カンチャナブリ県楽住村の周囲数十キロは何もない山の中。主催者・三戸谷彰彦氏は、前にこんな事を言っていた。「チェンマイが良いと言いますが、周りは山だらけです」 「山なんか3日も見れば飽きてしまいますよ」 「日本人は水辺がいいんですよ」と、Np県の物件の良さを強調していた。今の彼のHPは、手の平を返したように朝晩の山脈の眺めの良さを強調し、カンチャナブリ県の観光地の宣伝で埋め尽くされている。何故か?周りは何もないからだ。生活するような場所ではない。不便で仕方がない。そこをまるで、パラダイスのような場所と宣伝して売る才能は見事だ。これが彼の人間性である。
わたしが3回来タイし、17日間滞在した頃は、三戸谷氏とA氏の2軒と建築中の1軒と?プーム(祠)。そして、共同施設は工事中、周りは一面草茫々。その中に何故かやたら多かったのが放し飼いの鶏。40羽超はいたろう。そして、これを狙ってやって来る野良犬。他にガチョウ2・ホロホロ鳥2・番犬に買ったという子犬2。夜になるとナキトカゲが・・・「トッケイ」とか「ゲッコウ」と鳴く、30センチを超すけっこう大きなトカゲ?(見た目はヤモリでトッケイヤモリというらしい)がいる。A氏の各部屋には、チンチョウ(10センチ位のヤモリ)が10匹位いるという。黙って潜んでいればいいものを、こいつも蛙のようなきれいな声でコロコロと鳴く。気が付けば、白い壁やタイルの床の上に転々と・・・。ある朝、やたら早起きでうるさい鶏どもに起こされ、歯磨きをしようと思ったら、コップの中からヤモリが飛び出してきた。おもわず、「この野郎!」と下を見たら??今度はサソリが壁に張り付いていた。
食事の時間になると、主催者から声がかかる。1日3回毎日通うことになる。ここは、もと畑。雨が降れば道はドロドロ。車で迎えに来たりするが、笑えない。車もはまるので近くまで来ない。結局足はドロドロになる。村に綺麗な水の流れなどないから、蛍などいるわけがない。しかし、ハエはごまんといる。下水の設備があるわけもなく、残飯は垂れ流しだからだ。食卓では、ときにはパンツ一丁で人前もはばからず、ハエたたきで追っ払っている。ある日の晩飯では、羽根アリの大群に襲われた。大急ぎでテーブルを持って、ベランダから部屋へ引っ越し。それでもスキマからブンブン入ってくる。灯りを消してどうにか食事を終える。床には掃いて捨てるほどの羽根アリが・・・トイレ等は浸透桝だが何年もつだろう。
最近の村には、借り逃げした借金で造ったプールやレストラン・睡蓮池など共有施設ができている。彼は「リゾート気分で」というが、ほど遠い。彼が送ってきた無神経なプールの写真を見れば分かる。一面アオコ(藍藻類)に覆われている。熱帯の太陽の下で、水質管理の仕方も分からないまま造ったのだ。WHO (世界保健機構)からは、アオコの持つ毒性が報告されている。高齢者にとって健康にいいわけがない。大地の精霊を祭るプームも一応建ててはいるが、彼自らお参りしている姿はもちろん、タイ人妻が、出入りしているタイ人職人がお参りしている姿を見たことがない。何故睡蓮池なのか?水はヘドロで周りは草茫々。日本人感覚なら、錦鯉でも見える水質管理をするところだが、そんな考えはないようだ。全てがこの調子で、整備管理をしないのだ。一軒当たり共同施設建設分担金として約130万円、さらに毎月楽住村維持管理費として約22,860円取っているにもかかわらずである。
観光地も買い物も自由に行けるわけではない。彼にお伺いをたてて行くようでは不便この上ない。地元の人との触れ合いなど、人と人の交流が生活の幅と深みを増していく。庶民市場での毎日の買い物と会話などが異国での楽しみとなる。しかし、彼にはこういう考えは皆無のようだ。一軒当たり共同使用送迎車両分担金として約74万円、毎月共同自動車維持管理費として約17,140円取っている。運転手や作業者を雇わず、自分の生活費に当てているのだろう。タイは熱帯性気候。彼は「長生きできる」と言っているが、細菌やウイルスも活発なのだ。日本人の平均寿命は、男79才・女86才。タイ人は、男66才・女73才。20年前の日本人の平均寿命は男76才。タイ在住20年を自慢している彼は70才・・・こんな彼が「お世話します」と言っているが、大切な老後を任せられるだろうか?