自分勝手な行動(回顧録9 2023年9月) | 夫が前頭側頭型認知症になりました

夫が前頭側頭型認知症になりました

2023年12月に夫が67歳で「前頭側頭型認知症」と診断されました。
現在進行形の介護をブログにしていきます。

我が家でのアイスコーヒー作りは主人の仕事だ。

高校時代から喫茶店でバイトしていただけあって、コーヒーを作るのがとても上手いし、私が寝起きに暖かいものが飲めないので20年以上前から主人がまとめて冷ポットに作ってくれていた。

使うのはインスタントコーヒーだが、とてもインスタントとは思えない出来栄え。

いつもなくなる前にすすんで作ってくれていた。

 

前述したが引っ越し後にこのアイスコーヒー作りがおかしくなった。

何度言ってもインスタントコーヒー1本と砂糖1キロを一回か二回で使い切る。

甘さと濃さが半端ない。

そしてそれを主人は1日で飲み切ってしまう。

1.5リットルもあるのに、だ。

 

結果毎日アイスコーヒー作りをすることになるのだが、この頃から主人は、何度も何度も「アイスコーヒーないよ、作ってくれる?」と言わないとやらなくなった。

「今やる」と言って2~3時間動かないのだ。

 

そしてなぜか、異常なほどにゴミ捨てにこだわるようになった。

 

当然だがゴミの収集日は決まっている。

それなのに毎日毎日、「ゴミ捨ててくる」と何度も言う。

 

「今日はゴミの日じゃないから」と言っても「捨ててくる」と言ってきかない。

私がゴミを集めないと、私の入浴中に黙って生ゴミ以外を集めて捨ててきてしまう。

せっかくなら生ゴミも集めて三角コーナーや排水溝も洗って欲しいがそれはしない。

 

しかもゴミの分別が覚えられず、マンションの集積所のプラゴミのゴミバケツに捨ててきたり、普通ゴミのバケツがいっぱいだったから、とゴミバケツの外に出してくることも多かった。

そのため、毎回私が再度集積所に行き、直したりする羽目になった。

 

もちろん家の中でも分別ができない。

何度教えてもプラゴミと普通ゴミの区別がつかない。

まぁ、私たちの住んでいる地域はゴミの分別が甘く、リサイクルのために分別してください、というだけで基本的にはなんでも「普通ゴミ」で持っていってはくれる。

 

だがここは分譲マンションで管理組合がうるさい。

だからできる限り分別をしないといけないし、ゴミバケツがいっぱいであったら出してはいけない。

 

しかし主人はそのルールが守れない。

「管理組合から文句言われたらどうするの?」と言っても聞き入れない。

 

なんとも自分勝手な行動だった。