タフな悪者ピロリ菌 |  「カラダ」と「ココロ」をととのえ若返り! とまりしゅんいちろう のブログ

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「考えて食べる」を実践し、そのうえで「カラダ」と「ココロ」をととのえる健康寿命ナビゲーター とまりしゅんいちろうによる情報パワーステーション

 

 

皆さん、こんにちは。

自ら行う「セルフ・リラクゼーション」で

カラダとココロを整える、

健康寿命ナビゲーターの

とまりしゅんいちろうです。


 

こちらのブログでは、

あなたの食と美容と健康に

役立つ手軽にできて

効果のある情報をお伝えしています。

 

 

今日のブログは、

カラダを元気に」の分野から

現役のお医者さんであり、

作家でもある

久坂部羊さんの「カラダはすごい!

モーツアルトとレクター博士の医学講座」らの引用です。


 

ひとつお断りしておきます。

以下の内容は、あくまでも

久坂部先生の「持論」です。

異論がある、ということも

充分ご理解のうえ、お読みください。

 

 

 

 

胃液は塩酸を含む強力な

消化液で、ペーハーは

11.8の強酸性です。

ゲップのときに胃液が逆流して、

酸っぱく感じるのは

そのためです。

 

強酸性の胃液は、

食べ物に含まれる細菌や

ウイルスを殺す消毒の役目も

果たしています。

 

だから、胃の中には細菌は存在

できないと考えられていましたが、

1983年、胃粘膜に生息する

細菌「ヘリコプターピロリ」(通称

ピロリ菌)が発見されました。

 

それまで胃潰瘍や十二指腸潰瘍

は、ストレスによってできると

思われていました(だから

イライラすると胃が痛くなる)。

しかし、明らかにストレスの

ない人でも潰瘍になります。

 

その原因がこのピロリ菌

だったのです。

 

強酸性の胃の中で、

ピロリ菌が生き延びることが

できるのは、ウレアーゼという

酵素を分泌して、粘膜中の

尿素を分解し、生じたアンモニア

で酸を中和するからです。

 

ピロリ菌がいると潰瘍が

できるのは、粘液の防御効果

を弱めてしまうからです。

 

そもそも胃が胃液で消化

されないのは、粘液で粘膜を

守っているからで、それが

障害されるために潰瘍に

なってしまうのです。

 

ピロリ菌は潰瘍以外に、

がんとの関わりも深いので、

菌を持っている人は抗生剤で

除菌したほうがいいでしょう。

 

日本人の感染率は

年齢とともに増加し、

30代は20%ほどですが、

60代以後は6070%に

達します。

 

ピロリ菌の感染経路は

口からで、感染者の糞便

手指→食べ物→口の

経路が多いので、手洗いは

励行すべきです。

 

ピロリ菌を持っている親が、

赤ん坊に口移しに食べ物

を与えることでも感染します。

 

以前は、胃カメラの消毒が

不十分で、検査によって感染

することもありましたが、

現在では十分に消毒されて

いるので、そのようなことは

ないはずです。

 

 

 

 

 

 

久坂部 羊「カラダはすごい!モーツアルトとレクター博士の医学講座」参照