人に薦める本が何がいいか考えていて、ベストセラーを調べてみようと思いつきました。
Wikipediaにぴったりの記事があり、読んでみると色々と興味深くて、当初の目的を忘れて(笑)ひとりでふーん、なるほど、へぇー、と楽しんでしまいました。
面白そうなので、クイズ形式にしてみます。
元記事を読んでしまえば終わりなのですが、よろしければ付き合ってください。
2011年12月13日現在のWikipediaの「ベストセラー」(日本)と「ベストセラー本の一覧」(世界)の記事から問題を考えています。
聖書やクルアーン(コーラン)など宗教関係の本は多くが無料で配布されていて部数がわからないので、除かれています。
【 問題 】 ★は難易度(5段階。私の勝手なランクづけです。)
(1) 単一書籍で世界で2億冊売れている、世界一のベストセラー小説とその著者は? ★★★
(2) 世界のベストセラー第二位(1.5億冊)と第三位(1億冊・同率)の小説を書いた作家は? ★★★
(3) 同率世界第三位のベストセラー(1億冊)である中国の本は? ★★★★★
(4) 同率世界第三位のベストセラー(1億冊)の推理小説とその作者は? ★★★
(5) 日本国内売り上げ第一位のベストセラー(1000万部・同率1位)の小説とその作者は? ★
(6) 世界で6000万部、日本で600万部売り上げたフランスの童話とその作者は? ★
(7) 世界で6000万部発行、映画にもなった2003年発表のサスペンス小説とその作者は? ★★
(8) 世界での発行が1200万部で日本の小説で第一位の純文学と作者は? ★★★★
(9) シリーズトータルで4億5000万部を発行して世界一のシリーズ小説とその作者は? ★
(10) シリーズトータルで世界で1億2000万部を発行された日本一のシリーズ小説と作者は? ★★★★
(11) シリーズトータルで日本国内の発行が7000万部で日本一のシリーズ書籍は? ★★★★
(12) 日本の単行本ベストセラー第四位(およそ700万部)で、女優が書いた本は? ★★
(13) 全著書で累計3億部以上発行の日本第一位の作家と、その代表的シリーズは? ★★★
(14) 日本で文庫本を含めて600万部以上、現在スポーツライターの著者が大学生時代に書いた自伝は? ★
(15) 2009年発売で現時点で270万部売り上げた、最新の日本のベストセラー小説とその著者は? ★★
今日はこのくらいにしておきます。
いかがでしょうか?
以下、解答です。
【 解答 】
(1) 「二都物語」 (チャールズ・ディケンズ)
この本が世界一なんですね。ちょっと意外。
恥ずかしながら、名前しか知らなかったです。
(2) J.R.R.トールキン
「指輪物語」(映画「ロード・オブ・ザ・リング」の原作)が1.5億冊はなるほどですが、
「ホビットの冒険」が一億冊も売れているのですね。驚きです。
私は「ホビットの冒険」を、何かの思いつきでちょっと前に買ったのですがまだ読んでいません…。
(3) 「紅楼夢」
曹雪芹という人が18世紀に書いた小説だそうです。1億冊売れています。
私は全く聞いたこともありません。
『三国志演義』『水滸伝』『西遊記』とともに旧中国の傑作古典小説に数えられ、「中国四大名著」とも言われる、とWikipediaに書かれています。他の三つは知っているのですが、ねぇ。
(4) 「そして誰もいなくなった」 (アガサ・クリスティ)
有名な推理小説ですが、私は読んだ記憶がないです。
そんなに売れていると知ったら、読んでみたくなりました。
(5) 「ノルウェイの森」(村上春樹)
日本を代表する恋愛小説ですね(多分)。
昔に読みましたが、当時は個人的にはちょっとピンときませんでした。読み返そうかな。
(6) 「星の王子さま」 (アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ)
この本は人気ですねぇ。2006年頃、再ブームになり、私も買いました。
(7) 「ダヴィンチ・コード」 (ダン・ブラウン)
キリスト教絡みのスリリングな小説です。
事実と異なるとして物議をかもしたみたいですが、私には面白かったなぁ。解説本まで読みました。
(8) 「人間失格」 (太宰治)
意外でした。私は、高校生の頃に訳もわからず読んだだけですね。
もう一度読み返してみるかなぁ。
(9) 「ハリー・ポッター」シリーズ (J・K・ローリング)
これが世界一だということは多くの人が知っていることでしょう。
私はDVDをそろえているのですが、子供らは怖がって見てくれません(涙)。
(10) 「宮本武蔵」 (吉川英治)
有名であることは知っていましたが、こんなに売れているのですね。
この小説が原作のマンガ「バガボンド」もよく売れていて、面白そうです。私は未読です。
なお、Wikipediaの日本のベストセラーの方には載っていなくて、矛盾しています。
(11) 「細木数子の六星占術あなたの運命」
…これが日本一とは、絶句です。私は全く興味なしです。
(12) 「窓ぎわのトットちゃん」 (黒柳徹子)
自身のユニークな小学生時代、それを許した自由な校風の小学校をつづった自伝的エッセイ。
英訳も82万部売れており、また、発売後20年たっても売れ続けているそうです。
私は発売直後に買って読みました。
(13) 赤川二郎 「三毛猫ホームズ」シリーズ
日本一のベストセラー作家は赤川二郎なのですね。3億部以上って、すごい。(印税も!)
二位が西村京太郎(2億部以上)、三位が司馬遼太郎(2億部近く)。
以下、森村誠一、内田康夫、宮部みゆきと続きます。司馬遼太郎を除いて推理小説作家ですね。
私は、高校生時代に森村誠一にはまりました。他に松本清澄・横溝正史とか。
その後、大学生頃に赤川二郎もそこそこ読みました。軽くて読みやすいですね。
妻はもともと内田康夫のファン。最近は二人とも宮部みゆきをよく読みます。
(14) 「五体不満足」 (乙武洋匡・おとたけひろただ)
発売直後に読みましたが、障がい者の方への見方を根本的に覆されて衝撃的でした。
生まれつき手足がない彼が生まれたとき、お母さまが「まぁかわいい!」と言ったとか。
そのご両親にして、今の明るい乙武氏があるのだと思います。
(15) 「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」 (岩崎夏海)
著者名を覚えていない人も多かったのでは? 私もそうでした。
着想がすばらしいし、小説としても面白く読めて、よくできていると思います。
「もし大企業の管理職が『磯山さやかの「女子マネ」野球主義!』を読んだら」っていう企画を思いついたのですが、誰か書かないかな?(笑)
クイズを作っていて、自分でどんどん面白くなってきました(笑)
まだまだ作れそうですが、あまり数が多くても何なので、このくらいにしておきます。