【MHF】狩りばっかーず活動記-6 | とまの軽妙洒脱な毎日を過ごしたい。

とまの軽妙洒脱な毎日を過ごしたい。

新年から気持ちを新たに毎日書いていく……つもりだ。

トマソンです。今回より「狩りばっかーず活動記」では、当猟団の雰囲気をよりリアルに知ってもらおうと思い、試験的にショートストーリー仕立てにしてみることにしました。不評のようなら続けます(^^)v ご意見・ご感想あればぜひ

なお、当作品は1割(?)くらいフィクションが入ってますのでご注意ください……^^


今回の登場人物

とま……狩りばっかーずの猟団長。口癖は「よろしくお願いします」。
真夜(まよ/ラスタ)……とまのラスタ。女性キャラ。オリジナルは狩りばっかーずの猟団員で、その中身はのんきポケモン。

ムササビ……狩りばっかーず期待のルーキー。三度のメシよりHRPが好き。
Fizz……今はなき猟団「科学忍者隊」に所属していた腕利きハンター。一見、いい人のようだがじつは善人。
aik……このお話にはたぶん登場しません。


「まだハイビジョンじゃないの!? もったいないね!」の巻
土曜日のメゼポルタは、週末を思い思いに楽しむハンターたちが平日よりも明るい賑わいを見せていた。
「……また猟団全員オフラインか」
全身を黒いフルフルSP防具で固めた男がため息混じりにつぶやく。3サーバー随一のまったり猟団・狩りばっかーずの猟団長、とまである。
「まあいつものことだしな。これがばっかーずクオリティってもんだ。ていうか誰かいるほうが気味悪いわ。いや全然負け惜しみとかじゃないし。今日も真夜さんとデートだな。よーしパパ絆発動しちゃうぞー^^?」
ぶつぶつ言いながら、求人区に部屋を立てる。そこには「仲間と遊んでいます」の文字。一抹のむなしさを感じつつも部屋に入る。
「さて、今日はどうしようかな。お金は先週逆バサ(逆襲!バサルモス)で稼いだから問題ないし。ソニックボウの数でも数えようかな……」
などと意味不明なことを口走っていると、部屋に誰かが入ってきた。
「ちッス! 今日もよろしくお願いするッス! 自分新人スから!」
狩りばっかーず猟団員のムササビである。PSPで十分狩りの経験は積んでいるものの、新人ゆえにまだHR(ハンターランク)が低い。
「今日もHRアゲアゲでお願いするッス! 自分新人スから!」
「うんいいよ。何のクエ(クエスト)やる?」
「HRP(ハンターランクポイント)がたくさん入るクエがいいッス! 自分HRP好きッスから!」
「そ、そう。じゃあ古龍でいい?」
「いいッス! 自分クエ貼るッス! クシャ(クシャルダオラ)にするッス!」
何にせよ、やりたいクエがあるのはいいことだ。さっそくクシャルダオラ狩りにいそしむこととなった。
古龍、とりわけ下位のクシャルダオラは、これから上位にならんとするハンターにとっては格好の標的である。閃光玉でピヨらせてしまえばさほど怖くなく、それなりに長い時間麻痺もするし、何より入手できるHRPが高い。


二人が狩りを始めてからどのくらいが経過しただろう。午前0時を回ったころに3人目の猟団員、Fizzが入ってきた。
「こんばんは★」
軽そうなチャットだが、キャラクターの外見はいかついオッサンである。そしてたぶん中身も(失礼)。
「こんばんは~^^」
「こんばんはッス!」
口々に挨拶を交わす。
「今、ムササビのHR上げをしてるんだけど、Fizzさんもどうです」
「いいですよ。手伝いマス★ミ」
Fizzさんのいい人ぶりが底なしというのは、広場がドンドルマだった頃からの常識だ。かくして、3人でのクシャル討伐が開始された。彼の活躍はめざましく、このことで一気に狩りは効率化し、あっという間にムササビのHR30試験までもがクリアできてしまった。しかし時間も真夜中となり、もう解散かなといった雰囲気が漂うなかFizzが話をはじめた。
「今日、ハイビジョンにしたんです。あれ、すごいです」
「おお、いいッスよね、ハイビジョン!」
「すごすぎてマツコデ○ッ○○のアップに耐えられませんでした……」
「あ、オ○ラの泉なんかも罰ゲームに近いッス!」
ハイビジョンの話で盛り上がる二人。だがとま家のテレビはハイビジョンではない。
「俺んち、ハイビジョンじゃないんだよね……」
「えっ^^」
「えっ^^」
「いや、うち普通のテレビ」
「まだハイビジョンじゃないの!? もったいないね(゜⊿゜)!」
「誰……@@`」
かくして狩りばっかーずの夜はふけていく。


一方、その頃。
「アップデートしたらゲームが起動しなくなった……だと……」
狩りばっかーずいちの常連猟団員であるaikは、自分がインできないと知るやメッセンジャーを使い、とまに「モンハンが起動できなくなりました><。」とメッセージを送っていた。だが、フルスクリーンでゲームを起動しているとまがその事を知るよしもなかった……。