FC東京より、チケット優待価格の話を頂き、J1リーグ第22節 FC東京vs横浜FCを味の素スタジアムで観戦した。

今年4月に国立競技場で観戦した柏戦と同じくバックスタンド中央を2,000円という良心的な価格で観せて頂いた。

まだ、シーズン中盤とは言え、両クラブ共に残留争い真っ只中である。

降格圏ではないものの、降格圏との差が僅かな16位FC東京と降格圏に沈むブービー19位横浜FCの残留争いの直接対決と言っても良い、そう見ればこそ興味も沸くだろう対戦である。




FC東京は、今季3度目のスタジアム観戦である事に対して、横浜FCは4度目である。

そして、両クラブ共に今季スタジアムでの勝利は、観ていない。
FC東京 1分1敗
横浜FC 1分2敗

開始早々の前半4分に、早くも試合が動く。

櫻川のゴールで横浜FCが先制。

喜びに沸く横浜だが、同時に等々力で観戦した試合を思い出した。

今回と同じく前半4分にユーリ・ララのゴールで先制するも、最後は終盤にンドカの歴史的オウンゴールで川崎に逆転負けした試合だった。

等々力の試合では前半の間に同点に追いつかれたが、味スタでは試合の終盤まで虎の子の1点を守っていた。
後半37分には、FC東京に与えられたPKをGK市川が、ストップした。

そこまで頑張ったのだから、何とか勝ち点3を取りたかっただろうが、降格圏に沈むクラブだけに序盤に挙げたゴールを守り切る事は出来なかった。

後半40分、途中出場の長倉に同点ゴールを決められた。

その際に、長めのVARの確認が行なわれたが、ゴールは認められた。
横浜FCは、VARの加護を受けられなかったばかりか、後半アディショナルタイム9分という厳しい試練が課せられた。
同点に追いつかれたとは言え、勝ち点1でも持って帰りたい横浜FCには重たかった。

アディショナルタイム終盤の攻防で、遂に横浜FCは堪え切れずFC東京に、この試合2度目のPKを献上してしまった。

PKのキッカーは、最初に外したショルツではなく森重が務めた。

森重が、PKを冷静に真ん中の上に決めた直後に試合終了のホイッスルが吹かれた。
森重の得点、90+15分って延長戦みたい。
秋春制になる来季も東京ダービーと横浜ダービーをJ1で存続させるためにも両クラブ共にJ1残留を果たしてもらいたいだけに、FC東京にはドラマチックな勝利の一方で横浜FCには悲劇的な逆転負けだった。

それにしても、実のところたが、この味の素スタジアムでFC東京の勝利を観るのは、2001年Jリーグ開幕戦であり、こけら落としでもあった東京ダービー以来24年ぶりの事である。


この試合が終わった後で、野澤大志ブランドンが欧州移籍する事を知った。


シーズン前半戦を主力選手として戦った選手が、シーズン半ばで欧州移籍するのはJリーグならではだが、それも今季で終わり。

退団スピーチでは、FC東京のタイトルを願っていた野澤大志ブランドンだが、今季に関しては残留争いを勝ち抜く事が先だろう。

クラブが大変な時に去ってしまうのは心苦しい気持ちも有るだろうが、新天地でもレギュラーを勝ち取って活躍してくれる事を願いたい。

1985年10月26日、トーマスが虎(阪神タイガース)デビューを果たした西武球場での日本シリーズ獣王決戦(西武ライオンズvs阪神タイガース)。


6月12日、現在は、ドームに姿を変えてベルーナドームという名称のスタジアムで交流戦獣王決戦を10年ぶりに観戦した。(因みに10年前はプリンスドームだった)


アクセスが分かりにくい&ドーム内はサウナみたいという評判のベルーナドームだが、先ずアクセスに関しては国分寺駅から多摩湖駅まで路線が延長された事で劇的に改善された。

以前は、国分寺から萩山が終点で、萩山から多摩湖へ行く乗り継ぎに注意が必要だった。

同じホームから二通りの路線に分かれているので、違う路線の電車に気を付けなければならなかったが、その心配は解消された。

次に、サウナみたい…に関してたが、別に観戦していて蒸し暑いとか、そんな風には思わなかった。

ドームになってからは、暑い季節は交流戦しか出向いてないが、そのくらいの頃ならサウナみたいではないだろう。

コロナ以降の虎観戦は、2024年8月vs横浜(横浜スタジアム)、2025年3月vsドジャース(東京ドーム)に続いて3度目である。

コロナ以降の虎観戦は、2戦共に完封勝利。2戦共に佐藤輝がスリーランをかっ飛ばしている。

それに、この獣王決戦は、3連戦の2戦を落とした後の3戦目だから、虎戦士達も意地を見せてくれるだろう…、と勝敗に関しては楽観していたが、それだけに失望、失望を観せられた。

■2025/6/12 試合結果
対西武 3回戦 ベルーナドーム
神|100 000 000|1
西|110 200 00x|4
勝:菅井5勝3敗0S
S:平良1勝1敗15S
敗:デュプランティエ2勝3敗0S
HR:森下ソロ11号
神:デュプランティエ-富田-椎葉-岩貞
西:菅井-甲斐野-ウィンゲンター-山田-平良



初回に、森下のソロで先制した時は、盛り上がった。

でも、守備に着く時に虎ファンからの『森下!森下!』コールで、西武ファンが陣取るレフトスタンドに向かってお辞儀は不味いでしょう!
4回裏のレフト前ヒットを捕球する際にバウンドが左寄りに変わって後逸したのはベルーナドームからの手痛いしっぺ返しだったのでは…!
拙守、拙攻が目立った試合だった。

失点したイニングは、何れもミスが絡んだものだった。

初回は、バッテリーエラー後のタイムリー。

3回は、記録こそ三塁打となったが、佐藤輝の後逸とも言える守備だった。

同じ背番号8でライトだった福留孝介だったらシングルヒットで止めていただろう。

佐藤輝は、8回表の絶好の反撃の場面でも牽制死で、反撃ムードを壊した。

コロナ以降の虎観戦で、横浜スタジアムと東京ドームではスリーランをかっ飛ばしてトーマスを喜ばせてくれた佐藤輝だが、この日ばかりはガッカリさせられた。


試合観戦は、残念だったが試合終了後は、フィールドウォークに参加できた。
10年前の虎観戦でもフィールドウォークに参加したが、あの時はデーゲームだった。

ナイターの後でもフィールドウォークを実施してくれるとは思わなかったので、プチサプライズだった。

相手チームのヒーローインタビューと勝利の宴はうざいが、それが終わった後は、良い事があった。







しかし、フィールドウォークはキャッチボール禁止!

虎のユニホームを着た奴等がキャッチボールをしていたのは残念だった。

また、『阪神ファンはマナーが悪い』などと言われるから、やるなら虎のユニホームは外してやれ!って感じだった。


1985年日本シリーズで虎デビューを飾ったトーマスだが、交流戦の西武ドームでは、これで1勝3敗と分の悪い戦績となった。

虎自身も西武ドームは、5連敗となった。

再来年まで、ここに来れないのが淋しい。

東京ヴェルディよりご招待頂き、ルヴァンカップ東京ヴェルディvs柏レイソルを味の素スタジアムで観戦した。

平日開催のルヴァンカップだからなのか!?味スタ観戦の時に入場するいつもの門が閉鎖されていたので、ぐるっと遠回りして正門から入った。

そう言えば、J2時代も正門からしか入れなかった覚えがある。

味の素スタジアムは、公共交通機関を使わずに徒歩で行けるスタジアムだが、正門からの入場しか出来ないとなると余計に歩かなければならないのが厄介である。

ベスト8を懸けた両者の戦いだが、ホーム&アウェーのルヴァンカップ終了後は、天皇杯を挟むが、J1リーグでも日程が組まれていて、同一カード3連戦の初戦でもある。

プロ野球とは違って、サッカーで同一カードが3連戦も続くのは各クラブにとって数年に一度の事だろう。
『同一カード3連戦』は、選手もサポーターも意識しない訳ないだろう。

今季6度目となる招待観戦は、5回だった昨季を早くも上回る。

それが、サッカーでは珍しい同一カード3連戦の重要な初戦なのは幸運である。
両チーム、カップ戦要員がスタメンに名をを連ねるのかな…、と思ったが、両チーム共にリーグでも馴染みの選手が思ったよりも多くスタメンだったので楽しめた。

柏がコートチェンジしてキックオフを迎えた試合は、序盤はヴェルディペースで進んだ。

12分には、ゴール前のフリーキックにヘッドで合わせた谷口のシュートがキーパーのファインセーブに阻まれ、先制ゴールを逃す場面もあった。

リーグでは、上位に付ける柏は、試合が進むに連れてペースを取り戻すと、前後半でゴールを決めて、アウェーながらも1legを優位なものとする。

2-0で迎えた85分に綱島(スリーセンターバック右)が2枚目のイエローカードで退場となり、ヴェルディは試合終盤ながらも1人少なくなった。

180分という試合で考えれば、DFを補充して0-2をキープして2legに託すという選択肢もあったが、守りには回らずに、DFを1人欠けたままで臨んだのは、同一カード3連戦で引く構えは見せないという意気込みを見た気がする。

その結果、後半ロスタイムに3点目を取られたのは仕方ない。


同一カード残り2試合も、ブレずに連勝目指してサポーターと共に突き進んでもらいたい。