215作品目の読了原書と、3月に読んだ和書 | トミモの『中国語の原書とドラマを求めて・・・』

トミモの『中国語の原書とドラマを求めて・・・』

中国語の小説・ドラマ・映画など、
自分のフィルターに落として日本語で紹介できたら…とブログ開始。

今回の出張プライベートタイムでは、

久々に中国語原書も読みました。

      下矢印

紙媒体の文庫本を皮切りに

      下矢印

小説10冊+エッセイ1冊+原書1冊

トータル12冊の本に触れました。

 

気に入った順に番号をつけて、

自分なりの感想を書いてみます。

 

①『夜が明ける』西加奈子著

素晴らしい作品でした。

出だしは楽しくてユーモラスでワクワクして、

中盤は本当につらくて、

そのネガティヴさに

読み進めるのがきつくなるほどでしたが、

終盤で昇華を体感しました。

そして、ラスト!感動しました。

本当に良かった!!

 

②『極楽征夷大将軍』垣根 涼介著

垣根さん、歴史モノに転向されたのですネ!

すごく合っていると思います。

日本史を勉強していた頃は、

足利尊氏は好きになれなかったのに、

この小説を読んでガラッと印象が変わりました。

他の歴史上の人物を扱った作品も読みたくなりました!

垣根さんの歴史小説、期待が高まりますダーツ

 

③『ピンクとグレー』加藤シゲアキ著

著者も語っているように、まさに青春小説!

瑞々しくて、読書中は自分の感覚も若返り、

どんどん引き込まれました。

構成も素晴らしく、

加藤シゲアキさんが聡明な方、

という印象が更に深まりました。

 

④『沈黙の町で』奥田英朗著

中学校で生徒の死体が発見されるところから

物語は始まります。

犯人をめぐるミステリー要素だけでなく、

いじめやティーンエージャーの生きづらさ、

それぞれの立場からくる身勝手さ等

ヒューマニズムも描かれていました。

 

⑤『キャリー』スティーヴン・キング著

キング氏のデビュー作です。

ずーっと電子版を待っていたのですが、

電子書籍化される気配がないので、

紙媒体の文庫を購入しました。

悲しい物語でした。

映画はオリジナルの1976年版だけ鑑賞しましたが、

原作の良さが出ていると感じました。

 

⑥『コロナ黙示録 2020災厄の襲来』海堂尊著

⑦『コロナ狂騒録 2021五輪の饗宴』海堂尊著

⑧『コロナ漂流録 2022銃弾の行方』海堂尊著

虚構『チームバチスタの栄光』の登場人物たちと、

現実の政治家(仮名になっていますが容易に想像がつく!)の

織り成す小説です。

リアルだけどフィクションで、

フィクションなのにリアリティが散りばめられています。

著者の思いの丈が、

痛いほどヒシヒシと伝わってきました。

ノンフィクション以上に考えさせられる本でした。

 

⑨『くもをさがす』西加奈子著

著者が乳がん告知されてからの、

バンクーバーでの日々を綴ったエッセイです。

 

⑩『僕は、そして僕たちはどう生きるか』梨木香歩著

小説でありながら、

エッセイのようなメッセージ性が強い作品でした。

 

⑪『独り舞』李琴峰著

⑫『獨舞 (Traditional Chinese Edition)』李琴峰著

先に中国語版を読み、

読了後に答え合わせ的に日本語版を読みました。

LGBTQや性暴力の性的二次被害など

当事者の心の声が描かれていました。

久々の中国語原書だったので、

「すごく時間がかかるかなぁ」と

緊張しながら着手しましたが、

読み始めてみたらスラスラと

1日で読了出来ましたニコニコ

『獨舞』は私にとって

215作品目の読了原書となりました。

今後も気負わずに原書も読んだ方がいいな、

と感じましたチューリップ

 

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