『最後の晩餐』 | ナンでもカンでも好奇心!(tomamのブログ)

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硬軟取り混ぜた種々雑多なネタについて書いてみようかと思います。
全くまとまりがないと思うけど、それが自分らしさということで。。。

日本では自民党が圧勝しました。発送電分離は遠のき、原発やTPPの行方もよくわからなくなりました。
民主党の惨敗もひどいですが、未来の党もひどいものですね。
小選挙区制の威力を改めて思い知らされる結果でした。
円安が進み、個人的な懐は痛みます(笑)。

さて。

ミラノに来てそろそろ6ヶ月。
ようやく、レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』を鑑賞しに、サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会に行きました。

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Santa Maria Delle Grazie教会 と、その横の『最後の晩餐』入口。入口は意外に、とっても地味・・・。
ミラノにある唯一の世界遺産です。(ミラノの象徴、荘厳なドゥオーモは世界遺産ではありません。)

ここは予約しないと見れないので、家族がイタリアに来たら一緒に行こうと思っていました。
実は、明日から家族がイタリアに来て、ミラノ・ローマ・フィレンツェと旅行することにしているのですが、旅行日程と予約の状況とから、今回は『最後の晩餐』は見られないことになってしまったため、私ひとりで予約したのでした。

こちらは、15分おきに25人ずつ案内されるシステムなのですが、私の予約は14:15から。事前に受け取っていた予約確認メールには、「許可を取り消されないように、少なくとも20分前にオフィスに来てチケットを受け取るように」と指示があったので、40分くらい前に行ったら、「14時に来い」と。それって15分前・・・。まぁ、イタリアですからそんなものでしょう(笑)。

とにかく、鑑賞へ。
事前に日本語のオーディオガイドを借りました。3.5ユーロ。
待合場所で待っていると、時間が来て14:15の回のチケットを持っている人が呼ばれました。25人のグループのはずだけど、15人程度。この回は日本人は一人だけでした。

もったいぶって(?)3回ほど自動ドアが順に開き、ようやく『最後の晩餐』のある「食堂」へ。
広く細長い部屋の短い壁の片方に、その壁画がありました。

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(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Leonardo_da_Vinci_%281452-1519%29_-_The_Last_Supper_%281495-1498%29.jpg)

夕食を12人の弟子たちとともにしたキリストが、食卓で「この中の一人が私を裏切る」と発言するドラマチックなシーン。裏切り者のユダ(中央のキリストから左3人目)が銀貨を持って描かれています。ダ・ヴィンチの傑作です。

あまりにも見慣れているせいか、こんな風に壁に描かれているのか・思ったより大きい・ついに見た!・・・以上の感動はあまりありませんでしたが。。。
鑑賞時間は15分。オーディオガイドは15分では聞き終わりませんでした・・・これもまたイタリアらしい。
この絵については、さまざまな解説もありますので、これ以上書くことはないでしょう。

聖書の絵(すなわち古い西洋画の大部分)は、その背景がわからないと、面白みが理解できません。
そこでこんな本を買ってみました。解説は短いですが、私の知りたいレベルでは十分。読みやすく、ふむふむと読めました。もちろん最後の晩餐についても書かれています。
聖書の名画はなぜこんなに面白いのか (中経の文庫)/中経出版
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さてこちら、建物の入口の写真でも「地球の歩き方」でも、"Canacolo Vinciano"と書かれています。
この言葉、『最後の晩餐』に対応してないんじゃないかと思って調べると、やはりこれは「(レオナルド・ダ・)ヴィンチの食堂」という意味の言葉でした。

『最後の晩餐』の絵自体としては、イタリア語では "L'Ultima Cena" のようです。
そして英語では"The Last Supper"・・・って、なんか安っぽい。

日本語で『最後の晩餐』と題名をつけた人はエライですね。「ばんさん」なんて、普段あまり使わない言葉だから、おごそかに感じます。もしこれが『最後の夕食』とか、さらに『最後の晩ごはん』だったら、全然ありがたみがなかったでしょう(笑)。

 
さて、鑑賞も終了し、サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会の内部も見学しましたが、ついでに近くのサンタンブロージョ聖堂(Basilica de Sant'Ambrogio)にも歩いて行きました。

ミラノの守護聖人である大司教アンブロージョを祀る教会で、4世紀に建てられ、9~11世紀に再建された建物です。

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今日は、そんな由緒ある建物で結婚式が行われていました。

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パイプオルガンの響きも荘厳で素敵でした。こういう建物が、生きて使われ続けているのですね。
ただ、私のような観光客が周りをうろついて写真を撮っているのは、ちょっと申し訳なかったですが。


最後は、ミラノのクリスマス・イルミネーション第二段。
テレビで見ていると、東京のイルミネーションはスゴイことになっているようで、ミラノの方がかえってやや地味かもしれません。それでも、街中のたくさんの通りが、それぞれに統一した異なるイルミネーションをしているのが面白いです。

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最後はヴィットリオ・エマヌエーレⅡ世のガッレリア。
ドゥーモの横の、これまたミラノの象徴的なアーケードですが、天井部分にこの時期だけの特別なイルミネーションが輝いています。

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