とまぴのブログ -6ページ目

とまぴのブログ

オルゴナイトの事、日々の不思議な事を書いていきます。意味が分からないことがほとんどなので、もしわかる方がいたら、コメントして下さい!また、同じ様な経験した方や、意見がある方もよろしくでーす。

おじいちゃんちに住むようになって、2年生になった。


歩いて5分の所に元の家があったから、たまにお父ちゃんには会ってしまっていたけど、平和に過ごせていた。


大好きなおじいちゃんおばあちゃんとお風呂に入ったり、寝るのもおじいちゃんの所に行ったり。


そして夏休み。

お母ちゃんがママさんバレーに学校に行った。

私は友達と遊んでいた。


しばらくしたら、おじいちゃんがバタバタと私を呼びに来た。


早くしろ!

お母ちゃんが事故にあった!

病院行くぞ!


意味がわからなかったけど、それこそ運ばれるように車に乗せられ、大人達の狭間に挟まれるように病院まで行った。

おじいちゃんとおじいちゃんの弟たち、おじさん、おばあちゃんももちろん居て、何だか大騒ぎだなと思った。

ビックリし過ぎて、一言もしゃべってなかった。

病院に着いて、引っ張られてどこかに連れていかれた感じだった。


少し待つと、ストレッチャーに乗ったお母ちゃんが運ばれてきた。

みんなが声を掛けながら近付く。

私を引き寄せて、

お母ちゃん!って呼んでみろ!

って言われた。


声が出なかった。

声を出したら泣き出してしまいそうで、ぐっと堪えた覚えがある。


お母ちゃんは処置室に運ばれ、おばあちゃんが残り、私達は家に帰った。


お母ちゃんは、重傷だった。

よくわからなかったけど、アゴには大きなキズがあった。胸にもキズがあった。そして、意識がなかった。

それしかその時はわからなかった。


その夜、親戚がビックリする位集まった。

話し合いをしている。

意味はわからなかった。

お父ちゃんも来ていた。

深刻な事になってるのが伝わって、どうしていいかわからず、わざと笑ったりおどけたりしていた記憶がある。


私は行き場をなくしたのかと一瞬怖くなったのを覚えている。

離婚して母に付いてきたが母は意識不明。

どうしたらいいんだろう…

お父ちゃんの所に行くのが、みんなに迷惑にならないのかな…でも私はおじいちゃんちに居たいな…

思っていても言えなかった。

大人が決めた事に従うしかないから。


おじいちゃんも、おじさんも、私をここに置くと言ってくれたらしかった。

お母ちゃんが居ないだけで、同じ様に生活出来るようにしてくれた。


だけど、お母ちゃんが居ないだけで、遠慮をスゴくするようになった。ハッキリ覚えている。迷惑にならないように、邪魔にならないように、泣かないように。


数日して、いつも寡黙なおじさんが、お母ちゃんの病院に行こうと言った。

正直、話もしてくれないおじさんと片道30分かかる病院まで行くのはキツいなと思ったけど、断れる訳もなく、行く事になった。

ほとんどしゃべる事なく病院に着いても、お母ちゃんの意識はなく、付き添っていたおばあちゃんと少し話して帰る事になった。

帰りに、病院の売店に寄った。おじさんは、

好きなの何か買ってやるよ。

と言った。おじさんはその頃小遣いも少なくて何か買ってくれるなんて、はじめて言われたので、びびってしまったが、断る訳にはいかないなと、ブドウ味のガムを一つ選んだ。

それだけでいいのか?

と言われ、うなずいて、ガムを握りしめて車に乗った。

しばらくしたら、おじさんが、

食べろよ。

と言ったので、開けて一個食べた。

それは、いとこに分けないで一人で食べていいからな。

と言われた。そうはいかないなと思ったから返事ができなかった。

そしたら、


お母ちゃんがあんな状態で、お父ちゃんがいなくなったからって、悪い事しても怒る人が居ないと思うなよ。


と言われた。

車での会話はそれだけだった。

でも、私にはちょっとこわかったけど、温かい言葉だった。

それを言われて、この家に居てもいいんだなって思わせてもらえた感じだった。

その日から、おじさんは心のお父ちゃんになった気がする。


今、振り替えると、2年生が考える事じゃないね。

確かに辛かった。

でも、ほんとうに辛くなるのはこれからだった。