電車に乗ろうと
待つこと5分ほど
たどり着いたホームにて
俺の後ろで
制服を着て通学しようとしている小学生の女の子と
そのお母さんがいた
泣き出しそうな女の子と
眉間にしわを寄せて
こんこんと説教をしている母親
その話の進行度から察するに
家を出てから駅に来るまでもずっと
こんこんとした説教はあったのだろうと思う
母「わかってるでしょ、赤ちゃんじゃないんだから!」
母の言い分
しかし、子供は子供
まだ小学校にあがりたてくらいの年齢だと推測される
母「いい? 朝の時間に、ぐずってたりダダこねてたりするような余裕なんて1分もないの!」
どうやら、外出前に母の逆鱗にふれることをしたらしい女の子
母親は、もはや外部の目など気にせず、
周りに内容ダダ漏れで一方的に喋り続ける
母「あんなに聞き分けないなんて、情けなくてしょうがない。お母さん」
ぐっと涙をこらえて説教を聞き続ける子供
ひとっことも発しないというのも、泣かずに堪えてるって言うのもちょっとすごい
母「あなたはお母さんを困らせるためにやってるようにしか思えないわ」
そーこーまーでいう?
聞いているうちにだんだん子供が不憫になってきた
母「泣きそうになるくらい怒られるのをわかっててやっているのは、ただの赤ちゃんでしょ?」
そして電車は到着するが
その電車の中でも説教は続く
母「これから毎日お母さんはアレをなだめて、あなたの身支度をして、こんな思いで外出するの?」
母「困らせるようなことをして、あなた楽しいわけ?」
母「お母さんが毎日毎日、あなたのためにやってることは一体何なの?」
理詰めでこんこんとした説教は続く
電車内だけで20分
子供は泣かなかった
泣きそうだったけど、涙は流さなかった
というよりは
母親に常々言われているんじゃないだろうか
泣くような子は、うちの子じゃありません
的な事を
正直ね、家からはじまって
最寄り駅までの道のり
電車のるまで
そして電車内
おそらく、目的地に着くまで
母親の一方的な説教は続いたんだと思われる
自分だってときどきはワガママな事を言っただろう幼少時代
マイマザーを困らせたことは何度かあったと思う
覚えてないけども…
いや、なによりも
マイマザーはこんなにねちねちっとした説教をするタイプの人ではなかった
なんだったらもう
聞いてるこっちが泣きそうになるほどの大人の内容で
子供は責められていた
周りで聞いてた何人かは思ったはずだ
「もうやめたってや…」
子供はごめんなさいと言わなかった
多分、言った瞬間に涙があふれ出すのがわかっていたからだろう
なんかそういう経験あるわ
ぐっと
ぐっと
母親の
「もういいわ」
を堪えて待っていた
しかし、見ている限り
母の許しの言葉は出ず、
二人は電車を降りていった
俺は母親の眉間のしわを忘れられないわけで…
子供!
強く生きて!
そして、お母さん
もうちょっとこう
お子様を評価してあげてはどうだよ
彼女は頑張ってたよ
母に嫌われたくないから、呆れられたくないから頑張っていたよ
そんな親子を見たためか
本日はオムライスを作ってみた
オムライスって、
タマゴとチキン
トマトとケチャップの
ダブル親子丼だよね
子供、大きくなれよ!