福島第一原発で、自衛隊ヘリによる放水が行われました。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110317-OYT1T00422.htm
北沢防衛相は17日午前11時半ごろ、記者会見し、「午前9時48分から、自衛隊ヘリにより、東京電力福島第一原子力発電所3号機に、冷却のための水投下を4回実行した」と述べた。
16日には上空の放射線量が多いため実施を断念していたが、北沢氏は17日に実施した判断基準として、「モニタリングの結果、線量は高度1000フィートで毎時4・13ミリシーベルト、300フィートで毎時87・7ミリシーベルトだった」ことを挙げた。今後の冷却作業としては、北沢氏は「警察が放水車両で放水し、自衛隊が消防車両11両で放水する」と明らかにした。
この件は、お昼のNHKテレビでも報道されていました。解説は、大阪大学山口教授。
放射線量が高く、自衛隊員は長時間の作業はできないと(分単位)。
水の量は1回当たり7.5トン(=m3)で4回で合計30トン
一方で燃料プールの容量は2000m3程度かと推定。
4号機のプールには水があることが確認された。
3号機の方が優先順位が高いとの判断がされた。
→ 山口教授:3号機にはかなり少ない(水蒸気があるのでゼロではない)、今日が限界だと推定。
今日が山場になる。
数値に変化は見られず、効果については今のところわからない。
今日の午後、地上からの放水も行われる。
ヘリコプターからの放水をテレビで映像を見ると、ずい分上空からかけているので、どのくらいの割合が燃料プールに届いたかは疑問。数%程度かも。
それでも緊急時の対応として、ないよりはまし。蒸発熱により熱は奪える。
高圧放水車両による放水の予定は、報道のたび、今日の未明→早朝→午前→午後とじりじり遅れている。
作業者の安全確保に加え、悪い影響を起こすことがないか、計画を綿密に立てることは大事なので理解しなければならないが、手遅れにならないように進めてほしいです。
いつものことですが、現場で作業される方々に深く感謝するとともに、安全を祈ります。