基本的に、二人の間に意思の疎通が可能なだけの、共通の語学力がなければ、問題は解決されない。しかし、行きずりの短期の恋愛(擬似恋愛)では、言葉の問題は小さくなる。ボディーランゲージや、笑顔だけで十分な場合もある。
面白いのは、もっとも調和のとれた異文化間結婚のケースが、山岳部族と外人のカップルに見られることである。ある人は、異文化間の恋愛に「話す」ことはいらない、とさえも言っている。
タイの女性は、しばしば、間接的な伝達方法を使う。ヒントや、サインや、シンボルなど使うし、友達を通してメッセージを伝えたりする。きちんとしたタイ女性は、直接なにか物事を頼んだりすることは、慎みが無いと考えるし、彼女は、それが断られて、面子を壊されるのを嫌がるのである。彼女のヒントは、非常に女っぽく表現されるので、それを解釈し応えるのは、男性側の責任になる。
結婚を前提とした場合、失敗しないためには、それなりの努力が必要になる。それは3つの観点から、相手をよく知らなければならない。
①「対話」して、相手の考え方や、能力・家庭環境・教育レベル・お金・趣味など、いわば、知識として確認できる事柄が気に入ること。
②「態話」というのは、その相手の姿(容姿)・雰囲気・笑い方などから、自然に沸いてくる感情で、その相手と一緒にいたいと思うこと。いわゆる感情・感覚で気に入ること。
③「体話」して、相手から気持ちよくしてもらったり、相手を気持ちよくさせたりすることは、情緒を安定させる意味で、最も大事なことである。心と体は繋がっている。
特に③の場合、古くから「セックス」がクローズアップされ、「生殖」か「快楽」かといった、二者択一を迫る考
え方が有り、今でもその名残りとして「結婚するまでは、ノーセックス」という考え方がある。しかし、触られるのも厭だとか、性的喜びが感じられないといったことが、結婚したあとで分かった場合、それは結婚の悲劇であり、それがもとで浮気や離婚に結びつくケースがある(最近、増加しているセックスレスやセックスの相性が悪いなど)。セックスも結婚するからこそ、必要な「体話」の一つであり、結婚前に相手との相性を知り合うことは大事なことである。


