こういうドキュメンタリーに、心動かされないばかりか、内心文句をつけている自分が、心配になります…;。
ケニア共和国の首都ナイロビから車で1時間ほどの距離に、人口10万ほどのティカの街がある。そこではようやく空が明るみ始めた早朝、ストリートで生活する少年たちが麻袋を抱えながら鉄くずやプラスチックを拾い集め、回収業者に持ち込んでいく。彼らはスワヒリ語で拾うという意味の“チョコラ”と呼ばれ、人々から差別されていた。(シネマトゥデイ)
作ったのは日本人の小林茂監督。わざわざ小さな試写会で、挨拶していました。雰囲気としては「それでも生きる子供たちへ(2005)」の1エピソードを思い出すのですが…。この映画何が言いたいのか分かりません。どうして体調の悪い小林さんがわざわざケニアに行って映画作ってきたのかも、分かりません(資料読めって?)。貧困?教育?子供のたくましさ?
カメラは、NGO活動をしている松下照美さんについて回って、6人くらいのストリートチルドレンや問題のある家庭を“眺める”だけ。ちゃんと家があるのに、都会で暮らしたいだの言って家出し、鉄くず拾ってお金にして、シンナー吸ってる子もいます。さらに、子供たちが異様にカメラを意識していて、「出演料くれよ」なんてたかる姿まで流されると、観ている方はヒイちゃいますよ;。
主張のなさなのか、編集の問題なのか、観ている私の問題か。
5月9日(土)ユーロスペースにて公開予定
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満足度:★★★★☆☆☆☆☆☆