いつも頭の片隅に覚えていた人~kの母親、自死したと言われ | てこてこのブログ

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うちの次男は、小学生の高学年ごろから、反抗期がひどかった。

そして長かった。

それは全部自分の育て方がいけなかったと思う。

 

長男の事で、小さいころから、恥ずかしい思い、我慢させることが多かった。3歳ぐらいからは、長男の療育には連れていけなかったので、いきなり知らないボランティアの人に預け,泣かれることが多く、甘やかしたのがいけなかった。

 

嫌がるのに無理やり中学受験をさせたのもいけなかった。

地元の学校に行かせまた、長男の事で、嫌な思いをさせるのがかわいそうだったから。

 

 

しかし、良かれと思ったのが、すべてあだとなったと思えるほど、次男の中学からの荒くれものぶりはひどく、学校からの呼び出しも毎週のようだった。

 

 

そのあたりから息子の悪友がK君だった。

クラスを学級崩壊させた、2人と言われたり、2人で夜遅くまで遊んで、学年の先生を困らせた。K君のお宅に電話して、どうしていいかわからない!と話したり、息子が誘っているんだと思うとK君の、お父さんに謝ったこともあった。あの時は、息子もとがりまくって、家の中でも暴れ、物は壊すし、手が付けられなかった。

 

当然高校時代も同じようで、ついには校長先生に親が呼び出されることもあった。

いつも頭を下げ、学校に出向くのもつらかったが、先生たちも親身に息子にかかわってくれたおかげで、何とか卒業し大学も決まった。

一方K君は、大学受験をしないと言って、お笑い芸人になると家を飛び出したらしい。

それから息子達が大学生の間は、ほぼ連絡も無くなっていた。

それがこの春久々に連絡があった、K君は公認会計士の資格を取ったから、これからは、自分がおごってやるよなんて、明るく話していたらしい。

 

それを聞いて、K君の親御さんはどんなに喜んでいるか、目に浮かぶようだった。

どこかのタイミングで、K君は奮起して、頑張ったんだろう。

もともとは地頭の良い子だった。

 

それからほどなくしてまたK君から、軽い内容の電話があったらしい。

そしてまるでついでのように「母が自殺したんだ」

 

お母さんは、K君の公認会計士を受かった知らせの後。「これで心置きなく逝ける」

と家族に言っていたらしい

 

そんな悲しいことを言っていたとは。

K君の母がどのような、状態だったのかはわからない。

もしかしたら、何か病気だったとか?メンタルが?も

 

しかしこの世にはもういない。

一時期、息子の事で、本当に悩み苦しんでいたものとして、聞いた瞬間涙が流れた。

 

せっかくこれから親孝行してもらえるようになったのに。

せっかく、せっかく

もう残念でしかない

 

ここからご冥福をお祈りします。