血液型と性格 |  「カラダ」と「ココロ」をととのえ若返り! とまりしゅんいちろう のブログ

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「考えて食べる」を実践し、そのうえで「カラダ」と「ココロ」をととのえる健康寿命ナビゲーター とまりしゅんいちろうによる情報パワーステーション

 

 

皆さん、こんにちは。

自ら行う「セルフ・リラクゼーション」で

カラダとココロを整える、

健康寿命ナビゲーターの

とまりしゅんいちろうです。


 

こちらのブログでは、

あなたの食と美容と健康に

役立つ手軽にできて

効果のある情報をお伝えしています。

 

 

今日のブログは、

カラダを元気に」の分野から

現役のお医者さんであり、

作家でもある

久坂部羊さんの「カラダはすごい!

モーツアルトとレクター博士の医学講座」らの引用です。


 

ひとつお断りしておきます。

以下の内容は、あくまでも

久坂部先生の「持論」です。

異論がある、ということも

充分ご理解のうえ、お読みください。

 

 

 

 

血液にはどんなものが

含まれているのでしょうか。

 

血液はまず、細胞成分と

液性成分に分けられます。

細胞成分には、「赤血球」

96%)、「白血球」(3%)、

「血小板」その他(1%)が

含まれます。

 

液性成分(「血漿」)は9396

が水で、ほかに血漿蛋白と

呼ばれる「アルプミン」や

「グロブリン」のほか、

「凝固因子」、糖分や脂質、

電解質などが含まれます。

 

血液検査の項目は、

私が勤務していたクリニックの

検査依頼票を見るだけでも、

250あります。

 

これらの成分をすべて混ぜても、

血液にはなりません。

検査で測定されない成分も

いろいろあるからです。

 

ABO式の血液型は、赤血球の

表面にある「抗原」(免疫反応を

起こす原因となる物質)と、

血漿中にある「抗体」(免疫反応を

担う物質)の種類によって

決まります。

 

ちがう血液型を混ぜると、

「抗原抗体反応」、すなわち

免疫反応が起こり、血液が

固まるのです。

 

抗原と抗体は、AB

二種類です。

 

A型の赤血球にはA抗原

があり、B型の赤血球には

B抗原があります。AB型の

赤血球には両方の抗原があり、

O型の赤血球には抗原が

ありません。

 

一方、血漿には、その逆の

抗体があります(同じ型の抗体

があったら、自分の血液が

固まってしまう)。

 

すなわち、A型の血漿には

B抗体があり、B型の血漿

にはA抗体があり、AB型の

血漿には両方の抗体がなく、

O型の血漿には両方の抗体

があるのです。

 

輸血のとき、AB型はどの型

からもでも血をもらえるという

のは、血漿に抗体がないので、

どの型の血液を入れても

固まらないからです。

 

逆にO型の人は、赤血球に

抗原がないので、どの型の

人にも血液をあげることが

できます。

 

血液型を発見したのは、

オーストラリアの生物学者、

カール・ラントシュタイナー

18681943)で、

これにより安全な輸血への

道が開かれました。

 

ラントシュタイナーはこの業績

でノーベル賞を受賞しましたが、

当人は頑固かつ悲観的な性格

で、いつも不満を口にしていた

そうですから、ノーベル賞を

もらっても、あまり幸せでは

なかったかもしれません。

 

血液型で性格がわかるという

ような話もよく聞きますが、

熱心なのは日本と東アジアの

一部の国だけで、欧米などで

そんなことを言うと、たいてい

驚かれます。

 

もちろん、医学的な根拠は

なく、日本人は迷信深いと

思われるだけなので、

やめたほうがいいでしょう。

 

いつぞや、「B型で短絡的な

ところがある」と釈明にならない

釈明をした復興担当大臣が

いましたが、自分の短所を

血液型のせいにするのは

恥ずかしいことです。

 

 

 

久坂部 羊「カラダはすごい!モーツアルトとレクター博士の医学講座」参照