未だに「Audio Midi 設定」について、この古い記事を読んでくださる方が多いことをアクセス解析で知りました。

 

新しい「Audio Midi 設定」第2回目をブログアップしていますので、そのリンクを以下に貼らせていただきます。因みにOSは、macOS Mojaveでの記事でございます。

 

 

 

 

 

 

Mac OSには、サンプルレートの設定で、「Audio Midi 設定」と言うアプリが存在しています。

 
私は、ONKYO DAC-1000をオーディオセンターとして使っていますので、MacからDACへ光ケーブルでデジタル伝送の場合は、以下の様に96kHzのサンプリングレートで使っています。これは、DAC-1000が光ケーブル入力の場合の入力上限レートが、96kHzである為です。
 
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一方で、DAC-1000への入力最高サンプルレートは、USB入力にすると、192kHzまでアップサンプリングすることが可能です。
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今まで、私は、PCからDACまでの距離約3mから、電気的抵抗による信号ロスとノイズを考え、Macから光ケーブルで、DACへ入力していましたが、今日、時間がありましたので、USB接続、光接続とそれぞれにサンプルレートの数値を変えて、試聴をしてみました。
 
先ず、CDの一般的な企画の44.1kHz 16ビットで試聴。
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Macの「Audio Midi 設定」のデフォルト設定は、一つ上の48kHzの32ビット。この設定をさらに高い96kHz32ビットに変えても、大きな音質の変化は感じませんでした。
 
さらに一番高い192kHz32ビットへ変更すると、音が幾分おとなしくなった様に・・・。論理的には、滑らかになり、さらに音のつながり良くなり、高音質になる筈なのですが・・・。
 
音のダイナミズムが減少してしまった様な感じです。それも、明らかに大きな音質の変化ではなく、ややおとなしくなってしまったなぁ・・・と言う程度のもの。
 
あるHPで、この「Audio Midi 設定」をCDの元々の企画である44.1kHz 16ビットにすると、音質が最も良くなるとの記述がありました。
 
今まで、無圧縮の音源をさらに高いサンプルレートでDACへ入力していましたが、試しにCDの元々の企画の設定にして試聴すると・・・、音のダイナミズムが、戻って来ました。
 
不思議なものです・・・、論理的には、最も高音質になる筈の設定から、一番、低い設定にしたのですから・・・。
 
が、しかし、元々録音エンジニアが、44.1kHz 16ビットで、最も良い再生となる様に苦心している訳ですから、Macの場合は、オリジナルのレートで聴くのが良いのかもしれません。
 
この印象は、あくまでも私の個人的な感想で、滑らかな音質が好みの方は、積極的にアップサンプリングした方が良いと思います。特にフルオケのクラシックなどには、アップサンプリングした方が良い様に思います。アップサンプリングすることで、音の強弱がさらにきめ細やかな遷移になるからです。
 
Macユーザーの方は、従来の企画のCDは、「Audio Midi 設定」をデフォルトから、44.1kHz 16ビットに変更して、一度お聴きになってください。
 
もちろん、ダウンロードのハイレゾ音源や、SACDのそれは、それぞれに「Audio Midi 設定」をデフォルトから最適値にしてお聴きになるの方が良いと思います。