★11/12(日)統心オンライン講演会2023 第4弾 ファイナル★ | 『なかいま自分教』ガイド

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★11/12(日) 統心オンライン講演会2023 第4弾★

いよいよ今週末の日曜日です、統心のオンライン講演会。
2023年シリーズの4回目、今年のファイナルとなりました。

年初より毎月のように、京都・大阪の定例教室を通じて開拓してきた「顕在化の叡智」を全国の皆さんと分かち合う会です。

今回は「十種神宝」が登場します。十種神宝をヌーソロジーで読み解きます。

精神世界・オカルト好きなら、興味を抱かずにおられない「十種神宝」。

よく知られる「三種の神器」は天孫ニニギがアマテラスより授かった宝物であるのに対し、「十種神宝」はもう一人の天孫ニギハヤヒが授かったもの。

ニギハヤヒはニニギより以前に降臨し、ニニギ~神武のヤマト王権設立に際しては権威を譲り隠れた側であり、それに伴い「十種神宝」もまた「三種の神器」がメジャーになることで隠れた宝物です。

「隠されたもの」ならすぐにでも探したくなる「オカルト厨」にとって美味しすぎる題材。

そんな「十種神宝」・・・「(これを使用すれば)死人も生き返る」というフレーズと共に、最近ではマンガ『呪術廻戦』などにも登場して健全な中二病諸君にも良く知られるものとなりました。

なるほど『呪術廻戦』よろしく、「十種神宝」の本質は「呪術」の様です。


●十種神宝は呪術、その本質はネゲントロピー

日本の民俗学者・折口信夫(1887-1953)は言いました。

「産霊(むすび)は信仰、鎮魂(たまふり)は呪術」

この「十種神宝」が活躍する祭祀が「鎮魂祭」であり、11月の「新嘗祭」の前後、宮中と特定の神社(石上神宮・物部神社・弥彦神社・・・すべてニギハヤヒ系)において行われる。

「鎮魂」を「ちんこん」と読んではいけない・・・何て知らなかった。「ちんこん」と読めば、それは「レクイエム」と同一視されてしまう。

レクイエムはモーツァルトで有名ですよね。いわゆる「鎮魂歌」です。キリスト教カトリックにおいて、死者を悼み死後の安息を祈るために行われる典礼や聖歌を指す言葉。

このレクイエムと「鎮魂(たまふり)」は全然違う・・・というのが折口学の主張。

レクイエムの理解では「たまふり」を本質とする「十種神宝」の呪術にかすりもしない。何せ「死人を悼む」のじゃなくて、「死人を蘇らせる」のですからね。

勘の良いひとは、それって「ネゲントロピー」のことじゃない?・・・と思うでしょう。

おそらくビンゴです。ネゲントロピーであり、フリーエネルギー。というか、生命力そのものでしょう。生命の本質はネゲントロピーですよ。

死んだ肉は放置したら普通に腐りますよね。それがエントロピー。だから生命現象はその真逆です。絶えず更新し、蘇っている。分子生物学者・福岡伸一氏の言う「動的平衡」ですね。


●信仰は受動的、呪術は能動的

「信仰」は、神的現象に対して畏れ屈服することだと言えるでしょう。受動的なもの。

いっぽう「呪術」は、人間側から神的現象にアプローチするものと言えそうです。能動的なもの。

ここがヌーソロジーにおける「顕在化」と結び付きそうです。

顕在化とは、空間認識の転倒によって「作られた側」に閉じ込められていた人間の意識が、自ら「認識の反転」を決行し、「作り出す側」=「神的存在」へと変容していくことです。これぞ正しく「グノーシス」の真髄。


●元ネタは2016年3月に大阪で行われた「NOOS LECTURE 2016」

広宣さんによる2016年大阪レクチャーの最終回。もう7年前です。

ここで披露された「ヌーソロジーによる十種神宝解説」は驚愕の内容でした。

「十種神宝」がヌーソロジーの「次元観察子」の顕在化やその構造と密接に関連がある・・・というか、ほとんど「そのもの」ではないか・・・本当に驚きました。

当時の統心は、まだψ9以降の観察子に対して(実践的に)取り組んでおらず、話を聞いただけで流れてしまいました。ですが、いまは違います。

ψ9~10(2021~22年)と顕在化の道を歩み、いまやψ11(2023年)の途上で格闘中。前回ブログに書いた「伊吹山9合目」・・・意識進化の山頂、最終ステージに取り組んでいるのです。

今回は2016年の広宣さんによる斬新な解説を土台に、統心による気づきを加えた関西ヌースらしい味付けにして、「十種神宝」の全容解明を目指します。

果たして「失われたアーク(聖櫃)」・・・「十種神宝」の十番目ラスト、「品々物比礼」は見つかるでしょうか。


さらに今この時、日本に住む私たちが「十種神宝」を探究し、「鎮魂(たまふり)」を発振することは、此度の「イスラエル-ハマス衝突」が「大戦争」へと発展することの「抑止」に繋がると固く信じています。

※これについては、以下の紹介文で考察の一端を書いております。ご一読ください。


とりあえず、以下、講演会の概要をお知らせします。

ピンと来る方は、気軽にご参加ください。待ってます。

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【2023 川瀬統心オンライン講演会 第4弾】
日時:11/12(日) 14:00~18:00
方法:ズーム・ミーティング
費用:3300円
※オンデマンドで後日視聴もできます(約1ヶ月間)
※当日参加された方も、後から何度でもオンデマンド視聴ができます。
※お申込はこちらのページからどうぞ。

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関西ヌーソロジー研究会主宰
武蔵野学院大学ヌーソロジー研究所 特任研究員

ヌーソロジー研究家であり内在探求者
自分教ガイド・川瀬統心によるオンライン講演

2023年 ψ11「定質」の顕在化シリーズ 第4弾

テーマ:「奥行き」の目覚めと「鏡開き」の奥義
~「十種神宝」をヌーソロジーで読み解く、「11+11=22」を超えていけ ~

●またしても始まってしまった戦争

現地時間10月7日早朝、イスラムの武装組織「ハマス」がイスラエルに対して大規模テロを決行した。これによりイスラエルの一般人が多く殺され、誘拐され、鉄壁のアイアンドームをすり抜けたミサイルはガザ地区に隣接するイスラエル南部の街を次々と破壊した。

凄惨なテロの被害報告を受けて、イスラエルのネタニヤフ首相はすぐに「戦争状態」を宣言。報復攻撃を開始し、予備役30万人を招集してハマスの拠点「ガザ地区」への地上侵攻に向けて軍を進めた。

この衝突により、11/1現在でイスラエルとガザ地区の死者数は合わせて1万人を超えている(11/1 NHKニュース)。イスラエルによるハマスへの攻勢は日々強まっており、毎日のように多くの死者が双方に出ている。


●ユダヤ的精神は「最終戦争」を望んでいる?

ハマスと隣国レバノンの武装組織「ヒズボラ」は共に「イスラエルの破壊」を目的としており、その背後にイランがいることはよく知られている。さらにイランの背後にロシアがおり、また中国との関係も親密であることが知られている。

東西冷戦から冷戦終結後のアメリカ一極支配の時代においては、「強いアメリカ」の傘下にあってイスラエルは中東において軍事的に優勢であった。事実、第1次中東戦争(1948)から第4次中東戦争(1973)まで、全てイスラエルの勝利とされている。

しかし現在は事情が全く違う。明らかに世界は多極化し、アメリカの相対的地位は下がっている。もしもイスラエルによるガザ地区への地上侵攻が本格化し、ヒズボラ~イランと巻きこんで第5次中東戦争にまで発展すれば、イスラエル=アメリカという「ユダヤ的精神の物語」にとっては「最終戦争」になることが想像される。

イスラエルにおいてはそれが「エゼキエル戦争(旧約聖書)」であり、キリスト教原理主義者にとっては、それに「ハルマゲドン(新約・黙示録)」が続く。ユダヤ的精神の原理主義者にとって「最終戦争」とは、汚れた地を清め、堕落した信仰を復活させ、かつて海を割った「モーセの奇跡」を地上に再び顕現するための「必須イベント」とされている。そしてその奇跡は、神ご自身が受肉して地上に降り立つ・・・「メシヤ」の降臨と共に現れるのだ。

このストーリーを「中二病」と笑うことなかれ。あの『サピエンス全史』で世界的に有名になった現代の碩学・イスラエル人の歴史学者ユヴァル・ノア・ハラリ氏でさえ、此度のイスラエル-ハマス衝突の背後にイスラエル側の「メシア信仰」と「陰謀論」があることを指摘している(東洋経済オンライン10/14記事)。

世界は実際にこのような宗教的ダイナミズムで動いており、絶えずその中核には「ユダヤ的精神」(ユダヤ-キリスト-イスラム)が流れているのである。


●「ユダヤ的精神」を中和するべく、要請されてくる「もう一つのイスラエル」

ヌーソロジーの観点からすれば、いま起こっていることは「調整期6500年」の総決算として読み解ける。ヌーソロジー的には既に2013年から「覚醒期6500年」が始まっているが、それは「霊性文明」への移行を意味している。その観点からすれば2012年までの6500年は「物質文明」だったのであり、それを主導してきたのが「創世記」に始まる「ユダヤ的精神」だ。調整期とはそのまま「聖書の歴史」だったのである。

今やその「聖書の歴史」がクライマックスを迎えようとしている。だがそれは決して悲惨な最終戦争であってはならない。そんな極まったストーリーを「中和」する為には、ここに別のストーリーが要請されてくるだろう。そしてそれは必然的にもう一つのイスラエル・・・そう、イスラエルの「失われた10支族」・・・にまつわるものとならざるを得ない。

サウル-ダビデ-ソロモンと三代の王によって統治された「統一イスラエル王国」は、ソロモン王の死後、南北に分裂した(B.C.930年頃)。この時、「イスラエルの12支族」は南朝ユダ王国の2支族と北朝イスラエル王国の10支族へと分かれた。

やがて北朝が先に滅び(B.C.722)、南朝も新バビロニアのネブカドネザル2世によって滅ばされ、生き残った人々の大半が首都バビロンに連行された。

現在のユダヤ教およびユダヤ人の成立は、この「バビロン捕囚」の時代であるというのが定説である。とすると現在のユダヤ人は南朝ユダ王国(2支族と祭祀を担当するレビ族)の末裔であり、北朝の10支族は行方不明となった・・・これが「失われた10支族」である。


●日ユ同祖の「二つの波」と「二人の天孫」

イスラエルが分裂・滅亡した時期と、その末裔が日本に渡来してきた数多くの状況証拠から「日ユ同祖論」が叫ばれて久しいが、日ユ同祖には少なくともそこに時を前後する「二つの波」があったことは想像に難くない。第1波が北朝イスラエルの末裔、第2波が南朝ユダの末裔である。

これに賛同する研究者は多い(例えば神社にある2つ狛犬・・・獅子は南朝のユダ族の紋章、ユニコーンは北朝のヨセフ族に由来している・・・など)。そしてこの「二つの波」は、日本神話における「二人の天孫」に結びつく。それがニニギとニギハヤヒ。

天孫ニニギはアマテラスより「三種の神器」を授かって降臨する。だがそのニニギよりも前に降臨していたのがもう一人の天孫ニギハヤヒ。ニギハヤヒはアマテラスより「十種神宝」を授かって降臨したとされる。

この「二人の天孫」が南朝ユダと北朝イスラエルに相当している。すると北朝の「失われた10支族」は「十種神宝」を連想させる。さらに南朝が実際には2支族+レビ族の「3支族」から構成されていたのだから、これが「三種の神器」に繋がるとすれば、一連の妄想は全て現実味を帯びてくる。


●「十種神宝」を顕在化させよ

「三種の神器」と「十種神宝」・・・その最も顕著な特徴は「鏡」の数である。「三種の神器」は鏡が1枚、「十種神宝」は鏡が2枚。この違いはとても「ヌーソロジー的」であると言えよう。

「1枚の鏡」が「一神教」および「一者性」を表しており、「一つの見方」「一つの尺度」で全体を「統治」することだとすれば、「2枚の鏡」は「自己と他者」の精神を表しており、自他の精神の「産び」によって万物が「生成」されてくることだと読み解けるからだ。

この「統治」と「生成」の働きの違いは、タカミムスビとカミムスビの違いでもあり、そのままニニギ系の天津神とニギハヤヒ系の国津神の働きとしても読み解ける。ヌーソロジーにおける「調整期」とは「統治」の時代であり、「覚醒期」とは「生成」の時代が再び訪れることだから、失われた「十種神宝」の奥義を顕在化させることはヌーソロジストの使命であると言っても決して過言ではないだろう。


●「1枚鏡」の「統治」の時代から、鏡を開き「生成」の時代へ

元ネタは2016年3月に大阪で行われた「NOOS LECTURE 2016」・・・広宣さんによる大阪レクチャーの最終回。ここで披露された「ヌーソロジーによる十種神宝解説」は驚愕の内容だった。

十種神宝が次元観察子の顕在化やその構造と密接に関連がある・・・というか、ほとんど「そのもの」ではないか!・・・だが当時の統心は、まだψ9以降の観察子に対して(実践的に)取り組んでおらず、話を聞いただけで流れてしまった。

しかし、いまは違う。ψ9~10と顕在化の道を歩み(2021~22年)、いまや2023年「ψ11」の年で格闘中である。そしてこの度、「11」の顕在化によって「十種神宝」の奥義がすべて顕在化してくると確信した。それが10個の中で最後の神宝である「品々物比礼」の顕在化である。

「ψ11」の顕在化によって、「十種神宝」はすべて顕在化する。それにより「鏡開き」が起きる。「一者性」と「自我性」を意味する「1枚鏡」が割れて、自己と他者、あなたとわたしで映し合う「2枚鏡」の世界が到来するのだ。

来たる「霊性文明」とは、そのような「2枚鏡」の原理がオモテに出てくる「生成」の時代となるのであろう。


●「11+11=22」を超えていけ

鏡開き完了の象徴数は「11」である(ヌース理論ではψ11とψ*11として表される)。二枚の鏡がともに開かれれば、それは「22」ということになろう。キャッチ22。漢字で書けば+−+−である。ここに本当の主体の姿が双子として出現してくる。・・・(中略)・・・これが真の位置の変換と呼ばれるものである。2013年から開始されることになるこの宇宙的儀式は、2039年までにその行程をほぼ完了させることだろう。
Kohsen blog "cave syndrome" 2006/03/24



今回は2016年の広宣さんによる斬新な「十種神宝」解説を土台に、統心による新たな気づきを加えて「十種神宝」を探究し、「鏡開き」を行っていこう。奇しくも講演会の日は11/12。11月は「十種神宝」にまつわる重要な「鎮魂祭」が行われる月である。さらに前日の11/11が11+11=22であるならば、この日は22を超えていく日でもある。


イスラエル-ハマス衝突に始まり、いままさに中東戦争を経て世界大戦にならんとする「ユダヤ精神の最終物語」を「中和」するべく、ここに「もう一つのイスラエル」を注入しようと賛同する方はどなたでもお越し頂きたい。



ご縁のある方のご参加をお待ちしております。

統心はあなたの中の「変換人」を産み出すお手伝いを致します。

ヌーソロジー・ビギナーの方でも聞いて頂ける内容です。

きっと楽しんで頂けるでしょう。

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