キング・コーン 世界を作る魔法の一粒(2007米) | CINEPHILIA~映画愛好症~

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気づいたら11月。もうすぐ1年終わっちゃいますねー。今月はフィルメックス見に行かれたらと思ってます。

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全く関係ないのですが、最近ダイエット・コーク(のアスパルテーム)とシミの関係が気になっています。

そんな「食」を考えさせてくれる映画が、アメリカのドキュメンタリー『キング・コーン~世界を作る魔法の一粒~』(2007)です。


大学の親友同士イアンとカートは、自分たちの食生活を見直すべく国内最大のトウモロコシ生産地アイオワ州に移り住み、農業を始める。二人はトウモロコシ栽培を通じて、補助金制度、化学肥料、遺伝子組み換えなどアメリカの現代農業の実情を目の当たりに。さらに収穫したトウモロコシの行方を追って、二人はアメリカ横断の旅に出る。(シネマトゥデイ)


2人の大学生が卒業間際、自分たちの食べているモノについて考えようとアイオワ州へコーン作りに行くところからスタートするのですが、ただの農業体験ではテレビのアイドルバラエティと変わりません。なんでも、アメリカ食文化はトウモロコシ(そして政府の政策)に支配されてるらしいのです。異常なデブが増え始めたのも、ここ30年の話だとか。日本も他人事ではありません。

これって行き当たりバッタリに見えて、構想を最初に練ってあったんだろうな。ドキュメンタリーとしては正統派。主観の押し付けもなく、専門家の話をよく聞く。しかしその中には、確実に問題提起がある。非常に好感の持てるタイプでした。誘ってくれたマイミク様に感謝。


4/25(土)イメージフォーラムにて公開予定
http://www.espace-sarou.co.jp/kingcorn/
満足度:★★★★★★★☆☆☆



そして偶然なのか、4/25(土)は
 『カンフーシェフ』@イメージフォーラム
 『食客』@新宿K's cinema 
と良く似た2本の食映画が公開です。どっちもどっちな印象ですが、アクションがある分『カンフーシェフ』の方がましだったのかな…。