守護天使(2009日)--カンニング竹山、佐藤祐市監督ティーチイン付 | CINEPHILIA~映画愛好症~

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気づいたら11月。もうすぐ1年終わっちゃいますねー。今月はフィルメックス見に行かれたらと思ってます。

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最近、映画のチェックを怠っていたので、こんな映画があるのも知りませんでした。おいおい、『守護天使』ってタイトルもヤバくないか!?と思ったら…第2回日本ラブストーリー大賞受賞作が原作で(ちなみに第1回は『カフーを待ちわびて』)、『キサラギ』の佐藤祐市監督作で、佐々木蔵之介さんが準主役級で出ているではないですか。急いで、行ってきました。

通勤途中の駅で一日の小遣い500円を落としたサラリーマンの須賀(竹山隆範)。拾ってくれた優しい女子高生の涼子(忽那汐里)に一目ぼれした須賀は、勝手に彼女を守ることを決意。しかし、勤務先のNPO支援塾で担当する引きこもりの大和(與真司郎)が見つけたブログには、彼女が書いたらしいみだらな日々がつづられていて……。(シネマトゥデイ)

『キサラギ』ほど練られたストーリーではないけれど、笑いが絶えない作品でした。お笑い芸人が主役のラブ(?)コメディで、フレッシュな若手(AAAのもう1人の美形)と演技派俳優の味がうまくかみ合い、チームになっているのが楽しそうに見えました。

上映終了後、スポットライトもあたらないうちに「こんばんは。佐藤です~」「カンニング竹山です~」と登場したので、皆大喜びです。お二人はキャンペーン続きで仲良くなったらしく、コントのような掛け合い。沖縄映画祭では、竹山さんが、『ドロップ』で来ていた品川さんを紹介し、佐藤監督の次回作(『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』)に出演してもらうことが決まったそうです。小さな試写室なので、Q&Aもアットホームな雰囲気でした。

Q「主演に竹山さんを選んだのは、どうしてですか?」
監督「デブだからです。外見で決めました」
しかし主役級をやるのは今回初めての竹山さん。真面目に台本を読んで、監督の言うことを素直に聞いて、かなり頑張ったそうです。NGもほとんど出さなかったそう。監督がこだわってテイクを重ねたのは、前半の竹山さんと寺島しのぶさん(夫婦役)の白髪染めで言い合うシーンらしいです。

帰りには、出口で佐藤監督と竹山さんが握手でみんなをお見送りしてくれ、大満足な試写会でした。3人に口コミしないといけないそうなので、久し振りに日記にしてみました。


6月20日(土)より渋谷HUMAXシネマ、角川シネマ新宿他で公開
http://syugotenshi.jp/index.html
満足度:★★★★★★★☆☆☆