家族イタリア旅行(その1) | ナンでもカンでも好奇心!(tomamのブログ)

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硬軟取り混ぜた種々雑多なネタについて書いてみようかと思います。
全くまとまりがないと思うけど、それが自分らしさということで。。。

ずい分間が空いてしまいましたが、家族でのイタリア旅行のご報告です。

家族は12/24の夕方にミラノに到着し、私の部屋に泊まって、12/25はミラノで1日過ごしました。
ただ、イタリア人にとってクリスマスは日本のお正月のように家族で自宅で過ごすものだそうで、観光施設もお店もこの日だけは休みというところが多かった上に、家族は時差ぼけもあったので昼寝もするなど、ゆっくり過ごしました。

12/26の朝に、ミラノからローマに電車で出発。

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なかなか快適な電車で、1st Classに乗ると飲み物とスナックのサービスがあります。

お昼ごろにはローマ到着。何はともあれ、荷物を置くため、最初にホテルにチェック・イン。
今回泊まったホテルは、Hotel Alimando Vaticanoという、ヴァチカン博物館の入口の目の前という立地のやや小ぶりなホテル。

とても気持ちいいホテルでした。
ビュッフェスタイルの朝食が美味しかったです。特にクロワッサンは、イタリアに来てから食べた中で一番美味しかったかも。

さて、荷物を置いてまずタクシーで向かったのは、先日テレビで「ローマで一番美味しいカルボナーラ」と紹介されていたRoscioli(ロショーリ)というお店。ホテルのフロントで予約してもらおうとして誰も出なかったので、予期していた通りでしたが、お休み(涙)。

ナヴォーナ広場まで歩いて行って、その近くのレストランで昼食を取りました。
ナヴォーナ広場にあるベルニーニ作「四大河の噴水」。映画『天使と悪魔』で殺人の舞台になります。

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この日の昼食はこんなメニュー。

シーフードのピザ、ハムの盛合せ、トマト系のパスタとカルボナーラ。

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ところで、うちの家族、特に妻と息子はチーズの匂いが嫌いです。ピザは何とかいけましたが、トマト味のパスタも粉チーズがかかっていた部分はダメとか、この後もずっと、食事のメニューに悩まされることになります。Roscioliがもし開いていたとしても、多分チーズの匂いで食べられなかっただろうと。

スパゲッティ・カルボナーラはローマが発祥の地だということで、全部で3回食べてみましたが、たまたまかもしれませんが、どれも美味しくなかったです。チーズの匂いが強いのは仕方ないとしても、卵が固まっていたりして。日本ではイタリアでは使われない生クリームを入れるという違いがあるらしいです。
うちの家族の結論として、「カルボナーラは、日本に限る」(?笑)。


食事の後はパンテオンへ。でもなぜか、開いてない。。。諦めるしかない。


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気分転換にジェラートでも。ガイドブックに載っていた店は。。。開いてない。
それでも近くで開いていた店に入って食べました。Lo Scimmiotto(ロ シッミオット)ってイタリア語で「小猿」という意味のようです。私にはこの絵、「サルゲッチュ」にしかみえませんが、パクリ?

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続いて、妻がガイドブックで見たというお店を探したりしながら(やっぱり一部の店は開いてない)、近くの道をショッピングしながら、サンタンジェロ橋・サンタンジェロ城まで歩きました。

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このあたりで、皆もう大分歩き疲れて、ブーブー言い始めたけど、タクシーが見つからず。結局サンピエトロ大聖堂の前まで行ってようやく見つけて、ホテルまで帰りました。

夕食にまた、ガイドブックに載っていた店まで歩いていったけど、これもまた開いてなくて。。。散々でした。子どもらはどんどん機嫌が悪くなります。ホテルの近くでテキトーに開いていたレストランで食べましたが、そこそこの味で、ほっとしました。


次の日もローマ市内観光。

朝は、まず外から見るだけのローマ時代の遺跡、フォロ・トライアーノ、トラヤヌス帝のマーケットあたりをぶらぶら。

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次いで、ヴィットリオ・エマヌエーレII世記念堂に行き、エレベータで屋上へ。この日は残念ながらモヤがかかっていて、景色はさほど綺麗に見えませんでした。

お隣のミケランジェロ設計のカンピドーリオ広場を通って、

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娘が最も楽しみにしていた場所のひとつ、ローマ時代の遺跡、フォロ・ロマーノへ。

ところが、ここの入場券売り場の効率が悪く、さほどの列でもなかったのに、結局1時間近くかかりました。(今回はタクシーを多用することにしたので、行列に並ばなくていい特典のある「ローマパス」を購入しなかったのが、まずかったか。)これでぐったり疲れてしまい、フォロ・ロマーノはざっと見ただけになりました。

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ところで、今回ローマに来る直前に、こんな本を走り読みしました。
塩野七生『ローマ人の物語』スペシャル・ガイドブック/新潮社
¥2,100
Amazon.co.jp
この本、本来は大著『ローマ人の物語』そのもののガイドブックなのですが、ローマやその他さまざまな土地の遺跡について、同書から引用した歴史的物語を豊富なカラー写真とともに紹介してくれるので、異色の観光ガイドブックとしても高い価値があります。

高校で世界史を取らなかったこともあり、ローマ帝国の歴史なんて本当にかけらほどしか知らなかったのですが、そこにはその時その時の情勢に対応した生身の政治家がいたという、生きた物語として知ることで、歴史を見る目、そしてこのような遺跡を見る目も変わりますね。

複数の人から、とても面白いからと『ローマ人の物語』を薦められていて、次回帰国の際に買って持ってくるか、考え中です。しかし、単行本で15冊、文庫本だと42冊。読めるだろうか、という心配ともに、そもそも重いので持って来るのに苦労しそう。。。


さて、フォロ・ロマーナを出て、コロッセオの真向かいのレストラン(オープンカフェ)で昼食にしました。
嫌な予感がしていたのですが、あまりにも家族が疲れていたので、近くで早く休もうとしたのが運の尽き。案の定、値段が高い上にひどく不味い。その上、お皿は柔らかいプラスチックで給仕が荒っぽかったため、パスタソースを飛ばされました。そのとき、ウエイター(多分インド人)は「ノー・プロブレム」・・・って、おいこら!

それでも気を取り直して、コロッセオに。さすがにここはみんな興味津々で見学。

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次は、お土産の買い物。ということで、タクシーでローマ三越へ。娘は友達へのお土産を買いました。
本物の「真実の口」へは行かないことにしたので、ここのレプリカで口に手を突っ込んで写真撮影。

次の目的地は、スペイン広場。歩いて行きました。
まだクリスマスツリーが飾られていて、すごい混雑でした。

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スペイン階段でちょっと面白い出来事。

うちの子どもたちが妻と階段を下りていたとき、すれ違った高校生くらいのイタリア人(多分)の女の子が、「カワイイ!」というような大げさなそぶりと大声で隣の女の子に話しかけていました。そしてその後で、少し遅れて子どもたちにカメラを構えていた私と目が合うと、恥ずかしそうに笑いながらそそくさと通り過ぎていきました。

親ばかの私の思い過ごしかも、と思っていましたが、帰って写真を見ると、この女の子、確かに息子をじーっと見ていました(笑)。
(↓拡大写真)

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イタリア人は子ども好き・それを行動に出す人が多く、息子はしばしば頭をなでられましたが、ちょっと潔癖症気味のため、見知らぬおじさんの手でなでられるのがイヤで、その後、母親のジャケットに頭をこすりつけてぬぐっていたとか(笑)。


さて、そこからクリスマスのイルミネーションが続いているブランドショップの並ぶ通りを抜けて、トレヴィの泉へ。いよいよ疲れはピーク。

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さらに歩いて、ローマの郷土料理を食べられるということで、ガイドブックに載っていたレストラン"Antica Trattoria Tritone"で、夕食に。雰囲気もよく、食事もまずまず美味しかったです。

唯一、ローマの名物だというので頼んだ、子牛胃袋のトマト味煮込み「トリッパ」 (trippa alla romana)は、予想通り美味しくなくて食べきれませんでしたー。日本でもホルモン系は嫌いなもので。

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3日目は、いよいよヴァティカン博物館。あらかじめ予約していたので、全く並ばずに入れました。

ラファエロの絵や「ラオコーン」の前で。(子どもたちの横の男性は私ではないですよ。念のため。)

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途中の廊下も豪華。そして「ラファエロの間」の「アテネの学堂」。

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有名なシスティーナ礼拝堂は、撮影禁止です。それにしても、スゴイ混雑でした。

続いて、サンピエトロ大聖堂のクーポラ(丸天井)に登ります。まずエレベータで内側の観覧場所に登った後、さらにこんな狭い階段を・・・

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ふーふー言いながら登ると、クーポラの屋上に到着。360度のパノラマが広がります。
いい天気でよかったですが、狭い場所がとんでもない混雑でした。

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ここから降りると、列に並ばずに大聖堂の内部に入れます(『地球の歩き方』からの情報)。
ため息が出るほど大きくて、豪華で、写真には収め切れません。ミケランジェロ作の美しい「ピエタ」。

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こんなところでローマ・ヴァティカン観光は終わり。
遅い昼食を食べ、ホテルに荷物を取りに戻って、電車でフィレンツェに向かいました。

フィレンツェのお話は次回。

それにしても大分はしょったつもりなのに、我ながら話が長いですね。
読んでくださる人に、何かちょっとでも役立つ/面白い情報を織り込まないと申し訳なく思えるので・・・。
(こんなことだから時間がかかります。次回はいつになることか。)

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