なんでここにいるか分かりますか?」と聞かれたときは「分かりません」と言ったそうで、やはり入院は理解できていないようです。

「家じゃないところにいる」というのは分かっていますが、理由は理解できていないのです。

 

看護師長さんに「次に移る病棟は慢性期の患者さんが入るところなので患者数も多く、電話で状況をお伝えするのが難しい場合があります」「状態は落ち着いていますし何かあったらこちらから電話します。面会予約も取れているので、それを楽しみに待たれたらいかがでしょう」と、遠回しにあまり電話しないで欲しいということを言われました。

 

病院の相談員さんや事務の方には「毎日お電話してくださって大丈夫ですよ」と言われていましたが、やはり忙しい現場サイドはそうじゃないですよね。

 

「話が違う!」とちょっと思いましたが、私の精神衛生のためにも、頻繁に電話で様子を聞くのは止めた方が良いかもしれないです。

 

帰ろうとする、と言うのを聞いてしまうと、また悲しくなって自分を責めてしまいます。

どうしても「まだ全然まともだった」という思いが強くて、夜間徘徊からの本人保護のための入院だというのが、頭からすっ飛んでしまうのです。

 

主人が前頭側頭型認知症だということを、本心ではまだまだ受け止めきれていないのです。

 

なのでそういうことは耳にしない方が、私のためにもいいのかもしれません。

 

「忘れてください、と言っているわけはないですし、ご家族なら気になるのは当然のことですので、様子を聞きたいときは電話してくださって大丈夫ですよ」と看護師長さんは言ってくださいました。

ちょっとだけ電話は我慢して、来週くらいにしようかな。

 

せめて面会がもっと頻繁にできるようになればいいのですが、まだまだ病院はアフターコロナの状況なので仕方ありません。

 

我慢ですね。