礼金のルーツ
礼金の生まれた背景に関しては諸説ありますが、以下のルーツがあるようです。
1923年に起きた関東大震災以降に発祥
関東大震災で多くの家屋が倒壊や火災などにより、住環境を失ってしまいました。
住む家を失ってしまった人々が続出し、貸家を借りたくても空き部屋がなかなかないという時代に、家を失った人々に対し優先的に家を貸してくれた大家さんに、お礼として支払ったお金が礼金の始まりと言われています。
1945年の終戦以降に発祥
こちらも上記と同様、戦後焼け野原になってしまった日本では、多くの国民が住む家を失ってしまいました。そんな時代に大家さんに住む家を借りる時に、感謝の気持ちとしてお礼を払う慣習が生まれ、礼金の文化が根付いたそうです。
これらが最も有力な説ですが、他の説としては高度経済成長の時代に上京する学生の親が「息子が厄介になります・よろしくお願いします」という気持ちを込めて大家さんに送ったお金が礼金のルーツとも言われています。諸説いろいろとありますね。
いずれの説もかなり昔の時代まで遡りますが、ちょうど100年前でしたか、関東大震災は![]()
今は、当たり前のように新築物件でも敷金・礼金共に0の物件がある時代になりました。
日本全国どこをみても、一部の都会以外は人口減少の時代で、借家も余っていますので、当然といえば当然かもしれませんね。
礼金の考え方(オーナーの立場)
さて、今回の1棟目の新築アパートについて、どう考えるかですが、アパートオーナーの立場としては、入居者からは「獲れるものは頂く、ただし無理は一切しない」というスタンスです。礼金は、家賃の1か月分と同額になるため、
礼金なし即入居
と
礼金1か月の1か月後の入居
が同じ家賃収入になると考えています。
結果は同じですが、現状は、新築のため早期満室稼働を目指しているのと、賃貸需要、マーケット調査もそれ以上に大切と思っているため、できるだけ問合せ、内覧希望が増えるよう初期費用のかからない礼金0の条件で募集中になります。
今回、既に申込みが入っている部屋の中に法人契約が1件だけあるんですが、管理会社が上手に交渉をしてくれて、法人借上の規約もあったと思いますが、唯一礼金を頂いての契約になりました。入居される法人様と管理会社に感謝ですね![]()
先の話ですが、満室稼働後の2巡目の募集では、礼金について管理会社としっかり打合せして、また決めたいと思っています。
ではまた![]()