第4章 やっぱり大変でした!
事故防止キャンペーン!
もっと自分のことを知ろう!
遭難死の原因の一番は病死である!
日頃運動もしない方がいきなり登山は自殺行為です!
爽やかな笑顔の彼女は
こんな階段、走ってやるーというような勢いで
さっさ上がっていきます!
若さ!うらやまぴー!
私といえば、この有様でありまする!
この上にお寺があるのだけれど
その上を少し登ったところに
右上のオヤジが休んでいる分岐点にいきつく!
そこに本格登山道に入るよー、という看板があった!
いままでのあの急な登山道はなんだったんだ!
でもすぐわかりました!その意味が!
道が全然違う!違うのだ!
風の音が違う!なんか近くに海でもあるかのような
ざわーーーーーーーっ!ごおーーーーーーーーー!
という音が断続的に大音響で聞こえ始めた!
その瞬間!私たちのまわりの全ての木が
一緒にヘッドバンキングしながら、騒ぐのだ!
彼女が近くに海であるみたい!といった!
怖くなんかないとも!
でも、山っていいよね!
圧倒的な厳しさで容赦がないから
人間界に些細な事が、砂粒程度の馬鹿らしいことに思える!
ただ、行ってもらって感じてもらわないと、この恐怖感はわからない!
道もあるのかないのか、そのところまで行かないとわからない!
雪もだいぶん残っていて、しかもアイスバーン状態で
滑って危険だ!
ここで私の体力を考慮して、リード役が私に変わった!
10m進んじゃー!空見上げてやすんで、をくり返し!
ほとんど凍りついた岩場を登っていく!
このころになると、私たち二人は無口になった!
理由は、まず気温がガクンと下がった!
まず氷点下に近い感じだ!
それに足場かなり悪く、
凍った雪と融け始めた氷の上を歩いているような
そんな危険な状態が続き始めた!
おおぉおおい!子供でも登れるって本当か?
岩があんまり安定していないところもあり
小さな石でも落石すれば彼女に当るので
少し距離をおいて這うように岩場を登る!
滑るので、登る体制も変わり違う筋肉を疲労させる!
思うように動けないのである!
私は疲労のあまり、しばらく動けなくなった!
そんな私を包むかのように
陽射しがあたる。
しかしあたっている場所だけ暖かく感る!
でも、いい天気!
風が強いね!
もうかなり高いところに来ている!
のは、みんなにわかるよね!
250m.10分
あと少し!でもどれが道なの?
山頂付近はもう雪一色で
何もかも凍りついていた!
私たちは山頂に着いた!
着いてから確認したのだけど、2時間弱で登ってきた!
これには驚かされた!
意外に早いのである!
少しほっとした!
だが私たちを少し休ませる山ではない!
マイナス3度くらいで強い風が吹き付ける!
吹き出した汗が徐々に冷たくなっていくのがわかる!
残り時間30分を有効に撮影に使うために
まだボロボロな身体を引きずって、ピークに向った!
そこに現れた現実とは思えない風景は
これだ!
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