手術から1週間、まだまだ排尿は正常とは思えない。

だが、出血と痛みは少しずつ、確実に和らいでいる様な気がする。

内視鏡による1時間程度の手術と言えども、身体に負担がかかるのか、少し気だるい感じがする。

気持ちの方は元気なのだが、身体が付いてこない様な気もする。

昨日も、足がもつれひっくり返り、危うく怪我をするところだった。

運動不足から足に来たのかも。


病院食は通常食。

軽くどんぶり一杯のご飯が付く。

糖尿病も抱えており、こんなに食べて大丈夫かと不安になる。

自宅では、夜は炭水化物抜きで野菜中心。

病院食は不味いと聞いたものだが、魚、肉と色々出て美味く満腹感も有る。

入院中、この調子だと多分又体重が増えているだろう思ってしまった。


帰宅後、早速風呂にり体重を計ると、逆に入院前より1kg減っている。

意外な感じだ。

毎食カロリー計算がなされ、合計が常に1800kclになっている。

家にいると、菓子や果物を食べるので、意外とカロリーオーバーになるのかもしれない。

病院では全く間食しないので、運動は出来なくても問題は無いのかも。


そろそろ身体を動かしたいのだが、下腹部に力を入れるのがやはり怖い。

傷は膀胱と尿道なのに、腹部の他の部分も痛い気がする。

手術中内臓を引っ張られる感がし、これらが影響しているのかも。

そのせいなのか、今まで経験した事が無い便秘まで体験した。

退院後やっと正常に戻ってきて、ホッとしている。

やっと退院が出来た。

まだ、油断が出来なく常に水分を多く取り、頻繁にトイレ通いをした方が良いそうだ。

トイレに頻繁に通えと言うのは、薬を使っていないので、膀胱内の雑菌を防ぐため対策。

二つ目は膀胱を膨らまし過ぎては、傷跡が切れるのでこれもダメだとか。


11月初め町内のバス旅行が有る。

紅葉を撮影したく楽しみにしていたのだが、トイレ休憩時間の兼ね合いも有り、参加に問題ありと医師は言う。

その次の日は飲み会、これまたアルコールで膀胱が膨らむのでダメと言う。

食事だけにするしか無いようだ。


これからも尿が出るたび心配。

ワインレッドの尿が出れば、即病院に戻って再手術。

ローズならOK。

まだまだ油断大敵。


しかし、今の医療技術凄いと思ったのは、手術前に一錠の抗生物質を飲んだきり。

後は麻酔に関する注射のみ。

術後は全く薬無しで、痛みに対して我慢できない人は座薬を入れるのみ。

昔なら感染を防ぐため大量の抗生物質の注射や、薬を服用したのかも知れない。

その分、楽では有る。


入院中熱が有ったにも関わらず、帰って来ると平熱。

体温計が壊れている訳では無いと思うが。

帰って来て診療明細書を見ると膀胱悪性腫瘍手術と書かれており、残念ながら良性で無かったのは、間違いなさそうだ。



入院生活も後僅か。

未だに出血と痛みは残るが、徐々に良くなっている感じ。

一時は尿意の感覚が無くなり、尿漏れが起こり心配したが、これも改善して来た。

先が見えて来たので、病気の事を子供や近所に話し始めたので、慌てて見舞いが来るようになった。

次男は嫁に話したら、何をグズグズしている、私が直ぐに駆けつけたいと言われ、駆けつけて来た。

嫁は産後でまだ入院中だ。

次男も何で大騒ぎするかと思ったらしい。

そして相手の両親からも電話が妻にあったようだ。

その慌てふためいた原因が、分かった。

叔母を2年位前、同じ膀胱癌で亡くしたようで、特にショックを受けたようだ。

嫁に話さなければ良かったと反省しきり。

次男が我が家に幸せが起こると、時を同じくして実家に問題が起きるとぼやいていた。

早く手術日に生まれた孫の顔を見たいのだが。

もう少し我慢だ。